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2021年02月20日
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それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。いきなり3万円を割り込みましたが、そこからは買い戻しが優勢になりました。ただ10時まで買い戻しが続いた後は改めて売りが強まる形。前日にTOPIXが前引けで△0.5%を超えたのに日銀ETF買いが入らなかったことで、前引けにかけて思惑含みの売り買いが交錯しました。

先物が昼休み時間中に大きめに下落したものの、後場に入ると後場寄りをほぼ底にして買い戻される動き。引けにかけては3万円を回復しましたが、金曜も日銀ETF買いは入りませんでした。売買代金は2.8兆円台とそこそこ。


投資判断は「やや売り」。金曜のNYはAfterコロナを見据えてコロナ禍銘柄の買い戻しが進む一方でGAFAM系が売られ全体的にはほぼ横ばい。長期金利は一時1.36%を超え金融株は買われました。一方、寒波のテキサス州で生産が再開されWTI原油先物は一時59ドル割れ。VIX指数は22.1ポイントに低下。それらを受けた日経平均先物は30180円となっており、月曜の日本株はしっかりのスタートが想定されます。

しかしアメリカでは長期金利の上昇が顕著です。一応、これまでも示してきたようにアメリカの長期金利は1.5%を超えるまでは大丈夫だろうと思います。もっと言えば別に2%に行かなければ大丈夫だとは思うのですが(コロナ前の高値水準を上回るレベル)、ただ水準論よりもスピードの方が懸念されるところではあります。

足元の金利上昇の理由に関して一番大きいのはやはりバイデン政権による追加景気刺激策と、ワクチン接種が進んだことも含めた感染者数の減少→正常化期待でしょう。もう一つは足元の原油高も挙げられます。やはり原油の上昇は物価上昇に繋がりやすいですから、それに連動する形で長期金利上昇圧力に繋がっています。

一応、FRBは「完全雇用を達成するまではインフレのオーバーシュートを容認するとの方針」を既に示しているので、とりあえずまだ浮き足立つ必要はありません。ただ「追加」金融緩和はやり辛くなります。

日本株については、今週はあっさりファーストリテイリング(9983)が10万円に乗せて、グングン上がっていくパターンとなりました。昨年安値からソフトバンクG(9984)と2銘柄で日経平均を4000円押し上げている計算なのだとか。

なのでその他銘柄が売られTOPIXは下落という歪な構図。近年よくある風景ですね。なお、10万円を超えたことでファーストリテイリングの呼び値が50円刻みになったので、その分余計に日経平均のボラが大きくなるという声も。

こうなってくるとTOPIX2000ポイントの節目を目指す動きなのでしょうか。売買代金が5兆円くらいできるか、数日同値水準でのもみ合いが続かないと、天井感というのは仕上がりません。

一方、先週末一旦下がった日本の長期金利は、今週に入って改めて上値追いの動きになっています。金利が上がるということはつまり債券が売られているということになりますが、となると益々GPIFなどのポートフォリオバランスに偏りが出来てくることになります。月中にリバランスに動くというのはあまり無いように思いますが、リバランス圧力を気に掛けた先回り売買があり得ない話ではありません。

最近の雑感ですが、寄り付きからすごい出来高を増やしている銘柄が多いです。なので前場開始後の市場全体の売買代金も結構膨らんでいる模様(ただし毎日定点チェックしているわけではないので、あくまで感触として)。寄り付きから売買するというのは大口の仕業ですから(金額が大きいので最も出来高の大きい寄り付きで売買するしかない)、何らかの動きがあるようです。



先週末時点の信用倍率は前週3.25倍→3.07倍に低下。先週の上昇局面でまた空売りが増えました。今週400円割れとなった日経ダブルインバース(1357)は買い残1.1億口と前週よりはマシになったものの引き続き高水準。

先週末時点の裁定残高は売り残1.2兆円に対して買い残0.6兆円の差し引き0.6兆円の売り長。差し引き1,091億円の減少で、やはり先週の株高はこの売り残の巻き戻しにより演出された部分が強いですね。なお売り残は昨年2月以来1年ぶりの低水準。まだ売り長ですから好需給であるには違い無いのですが、方向性としては少しずつ買いエネルギーが減っています。

最後に余談ですが、最近の気になったニュースとしてウォールストリートジャーナルで「アメリカで証券取引所を通さない売買注文が急増して、一日の取引の半分超を占める日も」というものがありました。

勿論、結局は取引所取引の価格と(どっちが主で従なのかは別として)収斂していくのですが、市場外で得体の知れない注文が入ってきてシレシレっと大口が抜けていたり、相場の過熱感が計れなかったりと不都合が出てくる可能性があります。頭の片隅には置いておきたいところです。
https://jp.wsj.com/articles/SB11972091464271693856304587280401543581154


新興市場も「やや売り」。金曜は両指数共に軟調。引き続きアメリカの長期金利上昇が、IT系が強いNASDAQの逆風に繋がる格好になっており、その流れが日本のマザーズにも波及しているような印象です。逆回転が始まると空売りの入り辛い新興市場は一方通行になりがちなので、少し警戒しておく必要がありそうです。




エネクス・インフラ投資法人(9286) は反落。今度はカナディアン・ソーラーインフラ投資法人(9284)が大規模POを発表したことで、また資産規模最大の座を奪還される見込み。ただ昨今インフラファンドのPOが相次いできちんと成立していることこそ、インフラファンドの需要の高さを証明するものだと思います。引き続き強気で。


金曜寄り付きより売りポートフォリオ入れとなった M&Aキャピタルパートナーズ(6080) は続落。金曜は地合の下落の割にはマシな下落率でしたが、終値ベースでは昨年10月末以来の安値水準となっています。日本M&Aセンター(2127)なども弱く、業界全体での厳しさが伺い知れます。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。





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Last updated  2021年02月20日 10時22分23秒
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