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2019.04.30
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カテゴリ: 50防災対策

ここで、ちょっと原点に戻って地震発生からのイメージを想定してみます。これは、あくまでわたし自身が、東日本大震災などで感じたことを踏まえて想像したものです。そうでないと、何が必要なのかが見えてこなかったからです。その前提でお読みいただきたいと思います。

<想定① 地震発生からの家の状況> 想定したイメージです  家は残った

地震は夜中の 2 時に起きた。今まで経験したことのない大地震で、震度 7 クラス以上の地震だと思う。すでにこの時間にベッドで寝ていた。年のせいか 2 時間位ごとに眠りが浅くなるが、そのときだったのですぐ目が覚めた。昨日はお酒を飲まない日だったので、正気だが、酔っていたらと思うとちょっと心配になった。揺れがすごいので、立ち上がることも、動いて階下に降りることもできない。そのまま頭に枕をのせて、ふとんをかぶって横になっていた。 wife も目が覚めていた。「こわいこわい」と震えている。ベッド横にはライト、ベッド下には運動靴がおいてある。ヘルメットは購入していたが、階下の納戸にしまってあるので、使えない。無事に過ごせたら、寝室に1、階下に1、合計 2 /1 人用意しよう。すごい横揺れである。寝室には小型のタンスが 2 つあるが、それがベッドにぶつかってきた。 5 分くらい様子を見た。ゆれが断続的に続く、震度2~ 3 くらいの体感震度である。ゆっくり起きた。ベッド横に置いてある小型の懐中電灯をつけてみた。家の 電気は点かない。 家はすでに停電になっていた . 。家全体が「ぎしぎし」きしんだ音が絶え間なくしており、崩れるのではないかと恐怖感で一杯だ。階段は支障なく使える、慎重に1Fに降りてみた。外は暗くてわからないが、特に、家が崩れたような音も振動もない。防災用に購入してある乾電池式の「ランタン」を居間、玄関、台所に置いた。

まずは、着替えだ。wifeと行動を共にした。お互いの安全確認が直ぐできるためだ。1 F の納戸のタンスは転倒し、上部に保存していた物がすべて床におちていた。今の時期は、冬物と夏物がたんすにあるので、何とかひっぱりだして、長袖のポロシャツを着た。怪我の防止のためだ。着替えをしながら「下着は何枚持って出ようとか」考えている。どうも「あれこれ」考えてしまう。靴も履き替えた。本当は底が厚く、つま先が保護されている作業靴が望ましいと思ったが、ないものを考えても仕方がない。次に、必要な防災の用具ヘルメット、非常持出袋を居間の 1 か所に集めた。


(防災画像を転載させていただきました)

家のほかをすぐ点検してみた。点検していると、今いる居間のガラス戸が「ガシャン」という音とともに、ガラスが 2 枚破損した。風が入ってくる。雨風がないので助かるが、台風みたいな時だったらと思うとぞっとする。「窓ガラスの応急処置はどうしよう」離れて住んでいる「子供たち家族は大丈夫か?」など考えている、どうも「あれもこれも」次々と考えてしまいことがあり、混乱してくる。今は 5 月なのでそれほど寒さは感じない、これが冬の時期だったら寒さをしのぐことが必要になる。家にはカセットコンロで使うイワタニの「風暖」があるし、ガスボンベはまとめて 48 本購入した在庫がまだ 30 本あるので当面は大丈夫だ。 1 本のカセットで1 H 1.5H 持つので、とりあえずは、厚着をして当面の寒さをしのぐつもりだ。水もすでに止まっている。トイレも水がでない。また、カセットコンロがあるので、備蓄の飲料水でお湯を沸かすこともできると思うとちょっとほっとする。



(防災画像を転載させていただきました)

居間の書棚は、地震対策として上部、上下の金属の固定をしていたため、転倒していないが書棚の中の本や置物は、ガラスの扉をこなごなにして、外に飛び出ていた。やっぱり、飛び出し防止の備えをすればよかった。トイレも水が止まっている。風呂場に残してあるお湯(まだぬるま湯)を洗面器に入れて、トイレでの排水用に使った。家では、昨年の大停電の教訓としてお風呂の水は、朝までとっておくようにしていたが、その通り役に立った。ただ、当面は間に合うが、いつまでもつかわからない不安感はある。微動性地震が頻繁に起こっている。

行政の「緊急地震速報」が地域のスピーカーから頻繁に流れている 。ありがたい。刻々と変化する中で、行政の緊急放送は地域に密接な情報なのでたいへん貴重であると思った。乾電池とレバー回転式充電の防災ラジオも使えるので助かる。何も情報がなかったら、不安がつのると思った。

