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今春も3月20日にツミを目撃し以来、キィキィと鳴きながら飛翔する姿を目撃しています。巣をどこに構えるかはまだわかりませんが、いくつかの林を巡回し雌が気に入ったところに雄が巣材を運び完成後に雌が座り心地をみて営巣場所を決めるのが例年のパターンです。様子を観察しリポーをしていきます。なお、観察地については、非公開とさせてもらいます。(写真)2025年3月31日撮影
2025.03.31
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南の風に乗ってサシバが姿を見せる時期、手賀沼沿岸を探索しました。複数の谷津田のうち、一ヶ所目ではサシバが4羽飛翔する姿を目撃しました。2羽は電柱に止まり、周囲のきょろきょろとしていました。うち一羽は胸が斑状、上面は灰褐色で雌個体、もう一羽は頭が灰色で胸全体が褐色の雄個体でした。このほかの2羽は鳴きながら上空を飛翔しており雌雄の識別はかないませんでした。二ヶ所目の谷津田では、電柱に後頭から上面が灰褐色で、うっすら眉斑が見える1羽を見つけました。ただし、胸が斑状なのか胸全体が褐色なのかは確認できずでした。このほか、オオタカが飛翔し登場し、その姿を観察していると、上空を喉から腹が白く横斑があり、尾に4本の黒褐色帯が見えました。三ヶ所目の一角ではノスリが電柱に止まっている姿を観察しました。虹彩が黄色で上面が淡色の若鳥でした。四ヶ所目ではサシバの姿は見つからずでしたが、モズ成鳥雄が水田で何度も餌を捕獲し巣に運搬している姿を目撃。ジュニアの鳴き声も聞こえてきました。このほか、水田の中を餌を探しまわるキジ成鳥雄、昆虫類を探して移動するハクセキレイの姿も観察しました。(写真)2025年3月30日撮影
2025.03.30
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今年も柏市内で27日、28日にツバメが飛翔する姿を見かけました。初見日が早期化しているとの研究報告があり、柏市の初見日を振り返ってみました。(柏市での1995年から2025年の間におけるツバメの初認日:1997年、2000年はデータ欠損)記録がある25件のうち、56%は3月16日から31日までに初見、4月40%を占めています。データからは早期化しているとは言い切れない結果でした。・3月15日までに初見の年:1件、2009/3/10、・3月16日から31日までに初見の年:14件1988/3/31、1998/3/31、1999/03/28、2001/3/26、2002/3/17、2003/3/24、2007/3/24、2008/3/22、2010/3/28、2014/3/22、2021/3/31、2022/3/20、2024/3/27、2025/3/27・4月1日以降に初見の年:10件1995/4/5、2004/4/11、2004/4/5、2006/4/2、2011/4/10、2012/4/1、2013/4/7、2016/4/16、2017/4/15、2023/4/2(千葉県での初見日)銚子地方気象台調査の1995年から千葉県のツバメの初見日を振り返ると、1995年4/7、1996年3/26、1997年3/31、1998年3/31、1999年3/24、2000年4/4、2001年3/28、2002年3/26、2003年4/1、2004年4/9、2005年4/15、2006年4/3、2007年4/1、2008年3/27、2009年3/27、2010年4/6、2011年4/5、2012年4/3、2013年4/5、2014年4/2、2015年4/16との結果です。(2016年以降は調査が廃止されデータなし)1953年から2015年の間での最早日は1958年3/1、最晩日は1965年4/23と報告があります。(全国規模で見たツバメの渡り時期)澤(2024)は、鳥類標識調査データを使ってツバメの渡りがどのように変化したかを解析し報告しています。