巨人の星（1969年・劇場版） | メタボの気まぐれ

原作：梶原一騎、作画：川崎のぼるによる
不朽の漫画、アニメ「巨人の星」を
その人気により1969年「東宝チャンピオンまつり」にて
劇場公開されたのが「映画・巨人の星」である。

元・巨人軍の名選手で右投げの三塁手だった
星一徹（声：加藤精三）は
自分の果せなかった夢を息子・飛雄馬
（声：古谷徹）に賭けていた。

飛雄馬は、このような父の元で

豪速球と正確なコントロールを身につけた。

その飛雄馬に目を付けたのは
不良少年チームの花形満（声：井上真樹夫）だった。

飛雄馬は花形のノック・アウト打法に対抗する為
一徹の火の玉ボールのノックを浴び
花形との勝負に勝った。

それから一年、花形は神奈川紅洋高校へ
飛雄馬は東京青雲高校に進学、
激しいライバル意識を燃やした。

だが、飛雄馬は胸躍らせて入った野球部に
期待を裏切られた・・・

PTA会長・伴大造の七光りをカサにきた
応援団長の伴宙太（声：八奈見乗児）が
のさばっていたからだ。

飛雄馬と宙太は事ある毎に対立したが
飛雄馬の投げた一球が二人を結んだ。

伴宙太が捕ったからだ。

やがて宙太も野球部に入り
二人のバッテリーは万人の注目する所となった。

甲子園大会都予選が迫ったある日、
伴大造が青雲野球部監督に一徹を起用した。

一徹は新しい練習法を取入れ、
そして出場選手を決める為に飛雄馬らの
補欠組とレギュラー組を対戦させた。

果たして、その結果は・・・

この映画は飛雄馬の特訓を中心にしており
ある時などは長屋の真ん中で
ガソリンをかけ火をつけたボールを飛雄馬にノックし
飛雄馬にサンダルで火の球を蹴りかえさせ
一塁方向へ送る訓練を連日続けたりしている。

また同時上映は「オール怪獣大進撃」
「コント55号・宇宙大冒険」であり
当時、低予算でもゴジラ映画を残したい
との一念で「東宝チャンピオンまつり」を企画し
本作制作に至った経緯がありました。