とんでも戦士ムテキング | メタボの気まぐれ

タツノコプロが制作した「とんでも戦士ムテキング」は
タイムボカンシリーズの影響を強く受けた
ヒーローギャグアニメである。

舞台となるのはアメリカ？のヨンフランシスコ

タコ星より地球征服にやって来たクロダコブラザーズは
クロダコメカを変形させたゴム獣メカを
操作し征服作戦を実行していた。

同じくタコ星から彼らを追ってきた保安官代理の
タコローは人間を変身させる能力があり

戦闘ヒーロー・ムテキングに変身させる。

対するクロダコブラザーズは征服活動に励むが
何か間が抜けた知恵と行動は失敗を繰り返す
憎めない悪役キャラである。

末っ子のタコミはムテキングに惚れており
ムテキングが劣勢になると肩入れし
勝利を逃す原因になってしまい

タコローと共にやってきた時計型の宇宙船の
ホットケソーサーとムテキングに敗れ、
毎回、応援を請う台詞を言いながら飛んでいくのであった。

このアニメの主人公・遊木リンは

ローラースケートを得意とするという
当時流行していたファッションスタイルで

変身後のムテキングも当時の言葉でいえば
”ナウい”コスチュームが特徴的でありました。

またナレーションもキャスターマンという派手なキャラが

「センキュー」などＤＪスタイルで喋るという
これも当時の「竹の子族」を彷彿させた容姿でした。

この作品を放送していた1980年は
田原俊彦、松田聖子によるアイドルブームであり
裏番組に「レッツゴーヤング」が存在していた為、
人気、視聴率もパッとせず、途中で物語の舞台を
日本へ移し日本土着の雰囲気を取り入れる等の
内容変更もありました。