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Nov 19, 2004
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「大したことじゃないんだけど、奈里佳が現れて集団変身事件が起きた2日前のあの日、確か矢島君はその直前に、気分が悪くなって教室を出て行ったわよね?」
 まずは事実確認をする夏美。しかしその目は獲物を狙う肉食獣の目だった。
「え、う、うん、確かに気分が悪くなって教室から外に出たけど、それがどうかしたの?」
 夏美の質問が何を意図して行われているのか予想がつかなかったが、これは【やばい】ということだけは克哉にも理解出来た。というわけでとりあえず事実を認めたが、夏美が知っていること以上の情報を与える気はさらさらない。
「奈里佳の正体なんだけどね……」
 わざとゆっくりとした言い方をする夏美。その言葉を聞いている克哉にしてみたら、まるでもう針のむしろに座らされているかのようである。
「奈里佳の正体?」
 ともかく克哉はあの日、教室を出てすぐに奈里佳に変身しているのだ。自分で考えると、克哉以上に怪しい人物はいないだろうと思えてくる。そんなこんなで克哉は平静を装っていたが、その表情の下では冷や汗をだらだらと流すことになった。まあ、精神的にだけど。
「矢島君がこの教室を出てから、すぐに奈里佳が入って来たのよ。分かるでしょ、矢島君」

「どういう……、ことかな?」
 克哉はそれだけを言うのが精一杯だった。
(どうしようッ!? ばれちゃってるよ~ッ!!)
 表面は平静を装いつつ、克哉は心の中で奈里佳に助けを求めた。
(何をおたおたしてるのよ。はったりに決まってるでしょ。とにかく落ち着きなさい)
 奈里佳はまったく動じていない。なぜかその声を聞くだけで、克哉は奈里佳の落ち着きが自分にも伝わってくるかのような感覚を味わった。さすがに二心同体。
「つまりね、矢島君が教室を出てから、入れ替わるようなタイミングで奈里佳が教室に入ってきたわけよ。なにかこう、タイミングが良すぎると感じるんだけど、これって偶然なのかしら?」
 ジッと克哉の目を見つめる夏美。緊張した空気がふたりの間を流れる。
「偶然……、だと思うんだけど。それよりも島村さん、僕に何を言わせたいの?」
 あくまでもしらを切る克哉だったが、この言い方、聞きようによっては『自分は何かを知ってますよ』と受け止められなくもない。
「別に何もないわよ。ただ、私は事実を知りたいだけ。それだけのことよ」

(どう、ユニ君、何か反応は出た?)
 克哉に対して口を閉じた夏美だったが、頭の中ではユニ君に話しかけていたのだった。
(今のところ微弱な量子反応は出ているが、変身現象の後遺症が出ている他の生徒達に比べて際立った反応というものはない。精神の動揺による発汗と体温上昇も正常範囲内だ。出来るなら、もう少し揺さぶってみてくれないか?)
 落ち着いた声で答えるユニ君。昨日は自分を構成するナノマシン群の大半、つまり夏美の脳神経系と融合していないナノマシンの全てが中津木警察署に出かけていたので、センサー類の大半が使用不可能だったのだが、今日は万全の態勢らしい。
(分かったわ。じゃあ予定通りに行きましょう)





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Last updated  Nov 19, 2004 07:26:23 PM
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