台所は電子レンジは床に落ち、冷蔵庫は移動し台所の入り口をふさいでいる。手袋が必要だ。軍手ではガラスなどもあり、革製のしっかりした手袋が欲しい。何とか冷蔵庫を動かし、台所に入った。台所は食器棚が倒れ、中の食器が外に散乱していた。割れているガラス、陶器類も散在し、はだしではとうてい歩けない。食器棚は以前本棚と一緒に地震対策をしてもらっていたが、食器棚を交換したために、未対策になっていた。やっておけばよかったと思った。やはり蛇口からは水はでない。ガスのにおいはしない。毎晩就寝前にはガスレンジの元栓を切ってある習慣が効を奏したのかもしれない。外までにおいをかぐことはしていないがガス漏れは大丈夫のようだ。こういう状況になると、「ああしておけばよかった、こうしておけばよかった」とい反省しがちだが、反省を今してもしょうがない。考えることは、 怪我をしないように、命を守るために前向きに考えることが必要 と自分自身に言い聞かせた。反省はひと段落してからすればよい。

このように間断なく揺れがあると、家の中にいた方がよいのか、「非常持出袋」などをもって、すぐ避難した方が良いか迷う。この地区は、避難場所は「磐田北小学校」となっている。歩いて、 5 分程度のところにある。避難は歩いていくのか、車に「非常持出袋」をはじめ、荷物を積んで雛場所に行くべきかも迷った。個人としては、できるだけのものを持って避難したいのが本音であり、避難地での夜間の睡眠も車内でとれることもあるので、やはりできるものだったら、マイカーで避難がしたいものである。だが、みんなが車で避難したら、学校の駐車場、運動場にすべての車は収容できるはずはない。途中の道路も渋滞が予想される。案の定、車の渋滞があっちこっちで起こっているようだ。行政は早めの避難をと放送を流しているが、車の件は触れていない。各家庭の状況、避難場所までの距離など置かれた状況が一律ではないので、放送での指示がむずかしいのだろう。渋滞すると緊急車両である消防車、救急車、警察車両、行政のスタッフなども身動きがとれなくなってしまうことから、放送では「極力車での避難はしないように」とは放送されているが。


(防災画像を転載させていただきました)

そのうち、地震は繰り返し起こっているが、先ほど全市に津波に対する「緊急勧告」があった。地域は海岸付近の地域だが、天竜川、太田川流域では「緊急指示」でている。・・・



<想定② 着の身着のまま避難所へ避難した> 想定したイメージです。 家が崩壊

地震は夜中の 2 時に突然起こった。ドント下から突き上げられたと思ったら、横揺れがひどく、ベッドも左右上下に移動し、伏せた状態でいるだけで精いっぱいで、枕であたま隠し、布団をかぶっておさまるのを待っていた。震度7でも大きな地震だが、これ以上ないものだったと感じた。

(震度7というのは耐震性の低い木造建物は傾くものや、倒れるものがさらに多くなる。家具は震度 6 強で、固定していない家具はほとんどが移動し、倒れるものが多くなる、震度 6 弱で壁のタイルや窓ガラスが壊れドアが開かなくなることがある)

すでに停電である。wifeとベッドわきにおいてある懐中電灯をつけ、すばやくベッド下においてある「運動靴」を履いた。家は西向きに傾き、 2 階部分が 1 階部分に沈み込んだ。階段は変形し降りるのも細心の注意が必要だ。自宅の窓ガラスはほとんど割れ、家具の固定していないものはすべて倒れた、家の中は居間、台所、和室など窓ガラスが割れ、散乱している。またガラスを使っている書棚、食器棚のガラスは中の置物、本、食器がすべてガラスを突き破り床に割れた状態で散乱していた。家が崩れたために、納戸にしまっていた「非常持出品」もすぐにはとりだせない。まだ地震は断続的に起こり、このまま家にはいられない感じだ。とにかく、昨日着ていた服を何とか着て、変形したドアもなんとかこじ開け外にでた。懐中電灯で周りを照らすと、付近の家々もそれぞれ、かなりの損害を受けている。軒並みの被害だ。これ見たことのない異常な光景だ。避難場所に向かった。 要するに、着の身着のままでの避難で、貴重品などそのままになっている ので心配でしょうがない。まずは、避難場所である「磐田北小」向かった。

子どもたちの家族の安否が気になるが、スマホは通じない。スマホの電気も残 50% とこちらも不安だ。

夜中の 2:30 頃だったが、車があっちこっちで道路の陥没などで渋滞している。避難所は、行政の方が避難場所の「体育館」の灯りをつけてくれていた。すでに、数百人の避難者でかなり埋まっている。続々と避難者は増えている。救援スタッフや、救援物資は当然まだ用意ができていない。組織的にどのような方々が、支援に動いていただけるのだろうかと思った。

