益子焼陶芸人エイジ♪◆職業的陶芸生活◆

陶芸の授業から



先生の授業は僕たちの学科が廃止される事に伴い、1ヶ月間の集中授業だった。(国の関連機関がすることは税金の無駄遣いとしか言いようが無い。)

その1ヶ月間は不思議と僕は授業に出ていた。季節は2月頃だっただろうか?
広い実習棟はとても寒かった。(その時に白い筒型のストーブ手をかざして暖を取っている僕の写真が今も残っている。)本当に寒かった。しかし、僕は授業には出て、【土】と向き合っていた。手捻りでサイズを合わせた筒を積み上げ、造形的な花器を作り、轆轤(ロクロ)を回した。楽しかったし、リラックスできた。MD先生も僕の作るモノを褒めてくれた。(今思うと随分駄作だったが・・・。)

僕は毎日、生活費を稼ぐためのバイトでヘトヘトに成っていた。デザインの課題を作成する気力も起きなかった。学生寮はその前年の年末に出ていた。あまり学校に足が向かず、昼頃まで寝ていた。デザインのヒトツヒトツの単位を取る為に学習することに嫌気が差していた。
そして、将来やりたい事が無くなり掛けていた僕に、小さなごく微かな光が射し始めていたかの様に僕はロクロを回し続けた・・・。
授業が終って、バイトの無い日は先生を囲んで友人と酒を酌み交わした。

そして、課題製作も終わり、単位も取れた、数少ない「優」だった。
MD先生は最後の授業の後、学校で不要になった機材を貰って、工房まで運ぶ為、何人かの学生に頼んでいた。当然、僕も加わり、自分のポンコツ車で残った荷物を運んで行った。




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