報告では、春の渡りのピークが1961年から1971年の平均に比べ2000年から2010年の平均の方が約半月ほど早くなっていること、ツバメの雛が生まれる時期も気温が高いほど早い傾向となっていると記されています。なお、ツバメ成鳥がいつ捕獲されたかの累積頻度を日別に図に示していますが、その元データである出口ほか(2015)の報告には、気象庁生物季節観測情報と環境省標識調査情報を解析したところ、ツバメの初見日は早期化する傾向があり、前冬および当春の気温にあると指摘し、国内の気温が高い年ほど早期化する傾向が見られたと記されていました。(年間を通じて気温の高かった2024年12月から2025年2月)気象庁は、2024年はほぼ年間を通じて全国的に気温が高い状態と発表しています。また、2020年夏~2022/23年冬の「三冬連続のラニーニャ現象」によって西太平洋の海洋内部に2020年から蓄積された熱が2023年春~2024年春のエルニーニョ現象に伴って赤道太平洋域全体の海面付近に広がって大気を強く暖めたと報告しています。https://www.jma.go.jp/jma/press/2503/18c/kentoukai20250318.html2025年のツバメの渡りがどのような結果か、注目されます。(引用)澤祐介.2024.温暖化で変わる鳥たちの渡り.足環をつけた鳥たちが教えてくれること.山階鳥類研究所著.山と渓谷社.p112-115.出口智広・吉安京子・尾崎清明・佐藤文男・茂田良光・米田重玄・仲村 昇・富田直樹・千田万里子・広居忠量.2015.日本に飛来する夏鳥の渡りおよび繁殖時期の長期変化.日本鳥学会誌.第64巻.第1号.p39-51.(写真)2024年4月22日、2021年5月30日、2019年5月15日いずれも千葉県柏市にて撮影
2025.03.29
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柏市のオフィスでの仕事前に駅前のイソヒヨドリの様子を見に立ち寄りました。2月20日に成鳥雄の姿をはじめて観察して以来、その縄張り内を移動する姿を見かけていましたが、今朝は雌の姿があり、そのためか囀りの「ホーイピリーチョ」も艶やかさが格別のような印象がありました。また、雌が登場したからなのか、商業施設最上階から垂直に上昇し再び元の場所に戻るといった行動を繰り返していました。その姿はオオセッカの囀りながら垂直に飛翔する仕草に似ていました。2006年以来、営巣・抱卵・子育てをしていますが、今年も期待できそうです。今朝の雄の行動を見ていると、雌が営巣している箇所に入ったと思うと周囲200m圏内のビルの屋上やアンテナにとまり周囲を巡回していました。このほか、複数のツバメが飛翔する姿やハクセキレイのペアが囀ったり、追尾をしている姿を見かけました。こちらも繁殖に入るかどうか注目です。(写真)2025年3月28日撮影
2025.03.28
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昨日3月26日に柏の葉キャンパス駅近郊の調整池でクサシギを観察したことを報告させてもらいました。2018年4月に同地ではじめて姿を観察して以来、8シーズン連続です。調整池には、3月のお彼岸前後に飛来し5月連休明けまで滞在することが多いです。(なお、2018年は7月15日以降12月19日まで姿を観察しています)行動を見ていると泥の中の水生昆虫を食べているものと思われます。これまで観察した羽衣の特徴を復習してみました。(1)幼鳥と思われる個体(一枚目、二枚目の写真)昨日観察した個体は、上面が暗褐色で不定形な斑が散らばっており、成鳥夏羽のような上面の白斑はありませんでした。斑は角度によっては黄色味があるように見えました。このことから幼鳥ではないかと思われました。(2)冬羽と思われる個体三枚目の写真は、2023年3月20日に観察した個体です。上面は褐色で成鳥のような白斑はありませんが、昨日の個体よりは斑が大きい印象です。目先とアイリングが白く見えました。