まず、のどが渇いた。飲料水を持っていないと困る。それに家屋の破壊などで息苦しいので「マスク」も必須だ。まだ、おなかはすいていないので食べ物はまだ大丈夫。避難所である体育館の片隅に wife と座った。何も敷くものも持ってきていないので、床に直接座ったが冷たいし、固い。枕も毛布もないので横になって寝ることもできない。・・・。インフラである水道、電気、ガスはすべて利用できなくなっている。トイレも水洗なので、水が使えないので必死で我慢していたら、簡易トイレを持参している人に譲ってもらって、用を足した。簡易トイレ、ビニール袋、これらを保存する袋も必要だ。。簡易トイレを譲ってもらった今回は特別だ。ないと困るし、人には頼みにくい件だ。お腹も空いてきた、これも隣の方からチョコレートを少し頂いて、 wife を分け合った。 テレビはみれず、ラジオもなく全く情報がつかめない。着の身着のままというのは、なんとも心細いし、不安なものだとよくわかった。でも、しょうがない・・・


5:00 には空が少し明るくなってきた。避難所のスタッフは徐々に増えてきているが、必要物資は道路などの損壊もあり、なかなかスピーディには進んでいない様子だ。一番の気になるのは、家のことだ。明るくなったら、まず家の状況をみて、必要なものを取り出さなければならないという気持ちでいっぱいだ。お腹も空いてきた。避難場所から家までの風景は、悲惨そのものだ。全壊、半壊の家が続々と続く。あらためて地震の怖さを感じた。津波は大丈夫かと海岸の近く、川沿いの方々の状況も気になった。


(防災画像を転載させていただきました)

5:30 歩いて、家まで戻って驚愕した。家のかたちがほとんどイメージできないほどの損壊している。「まさに絶句」である。家の中には、崩れそうでなかなか入れない。何を取り出したらよいかもよくわからなくなっている。やはり、着の身着のままとはいえども、「非常持出品」をしっかりリストアップして持出品リストに入れておき、極力持って出ないとだめだと痛感した(気持ちとしては絶対という感じ)。一応、 wife が持出品を袋にしまっていたが、何をどう入れているのか理解していないので何が入っているかわからない。事前に、話し合って決めておき、最低限のものは持ち出しが出来たという安心感につなげることは精神的にも必要だ。・・・「反省」することばかりである。「惨めだ。何となく自分に腹が立つ。情けなくなる。」・・・気持ちをぶつけるところがない・・・・。「冷静に、冷静に」と自分に言い聞かせた。




そこで、困ったこと、心配したことをベースに「非常時持出品」をもう一度振り返ってみました。

<非常持出品を具体的にみてみよう>

まずは、項目について必要性を判断し、次に、数量を検討するようにしたいと思います。 実際には、被害の程度 ( 家が全壊は半壊か、要するにそのまま住めるか、住めないかに ) によっても違ってきますが、最低限必要なものだと思います。これだけ用意し、持出できると精神的な安心感が全然違ってきます、イメージ想定の中で着の身着のまま避難をしたときの不安感には大きなものがありました。





以下は、自分自身の「非常持出品」リスト作りです。

□: チェック項目、■:手配済み、☆:これから手配、 赤字:私が追加したもの

※■も家にはあるが、すぐ持出できる状態ではなくバラバラ→どうまとめるか課題です。毎日用意しておくか、いざというときにすぐ集められるか。かといって、すべてをいつも非常持出品に入れておくのも不便です。(いつ起こるかわからないと思うと・・・)


【貴重品】

財布 (現金、クレジットカード、小銭 10 円、 100 円玉→公衆電話用)■

通帳、印鑑、キャッシュカード →最近はダイレクトバンキングで振込・振替でできる

車の鍵、家の鍵 →キーホルダー■

メガネ ( 老眼鏡、拡大鏡 ) →メガネは大事、見えないと困ります■

銀行の口座番号、 ID 、パスワード など→どう、どこに保存しておくか?

健康保険証 →いつも財布に入れている■

運転免許証、マイナンバーカード →運転免許証は財布に入れている■、マイナンバーカードは入手済み■

□お薬手帳→必要■

【情報収集用品】

スマホ / 充電器 →保有している■、充電器は 3 台■

□携帯ラジオ→保有している 2 台■

□家族の写真→これは必要です、血液型などの情報も☆

□緊急時の家族・親戚・知人の連絡先 ( 電話番号メモ等 ) →スマホに入れてある■

□広域避難地図 ( ポケット地図でも可 ) →要らない、スマホで見れる ( 地図を保存 )

□筆記用具→ボールペン (3 ) 、メモ用紙■

【食料など】

飲料水→ 1 日2~3 L 、最低 3 日分→数量が未確認?

