8時だョ！全員集合その１ | メタボの気まぐれ

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1969年10月4日から1985年9月28日まで16年間に亘り
TBS系列で毎週土曜日の20:00に放送された
ザ・ドリフターズ主演の国民的人気バラエティ番組
「8時だョ！全員集合」

常に日本のバラエティ番組を代表する存在であり
平均視聴率27.3パーセント
最高視聴率は50.5パーセントと「お化け番組」
「怪物番組」と呼ばれ、土曜8時戦争と呼ばれる
視聴率競争にあっても絶対王者として君臨する存在であった。

現在も語り継がれている。

8時になるといかりや長介がカメラに向かって大きく指を差し
「8時だョ!」と掛け声をかけ、それと呼応するように
観客席から観客とドリフの残りのメンバー4人が
片手を拳にして上げながら「全員集合!」と返す。

「行ってみよ～！」の掛け声でオープニングテーマ
「えんや～こらや～♪」とドリフのテーマでスタートする。
ちなみにこのテーマの振付は藤村俊二である。

そして前半、20分コントは学校、母ちゃん、囚人、
会社、探検、バカ殿など多彩なコントがメインである。

ちなみにこのコント、24時間かけてドリフのメンバーと

全てが決まるという厳しい会議があったという。

コントに落ちがあるとゲイスターズによる
盆回りが流れ撤収体制に入る。

そしてゲストと共に歌うコーナー「少年少女合唱隊」
ここで人気となったのが「東村山音頭」「早口言葉」であり

早口言葉に関しては「新・必殺仕事人」の
オープニングナレーションでも使用されている。

後半戦はショートコント
ここに「ドリフ大爆笑」の原点があった。

いかりやの「後半参りましょう、後半しゅっぱーつ」で始まり
ショートコントには西部劇風で「最初はグー」という
ジャンケン罰ゲームがあり
桜田淳子による新婚コントでは志村けんより
ちょっと駄目出しがあると直ぐに落ち込み
ちょっと褒めると直ぐに明るくなるというパロディがあり

コントの変わり目には「次参りましょう、次どうぞ」

そしてダントツで人気があったのは
志村、加藤による「ヒゲダンス」
毎回趣向が違う芸に志村が挑み、難しい芸には
加藤が客に拍手を求めるという趣向であった。

テレビ史上、最も人気のあったショートコントが
加藤茶による「ちょっとだけよ」である。

そして番組が終わるとエンディングテーマ
「ドリフのビバノン音頭」で締めくくり
曲の終盤に加藤茶の「風邪ひくなよ」「風呂入れよ」
「宿題終わったか」「歯磨いたか」など
主に子供たちに向けた色々な掛け声が入り
最後は「また来週!!」で終了する。

この「8時だョ！全員集合」はＰＴＡから
下品、低俗番組として非難を受けていたが
いかりや長介が狙った意図として
「いかに下品で低俗番組を作れるかがテーマ」という
狙い通りの結果となった。