東奔並走。

東奔並走。

2024.04.28
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カテゴリ: 山歩き。
2014年8月に登って以来の甲武信ヶ岳。
当時は百名山踏破中で休みがある日を見つけて登っていたので、天気は賭けで、日取り優先のスケジュールだった。そのためか、天気も味方してくれず頂上付近は曇りで見通しもよくなく、ガスに覆われた頂上に行って降りてきただけの「でんつき」(関西弁のタッチしておわり)登山だった(もちろんここだけではなく、結構見晴らせない登頂はある)。

10年前は辺りも真っ白。この面の標識は今では霞んで読めないが、この時はまだはっきりしている。

登ったはいいけど、頂上からの見晴らしを堪能できなかった山には再度行きたいという思いは百名山踏破中もあったし、別に時間を置かずとも登り直そうと思えばできただろうに、ずるずるとここまで10年間先延ばししてしまった感じだ。
前回は長野県側にある「毛木平」という場所から、千曲川源流を経て登頂した。この時はまだ奈良在住だったし、登山口も比較的登りやすい場所からの選択をしていたのでそうしたと思うが、今いる横浜からだと毛木平は遠回りになる。なので、今回は西沢渓谷にある「道の駅みとみ」から目指した(500mほど先に西沢渓谷駐車場もあるが、工事中の関係か駐車可能台数が少なく、道の駅が広くて安心して停められる(満車の場合の指定場所でもある))。
この「道の駅みとみ」からは以前、山梨四天王の一角を占める鶏冠山(けいかんざん、ではなく「とさかやま」)に行った際に利用しており、その途中に甲武信岳方面の道があったのを記憶していてこの場所にしたまでだ。この他大弛峠もあるようだが、スタート地点が高いこともあり選択肢にはなかった。

近丸新道を進むと昔使っていたであろうトロッコのレールが出てくる
結構な斜面を流れ落ちる川だが、それをトラバースしていく
ヌク沢。渡渉地点なんだろうが、簡易の木橋があるので難なく渡れる
途中残雪のように白い一帯に出くわす
雪ではなく、石。珪石?というのだろうか

往路は「近丸新道」から戸渡尾根に合流し、木賊山(とくさやま)経由で頂上を目指し、復路は「徳ちゃん新道」を通って下山。ただ、このルートはかなり足に来る挑戦的なコースだ。そりゃあ、「尾根」ってついているのでほぼ登ってばかり、降ってばかりを想像するのは難くない。また、近丸新道は徐々に高度を上げ、一部渡渉的な部分もあるなどひたすら登りではなかったが、下りに使った徳ちゃん新道は斜度もキツく、これを上りに使わなくて良かったと思えるコースだった。
あと、雪が日の当たりにくい斜面や登山道(窪んでいるし)に残っていた。チェーンスパイクは事前の情報であった方がいいようだったので一応持参し、行けるとこまで行ってダメなら使おうという気持ちだった。でも、結局使わずに済ませてしまった。木賊山、甲武信小屋付近は結構残っていたし、使っている人もそこそこいたので、安心という意味では装着しておいた方がいいんだろう。面倒くさがりはダメだな。

木賊山付近。所々踏み抜いてしまうような場所もある
筋のように崩落の跡がわかる。こうやって見ると甲武信ヶ岳は特徴的な形はしていないなあ
冒頭の10年前の写真と同じ角度から。この裏は読み取れるけど。
金峰山の五丈岩が見えます。右にうっすら甲斐駒ヶ岳
新緑が芽吹き始めた徳ちゃん新道をひたすら下りる。振り返ると壁のような斜面もある。

頂上付近は遠くは北アルプス、八ヶ岳、南アルプスなど堪能できた。富士山も登っている途中は見えていたが、頂上では雲に隠れてその姿を確認することができなかった。
やはり山は晴れて遠望ができる日に行くのがいいとつくづく思う。

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Last updated  2024.05.05 16:58:01
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