幼羽の顔は眉斑を除き一様な黒色ですが、そのようには見えないので冬羽が換羽している個体ではないかと思われました。(3)夏羽と思われる個体四枚目から八枚目、十枚目の写真は、いずれも上面に白斑があり、胸に黒色の斑が認められるので夏羽個体と思われます。(4)冬羽から夏羽に換羽中の個体九枚目の個体は、額から後頭が灰褐色、上面の一部がグレーで残りが暗灰褐色です。目先とアイリングが白色でした。冬羽から夏羽に換羽中と思われました。(写真)一枚目、二枚目:2025年3月26日、三枚目:2023年3月20日、四枚目:2021年4月25日、五枚目:2020年5月17日、六枚目:2020年3月28日、七枚目:2019年5月15日、八枚目:2019年4月21日、九枚目:2019年4月14日、十枚目:2018年5月3日撮影
2025.03.27
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昼過ぎの外気温が25℃をこえ真夏のような陽気でした。柏市内柏の葉キャンパス駅近郊に調整池と湿地帯を探索しました。調整池では、まだオカヨシガモ、コガモ、ヒドリガモが羽を休めていました。隣接する湿地帯で複数のコチドリ、クサシギ、タシギが採餌する姿を観察しました。コチドリは前頭部と胸が黒色の雄、前頭部と胸に褐色味のある雌の両方の姿、クサシギは上面が暗褐色で小さな白斑がある個体で冬羽から夏羽に換羽中の個体、タシギは嘴基部周辺が橙色味のある個体とそうでない個体を見かけました。このほか、草地で上空に舞い上がり囀っていたヒバリ、地面で囀るヒバリの両方を目撃しました。また、複数のタヒバリのうち1羽は下面に縦斑が目立つものの少しオレンジ色味がかっている1羽の姿、水を飲みに姿を現したツバメ5羽が池の水面を低く飛翔し何度も水を飲む姿がありました。(写真)2025年3月26日撮影
2025.03.26
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先週17日に千葉県北西部の商業施設の一角に今年もチョウゲンボウが姿を見せました。その後の様子を観察しに立ち寄りました。到着してすぐ営巣場所の換気口を見ると、若鳥が周囲のハシボソガラスの群れを警戒している表情をしていました。その後、餌探しに出かけた模様で渡去すると、カラスの群れはすかさず制空権を獲得し鳴きながら飛翔を繰り返しました。その際、近くの高さ約100メートルの高層ピル最上階の一角にタカと思われる鳥影を発見。上面が青灰色、ヒゲ状の黒斑があるハヤブサ成鳥雄個体とわかりました。しかし、撮影は姿のある位置が角度によって姿が見えなくなること、周囲がビルに囲まれており思うようにはかなわず証拠写真となりました。このほか、近くのビルの屋上からヒーリーリーとイソヒヨドリの鳴き声が聞こえました。別のビルには全身に褐色斑のある雌と思われる姿も見つけました。(写真)2025年3月25日千葉県北西部で撮影
2025.03.25
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葛西臨海公園にクロツラヘラサギが滞在していると耳にしながら、なかなか出会えずにいました。今日こそ出会えたらいいなあと再び訪ねました。お目当てのクロツラヘラサギは池の杭に止まっていました。顔を背中にしまって片足立ちで眠り込んでいる個体と両足を出して寝込んでいる個体の計4羽。寝込んで頭をあげない状態が続きました。20分ほど経過した時、4羽のうち1羽が起きて顔を披露。黒くてしゃもじのような嘴には皺があり成鳥でした。4羽のうち1羽は嘴に皺はなく肉色を帯びていた若鳥。また、1羽の冠羽は伸びていました。起きると、吐き戻すような仕草、杭をかじるような仕草も披露してくれました。池に隣接した草地ではオオバンが登場し、頭と首は黒色ですがその他は青灰色なボディと顔板の幅が狭い若鳥、広い成鳥を観察。このほか、上の池ではマガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、岸辺の葦にはオオジュリン、アオジ、スズメの姿を観察できました。(写真)2025年3月24日撮影
