2025.08.02
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カテゴリ: オーディオ関連
​​ ​★ もしかしてBEST BUYか? OTAIRECORD:HTT-1100 巻 ★


CDやMDもほんのたまにですが聴くことはありますが、それらの枚数に比べ圧倒的に少ない「LP」はせいぜい20枚程度でしょうか。でもその比べようもない美しさから私の書斎には以前にも書きましたがLP専用のディスプレイ(フレーム)が壁にセットされ昔愛聴して手元に残ったフェイバリットアルバムを飾っています。

​そしてつい先日以前から欲しかったまさに「待望のアルバム」がわが書斎にやって来ました、これなのです...​

Phoebe Snow

やっぱりCDと違って味がありますよねえ...^^。
Phoebe Snowの第1作目にして彼女のベスト&代表作と思っている「Phoebe Snow」です。

このアルバムは全編を通して”アフターアワー”​をほうふつとさせるJazzyな雰囲気で満ちた統一感のある傑作なんです。このあと後半のアルバムは良くも悪くもPOPSやSOULなど彼女のルーツ的なサウンドを追求していく格好で「歌声」もソウルフルなものへと移行していき...悪くないのですが私的には少しずつ離れてしまいました。
とにかくこのアルバム「Phoebe Snow」は代表曲の「Poetry Man」をはじめどの曲もしっとりと心に響いてくるような歌ばかりで大好きなんですよねえ^^。著名なジャズマンたちもしゃしゃり出ることなく彼女の歌声をしっかりサポートしてくれていて好感が持てるし、とにかく最高なんです(笑)。
このファーストアルバムはCDでも最近は手に入れにくくなっておりますが、私のCDライブラリーにはこれを含め「Rock Away」以外のアルバムはすべて揃っているんですがやはりヘビーローテションはこのファーストですよねえ。

そんな傑作LPの取っ掛かりを得てとうとうこれを手に入れてしまいました...

HTT-1100


これは絶妙なタイミングで見つけてしまいました、以前から1万円前後でプレイヤーは買えると思っていたのでいつでもいいかななんて思っていたんですがTechnicsやDENONなどと比べても「仕様的にもベストで安価」なこの最近発売になった「HTT-1100」を見つけてしまったのですよねえ^^。
名古屋のOTAIRECORDというところが作ったものですが、とても良くできてます、詳細については上の写真のリンクを辿ってご覧いただければ一目瞭然かと思います...26,800円は絶対安い!。

久しぶりにレコードプレイヤーそれもけっこう本式なもの...いよいよ書斎の防湿庫をライティングデスクの下へ移動させて、昔取った杵柄ではないが楽しいセッティングに入りました...

HTT-1100

事前にアンプの裏に接続しておいたRCAケーブル(BELDEN 88760)とアース線それに電源アダプターからの接続ピンです。なにせプレイヤーをセットしてから裏の配線は30kg以上あるTAOCのラックは動かせないのでプレイヤーを乗せる前に重たい(プレイヤーの下になる)天板を外してアンプにセットしておきました。
それぞれプレイヤーの裏に接続します...、ちなみにアンプのフォノイコライザーを使用しますので切り替えスイッチは「LINE」ではなく「PHONO」へセットしてBluetoothは「OFF」に。

HTT-1100


さあそれらしくなってきました...^^。

HTT-1100

そしてずっと昔に慣れ親しんだ「針圧」と「アンチスケーティング」の調整に入ります。トーンアームの並行・バランスを取ってから適正針圧3.5gにセットして、アンチスケーティングの目盛りもそれにあわせます。

HTT-1100

さあ何十年ぶりでしょうか、アンプ「A-04」のインプットセレクターを”PHONO”に、そしてPhonoイコライザーの位置”MM”を確認しておきます...なんかドキドキしますね(笑)。

HTT-1100

この「HTT-1100」の優れた点はたくさんあります、電源ONにして回転数を合わせてスタートボタンを押し針をレコードに落とすわけですが、トーンアームがアームレストにあるときは音声信号がOFFになるんです...いわばグランドノイズ対策もしっかりされてます。

