無色透明

無色透明

2006.05.23
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カテゴリ: スピリチュアル
雨の中、朝9時にホテルあかつきへ。
今日は下請けのガイド。
予定では島内観光。

お客さんは母娘。
お母さんは名古屋の近く、娘さんはニューヨーク在住。
海外在住の女性は3人目。

島内観光ということで屋久島一周のつもりでいたら、大きな杉が見たいとのこと。
そうなると山の方へ行くしかない。
予定を変更して、ヤクスギランドへ。

ヤクスギランドを歩くのは後にして、樹齢3000年の紀元杉へ。

紀元杉の前には観光バスが停まっていた。
しかし、お客は5~6人しか乗っていなかった。
雨が激しく、記念写真を撮って、早々に上へ向かう。
川上杉は、元気に直立していた。
紀元杉よりも遙かに若々しく美しい。

宮之浦岳の登山口まで行って、折り返す。
途中でシャクナゲが二本だけ咲いていた。
今年は少ないのだろうか。
昨年がすごかったから。
しかし、その貴重なシャクナゲは、今咲いたばかりのように美しかった。

お客さんは車から降りて写真を撮ったが、こちらはカメラが雨に濡れるので泣く泣く遠慮。
本当に美しいシャクナゲだった。

ヤクスギランドに戻って、50分コースを歩く。
お母さんは70代だろうか。
しかし、思ったより元気。

ヤクスギランドの中は、どこもサクラツツジが咲き誇っていた。
ちょうど今が満開だろうか。
白谷雲水峡に比べると、2~3週間は遅い。
こちらの方が100~200mぐらい標高が高いからだろう。

雨に煙る仏陀杉は迫力があった。
この杉はなかなか趣がある。
仏陀のような風格があるから、この名が付いたのだろうか。
帰りにトイレに寄ると、この辺りに住んでいるヤクジカがいた。
ちょうど半分ぐらい角が生えかかったところ。
雄だが人慣れしていて、とても可愛い。
お客さんは盛んにシャッターを切っていた。

ヤクスギランドから里に下りて昼食。
あっさりしたものを食べたいとのことで、屋久島うどんへ案内する。
屋久島のうどんはカツオダシではなくて、サバダシ。
あっさりしていて美味しい。

お客さんが食事をしている間、こちらは庭で花の写真を撮る。
雨の滴が残っていて、みんな美しかった。
ハイビスカスの中にバッタが留まっていた。
とてもカラフルなバッタ。
写真を撮っていると、レンズを避けるようにどんどん反対側へ移っていく。
接写なので、気分を害したのだろうか。
それとも、シャイなのか。
いずれにしても、おかげでステキな写真が撮れた。
そのうちに”屋久島ナチュラルヒーリング”のHPのトップを飾ることになるだろう。

ハイビスカス以外にも、たくさんの花が植えられていた。
写真を撮っていたら、そこのご主人が出てきた。
意識的に屋久島の花を集めているらしい。
一年中花の絶えることのないようにしたいとのこと。
いろいろ珍しい花を紹介してくれた。
しかし、熱心に話をされるので写真は撮れない。
そのうちにお客さんが出て来てしまった。
最高に美しい花たちを目の前にして、残念!
仕事に戻らなくては・・・

まだ時間があったので、大川の滝を見に行く。
途中で、湯泊の温泉と黒牛の牧場を見学。
牧場では、ちょうど母牛が子牛に乳を与える瞬間に遭遇。
面白いことに、母牛たちはいっせいに母乳を与える。
まるで時間が決まっているかのように。

母牛が子牛に近づいていく。
そして、モーと鳴く。
するとそれまで寝そべっていた子牛が立ち上がり、母牛のオッパイに近づく。
この町営牧場では今年は10頭ほどの子牛が生まれており、次々に母牛が母乳を与えていた。
ここの牛は肉牛なので、牛乳を人間に搾取される心配はない。
子牛専用の飲物。
よかったね!

大川の滝は午前中雨が降っていたので、水量が多かった。
水量が多いと、あまり滝壺の傍までは近づけない。
ミストというより飛沫という感じ。
ちょっと多すぎ。
それでも、自然の中で癒されたいようなので、しばらくマイナスイオンを浴びる。
ニューヨークで働いていると、いつの間にか緊張してしまうらしい。
癒されるために屋久島を選んだとか。
二泊三日、実質2日の短い旅だけれども、ぜひ癒されて帰ってほしい。

大川の滝からの帰り道、たくさんのサルが道路を歩いていた。
その中に、お腹に赤ちゃんをぶら下げているサルが3匹いた。
小さな赤ちゃんザルが必死に母ザルのお腹に掴まっている。
まるでモンチッチそっくり。
これだけ小さいと、ゆっくり写真を撮らせてはくれない。
でも、お客さんは何枚か撮影に成功。
こちらはサルたちと同じスピードで車を運転することに専念していた。

実は、ヤクスギランドから帰る途中でもサルたちを見かけた。
ところが、そこで信じられない光景を目にした。
なんとレンタカーの中からサルに餌を投げ与えていたのだ。
注意しようと思ったら、発車してしまった。