2025.03.24
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朝から晴れで気温がぐんぐん上昇し、12時の気温25℃と夏のような陽気でした。春を迎えたフィールドではキジ雄が縄張りの中を駆け回っていました。水面では、仲間に対して威嚇のポーズをとっていたコブハクチヨウ、水生植物の群落で藻類を採食していたコガモ、水面を移動していたホシハジロ雌冬羽(上面が灰色で波状斑があり雄に比べて嘴が細い)、冬羽から生殖羽に換羽中のカンムリカイツブリの姿を見つけました。谷津田上空ではノスリ2羽が螺旋状に飛翔し急降下したりのディスプレーフライトを披露、沼中央部の杭の上には胸の褐色帯が細いミサゴ雄の姿があったり、田んぼエリアでホバリングをしていたチョウゲンボウと出会いました。帰り道の途中で立ち寄った桜が咲き誇る遊歩道近くでモズ雌が餌の捕獲のためにロープに止まり地面を凝視している姿、ツグミ、ハクセキレイが畑地で餌探しに余念のない姿を目撃しました。(写真)2025年3月23日撮影
2025.03.23
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三郷市側の土手ぞいの菜の花を見に出かけました。あわせて江戸川の中州で餌探しをしていたイカルチドリ、コチドリ、土手下の広大なエリアで餌探しに余念のない小鳥を観察してきました。一枚目の写真はイカルチドリ、二枚目、三枚目はコチドリです。グランドと草地で姿を観察できたのは、ペアでディスプレーフライトを披露してくれたチョウゲンボウ、ヒバリ、ヒヨドリ、ウグイス、ツグミ、ハクセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、ホオジロでした。冬は地面の色に紛れてしまうタヒバリですが、春になると姿を見つけやすくなります。嘴基部が黄色であること、眼の下にあるうっすら細い線があることをしっかり観察できました。また、空高く囀っているイメージのあるヒバリですが、日中は地面に座り込んでいるので上面の暗色と黒斑をしっかり見ることができました。(写真)2025年3月22日撮影
2025.03.22
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見沼エリアを流れている川の洪水防止を目的として整備されていた調整池を訪ねました。面積約92haの広さがあり、冬季は水鳥、猛禽との出会いが楽しめるフィールドです。スタート地点でうさぎのような長い羽角(飾り羽)があるトラフズクを発見しました。温かな日差しの元、長時間寝込んでいました。それでも、時折、目を開き橙色の虹彩を見せてくれました。体下面の黄色味のある褐色で黒くて太い縦斑、細かい横斑を観察。池の岸辺を探索していくと、ジョウビタキの雌雄が登場しました。雄は背真っ黒に見えた雄成鳥夏羽でした。その後、エナガ、ベニマシコが姿を見せてくれました。ベニマシコは、体は褐色で下面縦斑があったので雌成鳥冬羽でした。(写真)2025年3月21日撮影
2025.03.21
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柏市のオフィス近くのカワヅザクラ、カンヒザクラ、エゾヒカンザクラ、ソメイヨシノが植林されている公園を散策しました。ソメイヨシノ以外は開花し目を楽しませてくれています。花が大きく色の濃いカワヅザクラ、釣鐘状で下を向いて咲くカンヒザクラ、色が濃く花が咲くのと同時に赤っぽい新芽の出てくるエゾヒカンザクラといろいろ。花蜜を吸いに来るのはメジロとヒヨドリですが、体格に勝るヒヨドリがメジロを追い払う光景が目立ちます。しかし、メジロはいろいろな角度から花蜜を吸うので影響はあまり受けていないようです。枝に水平になったり、逆さとなったり、軽業師のようです。そんな光景を観察していたら、今朝はツミ2羽が登場しました。一羽は成鳥雌、もう一羽は若鳥でした。何度も鳴いては枝に止まったり、近郊に出かけていく姿を目撃したり、今後の推移が楽しみです。このほか、2月の終わりから観察できる頻度が高くなってきたツグミ、林を飛び回り営巣場所を探していると思われるシジュウカラ、ヤマガラの姿を目撃しました。(写真)2025年3月20日撮影