非常食→ 最低 3 日分→カップ麺などのインスタント食品、缶詰、レトルト食品、アルファ米(お湯または水で食べられる、赤飯・五目ごはん系もある)→?

□お菓子→ドロップ、チョコレートなどもおすすめ

□生活用水→ 500ml 4 本/1日の方が扱いやすい→?

【便利品など】

□照明用ランタン→ろうそくは火災の心配あるのでランタンが望ましい ( 乾電池式 ) 、最近は LED の省エネで明るいタイプあり■

□ヘルメット→自分 1 個、 wife1 個■→1 F.2F( 寝室 ) に用意する→☆

□帽子 (1 )→ 自分 1 個、 wife1 個→■

□靴 (1 )→ 自分 1 個、 wife1 個→■

□笛やブザー→あるが再確認■、どう持つか?

□万能ツール ( ナイフ、缶切り、 栓抜き、はさみ など・・・ ) →購入した■

□食器類 ( 紙製など使い捨て ) →必要→☆

□割りばし、フォークなど→必要→☆

□アルミホイル→必要(食器がわり、手作りコンロなどに利用できる)→☆

□懐中電灯→寝室、玄関、居間、台所、避難用など→最近は小型で明るいものも多い→置き場所、個数再点検

□ヘッドライト→人数分、絶対必要 ( 乾電池式が望ましい )→■

□乾電池→■(保存リストに基づき随時都度補充する)

□防寒用具、雨具→☆

□使い捨てカイロ→時期もあるが、朝晩寒いこともあるので多少用意する→☆

□マスク→粉塵など想定される→用意しておく→☆

□ビニール袋→これは多目的に必要になる→多めに→☆

□アルミ保温シート→避難所の床に敷いたり→用意→☆

□毛布→必要だがかさばる、どうするか?

□スリッパ→簡易のスリッパもある→用意→

□軍手か手袋→革製の丈夫な手袋等用意する→☆

□マッチかライター→ライターを用意する 3 ヶ→

□給水袋→これは必要、避難所生活、生活再建にも必要→☆

□レジャーシート→用意しておく→☆

簡易トイレ →絶対必要→用意→☆処分方法確認しておく ( 凝固系タイプ、高分子吸収剤タイプがある :行政のごみ処理方法に従ったものを用意、 あとで処理がしやすいもの )

【清潔・健康のため】

□救急セット→何をセットに入れておくか ( 消毒液、包帯、絆創膏、ガーゼなど )→☆

常備薬・持病薬 →絶対必要■

□タオル→必要、 なるべくたくさん→☆

□トイレットペーパー→必要 ロール 1 ケ?→☆

着替え ( 下着を含む ) →絶対必要→何をどのくらい用意するか?

□ウエットティッシュ→結構使いそう→必要→☆

【そのた】→各家庭、個人により異なります

□紙おむつ

□生理用品

□粉ミルク

□その他自分の生活に欠かせないもの→あるかもう一度再確認


どのくらいの量で、重さはどうか、「非常持出袋」に入るかなど、ひとつひとつ確かめながら、具体的に進めていきたいと思います。「あせらず、くさらず、おこたらず」の心境です。

<備蓄品の考え方>

備蓄品は、長時間の生活に必要な物品です。震災があると、行政(自治体、消防、警察など)、民間の支援、バランティアなどの活動が徐々に活発になってきます。今までの震災をみると 1 週間たつと、組織的な動きになってきている感じがします。そんなことから、「家庭で自活するためにも、水、食料とも 1 週間分以上の備蓄をお願いします」と磐田市の防災ファイルでもいわれています。

「非常持出品」をしっかり、確定すれば備蓄品も大筋決まってきますね。





~あとがき~


「非常持出品」、「備蓄品」の検討はなかなか苦労しました。必要ではないというものがなかなか判断ができない。一方これが絶対必要だという判断もできない。それは、自分自身が震災を経験していないということが原因のような気がしてきました。だとすると、過去の東日本大震災なども踏まえて実際起きたことを想定しイメージすることで何がないと困るのかを考えてみました。自分の命を守れたとしたら、自分の住んでいた家に住めるのか・避難所での生活になるのか、さらにその後の生活の復興をどうするのかと試練は続きますね。
次回は、「家族への連絡方法」「防災情報の入手」等について整理したいと思います。






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最終更新日  2019.05.03 10:21:22
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