確かに猿も喜ぶ。
人も喜ぶ。
一見何も問題はなさそうに見える。
しかし・・・

それはその場限りの楽しみ。
その後にサルがどうなるかは、まったく配慮されていない。
人間の食べものの味を知ったサルは、自分で餌を探さなくなる。
最後は、人を襲うか飢え死にするしかなくなる。
その場さえよければいいというものではない。
自分さえよければいいというものでもない。
無知なのか自分勝手なのか・・・
いずれにしても近視眼的な見方は自他を滅ぼす。

最後に千尋の滝へ行く。
こちらも水量があった。
ホテルへ帰る道すがら、龍神の滝を見る。
こちらも、いつもは美しい滝壺が増水で濁っていた。
そういえば、ヤクスギランドの川も濁流と化していた。
いつもは透明に透き通っているのだが・・・

わずか一日だけれども、お客さんにとってはメインの日。
山と海と滝を堪能してもらえただろうか。
いや、堪能とまではいかないだろう。
もう少し時間がほしい。
せめて白谷雲水峡の奥まで行けたら・・・
雨と年齢的なものもあって、今日は無理。
またの機会。

今日は、牛とサルの母子を楽しんだ母娘だった。


『シャクナゲの 蕾(つぼみ)ほころび ピンク色 開くにつれて 白くなりゆく』

『オレンジの ハイビスカスの 花の中 シャイなバッタは レンズを避ける』

『母と子の 交わり見れば あたたかい 本能のまま 愛が溢れる』

『人の世は 母が子供を 殺したり その逆もある 本能忘れ』

『自我という 思考が何より 強くなり 本能さえも 忘れてしまう』

『動物に 備わる本能 生かしつつ 思考を理解し トータルに生きる』

これが507日目の心境です。







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Last updated  2006.05.24 19:55:13
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緊張の街  
えっちゃん さん
昔、憧れていた美大生が卒業後ニューヨークに住んでいました。
何年か後、一時帰国した時会ったら見違えてしまった。
華奢なヒョロッとした人だったのに、
スマートだけどガッシリした体格になってました。
トレーニングしてるという。
つまり、ニューヨークでは自分を鍛えておかなくては身を守れないし、常に神経をピッと張りつめてないと、街を歩けない・・・というのです。

怖い街だなあって思ったけど、
本人曰く、それが快感という。
日本に帰ってくると、神経がだれて、自分がダメになりそう・・・っていうのです。

緊張も快感なんですね。
でも、時々自分を癒してあげたくなるんですね。

娘さん、屋久島の常連さんになるといいのにな。
kimiガイドの常連さんにもね♪ (2006.05.24 23:52:40)

よかったね  
せきせき さん
しあわせそうな牛さんたち。もんちっち。
沢山お乳を飲んでたらふく遊んでるのですね。
ここの部分だけ日記読んで、幸せ。
動物の描写はいつも口がポカーンとあいちゃうくらい嬉しいです。シートン動物記よりもわくわくします。
いつか、全て動物だけの日記を書いてください。そしたら、頭の回転悪い私も、しっかり最初から最後まで見ます(笑)
いつか、動物たちとも、普通に暮らしたいです。こんな私が言うのもなんだけれど。
どんな人もみんなで一緒に暮らせるといいなと思います。 (2006.05.25 00:54:10)

よかったね♪  
えっちゃん さん
しあわせの蕾、ふくらませてるせきせきさん♪

えっ?
重たい闇ジャケット脱いじゃったって?
で、はだかんぼうがいいって?
まあ、オヘソが見えるくらいのミニTシャツくらいは着ててよね♪

動物君のお話大好きっていう、せきせきさんのコメント読んでわくわくえっちゃんしてます。


そうそう、未完了のところで、sayuriさんが必殺完了技のやり方を質問してくれたから、
kimiさんからその極意が聞き出せそう!
楽しみだよね。
ホント、完了させるのはなかなかタイヘンだもんね。 (2006.05.25 11:21:48)

Re:緊張の街(05/23)  
光のkimi  さん
えっちゃんさん

都会は人が多すぎるから、どうしても緊張するんだね。
都会の人は、定期的に自然にふれた方がいいよね。
心身共に癒されるから。

(2006.05.25 19:50:32)

Re:よかったね(05/23)  
光のkimi  さん
せきせきさん

黒牛やヤクザルやヤクジカたちを、実際に見てみるといいよね。
文章よりも何倍も癒されるよ。
人間は彼等から学ぶものがあるんだね。
自然と共に平和に生きるということを。
その他にもいろいろ感じるものがあるよ。
早く屋久島へおいで!

(2006.05.25 19:55:00)

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難しいね?@ 人はなぜ生まれてくるのですか その答えを探すためでわ?
emi☆@ タイムリー 先週、ちょっとしたことがありました。 …
風の彷徨者@ Re:そうだったのですか ぴあのさま そういう事情だったのですね…
ぴあの@サファイア @ Re:あれれ??2(06/13) 風の彷徨者さん >今見たら元に戻ってい…
風の彷徨者@ あれれ??2 今見たら元に戻っていました。 こちらのP…
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