2025.03.20
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茨城県南部にはコヨシキリが飛来するフィールドが複数あります。鳴きはじめは葦の低いところに姿があるのに、囀りをしながら移動し気がつくと高い位置に姿があるのにびっくりさせられます。石田(2015)が述べているように、鳴き始めはカワラヒワのキリキリキリ、コロコロと鳴き、ピリピリキョキョシと複雑な囀りを披露します。これから観察できる時期を迎えるにあたり、その特徴をおさらいしました。(オオヨシキリとの違い)(1)眉斑の上の黒い線コヨシキリは眉斑が目立ち眉斑の上に黒い線が見えます。これに対してオオヨシキリでは眉斑の上に黒い線はありません。(2)眉斑コヨシキリは白い眉斑が目立ちます。対するオオヨシキリは眉斑はバフ白色です。(3)口の中の色コヨシキリの口の中は黄色、オオヨシキリはオレンジ色です。コヨシキリは嘴基部に肌色味があります。対してオオヨシキリは嘴基部はオレンジ色味があります。(4)その他・オオヨシキリは葦に登り賑やかに囀ると次に囀る葦に移動します。・オオヨシキリは囀っているときに頭部の羽毛が逆立つことが多い印象があります。(写真)一枚目から四枚目:2024年7月21日稲敷市で撮影五枚目:2024年5月17日稲敷市、六枚目2023年5月26日印西市、七枚目、八枚目:2021年5月8日稲敷市で撮影
2025.03.19
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我孫子市水の館前から峠下広場までの手賀沼遊歩道を散歩を兼ねて探索しました。この時期、遊歩道脇の葦原ではあちこちにオオジュリンの姿を目にします。じっくり観察していると、頭上が一様に褐色の雌成鳥冬羽が最も多く、続いて頭上が灰色味のある雌第一回冬羽、頭上に黒味のある雄成鳥冬羽は1羽でした。さらに、沼東端を目指して進み市民農園周辺から峠下広場の間の草地、畑地で縄張りを巡回している単独の雄、ペアの雌を連れ立っていた雄の姿を見つけました。また、このエリアでは岸辺の葦原の中にマガモ、コガモが羽を休めている姿や小さな池で餌探しに余念のないアオサギ、チュウサギ、コサギを観察しました。このほか、カワセミが遊歩道脇に姿があり、雄が小魚を捕獲しにいっている間は、雌はその帰りをひたすら待っていました。その後、折り返しの峠下の遊歩道脇の木や草地にはスズメ成鳥100羽前後の姿、沼の水面の船の上にセグロカモメの姿を見つけました。(写真)2025年3月18日撮影
2025.03.18
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2001年に千葉県北西部の商業施設の一角で繁殖が確認されて以来毎年子育てをしているチョウゲンボウの様子を見に出かけました。到着後、複数の鳴き声がするので上空を見上げると3羽が飛翔する姿を発見。その後、例年、子育てしている換気口に入り、中の様子を確かめているようでした。高層住宅が何棟もある空間を鳴き交わす姿を見ていると、短腕を素早く羽ばたかせ、尖翼をつかって高速飛行しているのがわかりました。ただし、西北西の5m以上の風が吹き抜けており、ホバリングはまったく観察できずでした。(風が秒速0mから3.4m未満の弱風力で多くホバリングすることが研究者の報告にあります)それでも雄がキィキィと鳴き、雌が柔らかなクイクイクイと声を出していた光景や交尾したときに雌雄ともにキッキッと鳴き声を出していた光景を観察できて大満足。今朝は、チョウゲンボウの周囲にはハシブトガラスのみで、バトルもなく平穏でした。(ハシブトガラスの群れが存在していると、換気口近くに接近したり、飛翔しているチョウゲンボウを追尾したりする光景を多く見受けます)(写真)2025年3月17日千葉県北西部で撮影
2025.03.17