[2025/08/02追記]
メールにて確認したところ時間をおかずすぐにTELにて御返事をいただきました...結果としては「7インチレコードにて不具合が生じたため、現在はこの機能は外しました」とのこと。ホームページからもすぐにこの項目を削除いたしますとの素早い報告をいただきました...凄いスピーディなリアクションで驚きました^^。

HTT-1100

さらに加えてご覧のように暗い中でも針が落としやすくなるように小さなターゲットライトやアームリフターまで付いてます。
さていよいよ針を落として音出しをしてみます...すると左側にあるストロボライトに照らされたターンテーブルのドットが安定していない(止まって見えない)ことに気が付きました。
もちろんこのプレイヤー優れモノで将来のベルトドライブ用のベルトが伸びたりした時のために「ピッチコントローラー」が付いているのですぐに調整可能なんですが、メーカーが教えてくれた裏技を一つ披露しましょうか...^^。

​[初期状態でピッチが狂っている場合の対応策]​
まずはBluetoothのマークが付いたストロボの上部の蓋を優しく外します...けっこう固いので注意が必要、ケーブルを切らないように。

HTT-1100

上の写真のように開けられたら33回転の場合は写真内部下側の白いマイナスドライバーで回せるポールを回転する最上段のドットが止まって見えるように回して調節します... ​​ 上側が45回転(2段目のドットに合わせる)で下側が33回転用の調整ネジになっています ​​
これで初期調整はすべてOKとなりました、準備OKということで...

まず初めにかけるレコードといえばこれだ!

HTT-1100

音も良くて大好きなアルバム、ロバート・プラントのソロアルバム「The Principle of Moments」。

HTT-1100

​★ いやいやとても良い音でなりますぞ! 

ケーブルにも拘れるので今回は最初から”何も足さない、何も引かない”「BELDEN 88760」を使いました。まあこのプレイヤーはこの値段で初心者にはもったいないくらいになんでもありだ。
ユニバーサルアームなのでカートリッジをとっかえひっかえも可能だし、前述したようにケーブルにもこだわれるし至れり尽くせりのプレイヤーと言えるだろう^^。

それにより現在の私の「Music PC」を中心としたオーディオシステムは以下のようになりました...

Audio System

とうとうアンプの入力端子はこの「Phono」が繋がりすべて埋まる形になりました、MDプレイヤーも接続されてますが、接続図に記入されないがごとく残念ですがこれから出番はより少なくなるでしょうねえ^^;)。

実は今回のLP(アルバム)は私の勤務する書店の問屋が企画した店頭での「中古レコードフェア」で手に入れたもので、ついでにめぼしいものを他にも4枚ほど仕入れています...

Vocal
​《 Vocal Album 》​​
​​ Jazz
​《 Jazz Album 》​
懐かしいですよね、これどれも618円~1,980円で手に入れたんです。たぶんレコード本体には傷などがあるのだろうと思ったのですが、618円の《Vocal Album》2枚の方でさえ傷なし・歌詞カード・帯付きでその上ジャケットの状態もスレ・角打ちなども皆無で信じられないほど上物でした...まさに飾るには最高の一品たちです(笑)。
《Jazz Album》の方はさすがに若干の色褪せが見られるチック・コリアの「PIANO INPROVISATIONS VOL.1」(スクラッチノイズあり)ですが、ソニー・クラークの名盤などはVocal Album同様にきれいそのもの。
そして肝心のレコード盤の状態に至っては今回仕入れた5枚のうち4枚には目に見える傷は皆無、きれいなものです...ほんと驚きますよね。

所有枚数からすればプレイヤーの使用頻度はそれほど高くはならないだろうが、この値段でこれだけの良品が手に入るのだからまず後悔はないと言っていいだろう。
ある本によると2年ほど前からレコードプレイヤーの販売台数がCDプレイヤーのそれを上回ってきたという、それこそ若い層にも「新鮮」と受け入れられてきたということか。
だからこそこういう安価でも優れたレコードプレイヤーが登場し始めたということだろう。
逆にこんな良いプレイヤーが手に入ったのだからレコードがこれから増えそうで新たな悩みになりそうだ...今回はそんな楽しい話題でした。

2025年7月 自宅にて
#Phoebe Snow
#HTT-1100





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Last updated  2025.08.03 22:17:15
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