キングコング（1976） | メタボの気まぐれ

1933年に公開された「キングコング」を
パラマウント映画が1976年にリメイクしたのが
「キングコング」である。

南太平洋に新たな油田を求めて調査船を進めていた
ペトロックス社のウィルソン(チャールズ・グローディン)は
巨大な動物が棲息していると推測した
動物学者のプレスコット(ジェフ・ブリッジス)と共に
スカル島を目指していた。

ある日、調査船は大海を漂流している美女ドワン

彼女は映画出演のために香港に行く途中、嵐に遭い
たった1人助かった生存者であった。

やがて船はスカル島に着き、
とある集落にさしかかった時、巨大な城門の前で
島民たちが少女を何かの生贄に捧げる儀式を行なっていた。

だが、一行を見つけた島民たちはドワンを要求した。
島民たちはドワンを拐い、生贄として城門の中に入れた。

その時、森の奥から凄まじい地響きと共に
島民たちが「コング」と呼んでいた。
身長20メートルの巨大なゴリラが現われた。

気も狂わんばかりのドワンだったがコングは意外にも優しく

一方、プレスコット率いる捜索隊がコングを追って来たが
逆にコングに襲われてしまい
辛うじて救かったプレスコットは大蛇と格闘している
コングの隙を見てドワンを救出し
2人を追いかけて来たコングをウイルソンたちが

ウイルソンはこのコングをペトロックス社の宣伝に
使おうというアイデアに夢中になっており
コングはマンモス・タンカーでニューヨークに運ばれた。

ニューヨークの大観衆の目の前に鋼鉄の鎖に縛られた
コングが姿を現わした。
もう1人の主役であるドワンに記者たちがフラッシュを集中した時
ドワンの危機と思い彼女を救うべく自らの鎖を断ち切った。

逃げまどう観客でスタジオは大混乱となり
ウイルソンはコングの巨大な足に踏み潰された。

電車を破壊しマンハッタンで遂にドワンを手にしたコングは
世界貿易センタービルに登った！

この映画でコングの優しさに気付いて心を開く
ドワンの描写は東宝の「キングコングの逆襲」を基にしており
評論家からは酷評されたが興行的には成功し
日本では配給収入第1位の30億円を記録している。

またコングがクライマックスで登った
世界貿易センタービルとは、2001年9月11日に起った
アメリカ同時多発テロ事件にて崩壊されたビルでありました。