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カモ科シマアジは、3月から4月にかけて姿を目撃する可能性が高くなります。春は識別が比較的容易で番いで行動することが多いので発見されやすくなります。(秋は幼鳥が多いとされていることや雌の観察、コガモなどとの識別に気をつける必要があります)その羽衣を復習してみました。(雄個体)一枚目から四枚目の写真は、雄個体です。眼の上から後頭まで伸びている白い眉斑、黒、白、青灰色の肩羽が長く伸びています。嘴は生殖羽が濃いピンク色(2枚目から4枚目)で、非生殖羽では黒色(1枚目)です。脇が明るいグレーで細かい波状斑が見えます。(雄エクリプス個体)五枚目と六枚目の写真は、雄エクリプスと思われる個体です。眉斑が雌に比べて白っぽいのが特徴です。虹彩は赤っぽい印象はなく、幼羽に近いのではと思いました。(雌個体)七枚目の写真は、雌個体です。胸から腹にかけて細かい斑がない、脇の羽縁最上列の各羽は丸みがあること、写真ではわかりずらさがあると思いますが虹彩は赤みがありました。(近似種のトモエガモとの比較)七枚目の写真は、トモエガモ成鳥雌個体です。額から後頭が褐色で、嘴基部に白斑があり、頬が白っぽく見えています。(写真)一枚目:2010年4月4日我孫子市北新田で撮影二枚目、三枚目:2017年4月16日習志野市秋津で撮影四枚目:2024年4月13日さいたま市見沼で撮影五枚目、六枚目:2019年10月7日葛飾区水元で撮影七枚目:2024年4月13日さいたま市見沼で撮影八枚目:2018年1月7日手賀沼で撮影
2025.03.16
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2024年から2025年冬は、ツグミの姿をまだ見ていないとの声を耳にします。ホームグランド手賀沼と周辺地域、千葉県北西部の東葛地区での初認記録と個体数の推移を整理してみました。(1)柏市での初認と個体数の推移手賀沼沿岸と柏市北部、柏市南部でのツグミの観察記録を整理すると下記の通りです。最も早い初認は2024/11/18手賀沼沿岸、最も遅い初認は柏市南部の2025/02/28でした。なお、平年、ツグミを10羽以上見かけている南部地区の公園では3月15日に1羽の姿を観察したのみです。ツグミか好む明るい林床がありながら姿を観察できていないのは、柏市への飛来する個体数が少ないのではと印象を持っています。a.柏市手賀沼沿岸2024/11/18柏市片山(1)、2024/12/29柏市片山(1)、2025/01/04柏市(1)、2025/02/15柏市片山(1)、2025/03/10(4)手賀沼b.柏市北部(国道6号線から北の地区)2025/02/01柏市柏の葉(2)、2025/02/14柏市柏の葉キャンパス近郊(1)、c.柏市南部(国道6号線から南の地区)2025/02/26谷津田(2)、2025/02/26谷津田隣接地(1)、2025/02/26住宅地(3)、2025/02/28住宅地(3)(2)写真で見る羽衣のいろいろ1月から3月に観察した個体を振り返ると、背の褐色斑が小さく不明瞭な雌第一回冬羽、下面が黒褐色でお腹がぷっくりした雄成鳥、上面の黒色が目立ち、背の褐色斑が大きい雄成鳥の順で姿を見かけました。(隣接都県、隣接している街でのツグミの飛来)隣接している茨城県取手市では2月に入り姿を見かけた後、2桁の個体を観察しました。また、柏市と隣接する松戸市では昨年師走に飛来し、複数の個体を目撃しました。また、江戸川を挟んで対岸の水元公園でも年始に飛来し複数の個体を観察しています。a.柏市と隣接している松戸市での観察記録はつぎの通りです。2024/12/20松戸市千駄堀(1)、2025/01/16松戸市樋野口(4)、2025/02/08松戸市樋野口(5)b.千葉県と隣接する東京都葛飾区水元での観察記録2025/01/06(1)、2025/01/27(3)、2025/02/20(5)c.千葉県と隣接する埼玉県三郷市での観察記録2025/02/10(7)、2025/02/24(4)d.千葉県と隣接する茨城県取手市での観察記録2025/02/25(7)、2025/02/26(14)e.千葉県と隣接する茨城県常総市菅生沼での観察記録2025/2/22(6)(写真)1枚目2025年1月16日、2枚目2025年2月1日、3枚目2025年2月24日、4枚目2025年3月9日、5枚目2025年3月10日、6枚目2025年3月15日、7枚目2025年3月11日撮影
