芥川鶯鳴の作品倉庫

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種儒の言葉


その種が、なんの花か知れねども・・。
かれ地に花を咲かせましょう。

いつ咲く花かも、知れねども。

父の残した言葉のツタの、種を蒔いてみましょう。

天に届く、ツタなれば、きっと花も美しい。
かれ地に花びら舞う時は。

父が私を迎えてくれて、
人魚のなみだは声を取り戻し。

かの地に私は入りましょう。
大地の花嫁として。


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