リッキー台風 -その２- | メタボの気まぐれ

ＮＷＡジュニアチャンピオン争奪戦が
日本武道館で開催され
トーナメント初日から荒れに荒れた試合展開で

まずブラック・タイガーvsマイク・ジョナサンでは
石頭のブラックがジョナサンに連続のヘッドバットで
流血に追い込み、更にコーナー最上段からの
ダイビング・ドリル・ヘッドバットでＫＯ
ジョナサンはこの試合で死亡する。

テリー・ブロンコvsザ・マミイラでは

全身包帯巻きのマミイラを剥ぎ取った所
マミイラは全身痩せ細った体でウナギの様に
ヌルヌルしていたが最後は
ブルドッキング・ヘッド・ロックでテリーの勝利。

ナルシス・シュトラウスvsザ・アラジンでは
シューティングｖｓハードコアの対決が実現し
アラジンの火炎殺法でナルシスが苦戦するものの
ナルシスが技をオンパレードし過信した所を
師匠のカール・ゴッチに叱責され最後は
サンダー・デス・ドライバーで勝利。

サンディ・エマヌードルvsボブ・ルーインは

両者リングアウトで両者失格。

そしてリッキー・大和vsエル・コンドルでは
コンドルの華麗なルチャリブレに
リッキーが翻弄されるも必殺の
ローリング・バック・ドロップで勝利する。

ブラック・タイガーvsテリー・ブロンコの
金網デスマッチでの決着戦で
試合はハードコアな展開で荒れたが
テリーが最後の力を振り絞り
ブレーンバスターでブラックを叩き付け
両者がＫＯ状態でレフリーがカウントを取るも
奇しくも立ち上がったのはブラックで
テリーがまさかのＴＫＯ負けとなった。

同じく準決勝ではライバル対決で
リッキー・大和vsナルシス・シュトラウスの
仮想、ルー・テーズｖｓカール・ゴッチという
古代ギリシャのパンクラチオンを彷彿させる
正統派の完全決着戦である。

試合は技を繰り出すナルシスに対し
リッキーは全てゴリラ並みの力で返していき
更にナルシスの必殺技である
サンダー・デス・ドライバーをリッキーに破られ
ナルシスは冷静さを失いラフ殺法でリッキーを責め
ローリング・バック・ドロップを破る。

しかしこの試合、最後はリッキーがナルシスを
コーナーポストへバックドロップを仕掛け
リッキーがリングアウトで勝利。

そしてトーナメント決勝
リッキー・大和vsブラック・タイガーの
チェーンデスマッチというハードコアルールでの
完全決着性で行われ、技よりも喧嘩で応戦。

ブラックが必ず死亡させる驚異の必殺技
ダイビング・ドリル・ヘッドバットを
リッキーに見まわさせるも
何とリッキーは立ち上がりブラックを猛攻撃し
最後はチェーンでブラックの首を絞め
失神ＫＯでリッキーが勝利。

ファンに胴上げせれる中、
初代ＮＷＡジュニアチャンピオンが誕生した。