2025.03.15
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吉川美南駅西口の調整池と東口の第一調整池を訪ねました。西口調整池では池の東端の電柱にカワウ、水面にコガモ、オオバン、浅瀬にコチドリ、岸辺の草原にタシギの姿、隣接する公園に近い草原にあるカワラヤナギの芽を食べている姿を観察できした。なお、コチドリは浅瀬で羽を休めていたものがカラスが飛来した際に一斉に飛び立ったことで発見でき、その際に草原にタシギもあわせて見つけることができました。前回、草地に5羽のキジ雄の姿がありましたが、今回は池の水面をはさんで2羽のみ。縄張りが確定したのかもしれません。その後は、東口の第一調整池に移動し、探索をスタート。区画整理工事が行われているので立ち入りができないエリアが多く、池の水面でハシビロガモが渦巻き採食をしている光景、ホシハジロが浅瀬で休んでいる姿を観察できたのみでした。それでも駅近くの水路でタヒバリの姿を見つけました。嘴基部が橙色でそれ以外は黒色、体上面は褐色と言われますが少し褐色味もあるシックな色でした。(写真)2025年3月14日撮影
2025.03.14
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先月26日に訪ねた利根川・鬼怒川・小貝川に囲まれた守谷市の林間コースを再び探索。休耕田跡の湿地に本格的な木道をすすみ冬鳥たちとの出会いを楽しみました。ハイライトは、コゲラがオオカマキリの卵嚢に含まれる卵を食べている光景に遭遇したことです。オオカマキリが昨年秋にこしらえた卵をスポンジ状の保護材で包み外部から影響を受けない卵嚢をコゲラが嘴でつつき、卵を食べていました。オオカマキリの卵嚢は、地上から1メートル程度の高さにあり、1羽のコゲラが独占してつついていました。スポンジ状の中をどのように食べているか確認できればよかったのですが、観察していたポイントとコゲラがつついていた箇所との間は湿地で接近することができず、卵をどの程度食べていたのか、卵が残っている部分はどの程度かを観察するにはかないませんてした。このほか、シジュウカラが葦に長時間懸垂して中に潜むカイガラムシを食べていたタフさに関心したり、今冬全国的に少ないとされるツグミ、カシラダカが複数登場したり、ピッポと鳴きながらベニマシコが姿を現したり、時間を忘れる楽しさでした。(写真)2025年3月13日撮影
2025.03.13
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所により雨の予報が出ていたので、柏市のオフィス近郊の谷津田を訪ねました。満開の梅の花蜜を吸いにくるメジロ、ヒヨドリの様子を観察するのが今日のテーマ。谷津田の小さな池で餌探しに余念のないカルガモ、草地で地中の音を聞いているように耳を傾けていたツグミ、最も高さの高い木のてっぺんにシメの姿を見つけました。その後、待機していると、チーと鳴き声を出しながらメジロが登場しました。よく聞いていると、最初に到着した個体のチーの声に呼応して10羽以上のメジロが集まってきました。広範囲で位置情報をやりとりしていることがわかりました。なお、猛禽類が出現した際には連続音を出すとされていますが、今日は聞くことができず次回の宿題となりました。(写真)2025年3月12日撮影
2025.03.12
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JR北小金駅近郊に創建が室町時代とされる東雷神社があり、電車の車窓から見事な河津桜が見えたので足を運びました。横に広くなり傘状の木と一重咲きの濃い紅色の花を存分鑑賞しました。その後、松戸市と流山市の間を流れる富士川沿岸を探索。水路ではヒドリガモ、コガモ、バン、オオバン、カイツブリ、タシギの姿を観察し、沿岸の農耕地ではツグミ、アオジ、雄と思われるスズメが尾を高くあげ近くの雌と思われる個体に猛アピールしていました。ふだんしらーとしているスズメですが、情熱的な鳥なんだと再認識しました。(写真)2025年3月11日撮影
2025.03.11
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今冬は珍鳥飛来が続き、他県から大勢の面々が印旛沼沿岸を占拠していたので、立ち寄るのを避けてきましたがようやく落ち着いてきたので探索しに出かけました。今冬、トモエガモのピーク時の個体数は約8万羽で前年12万羽と比較すると30%強少ない個体数でした。今日、水面で記録した個体数は8400羽で今冬ピーク時の十分の一。それでも、漁師の船が移動するたびに舞い上がる光景は見事でした。カモは、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、トモエガモ、コガモ、ホシハジロといった種類、カンムリカイブリ、水面に浮かびながら魚を食べようと悪戦苦闘しているセグロカモメ、杭にチュウヒ(風切は青灰色はなし)の姿がありました。遊歩道脇の木でジョウビタキが喉を膨らませ「チュルリ、チュッチュリ」と囀っている姿を見つけたり、ホオジロ、ホオアカ、オオジュリンと出会い楽しい時間でした。このほか、モモイロペリカンがいつもの船着き場で休んでいると思ったら、自力で水面を移動し魚を捕獲しに出かけ、その後休み場所に帰還する姿を目撃しました。(写真)2025年3月10日撮影
2025.03.10
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前日は日中は低温、夜から明け方の降雪で凍える寒さから一転して青空。柏市内柏の葉キャンバス駅近郊の湿地と調整池を探索しました。長い嘴と前頭の黒色、うっすらとある黄色のアイリングが特徴のイカルチドリは健在。湿地を所狭しと移動し餌を物色していました。その足の運びを観察していたら、ファッションモデルがランウェイを歩くときのような足の運び方をしていました。また、湿地帯の嘴を指したまま登場したタシギ、雨覆と肩羽のクリーム色と模様がぐんと素敵なパターンに見えました。そばでは、ダイサギが餌を探して接近しているのに全くきにかける様子もありませんでした。このほか、湿地の岸辺には、オカヨシガモ、ハシビロガモ、コガモ、ヒドリガモが温かい日差しを楽しむようにウトウトしている姿を目撃しました。その後、商業施設前調整池の移動すると、水辺を冬羽から夏羽に換羽中のハクセキレイ、地面で伏せて日光浴をしていたヒバリ、池のロープに止まって餌を狙っていたカワセミが獲物を捕獲している光景を目撃しました。(写真)2025年3月9日撮影
2025.03.09
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先週2日にオフィス近くの公園の一角にある菜花をついばむヒヨドリを観察しました。誇らしい表情をしてほおばっていました。オフィスの庭にあるゆずも1月後半からヒヨドリが実をついばみ、昨日はついに皮が残る状態となっています。その皮ついばんでいます。いままでの観察では、昆虫、柑橘類などの果実、今回のように菜花のような葉菜と実にいろいろなものをついばむ姿を見つけています。鳥類は、近紫外線(または紫外線)を含む4原色をとれえていることが知られています。ただし、不思議なのが菜花は噛むと甘みを感じますが、そのまま食べるとほろ苦さがある点です。ほろ苦さを感じていないのかとも思い、獣医師の友人に聞いてみたところ、人間の味覚を感じる細胞は一万個程度で、鳥の場合は数百個と言われ、味覚を感じる人にくらべて苦みを感じにくいのかもしれないと教えてもらいました。(写真)2025年3月2日、2013年3月2日いずれも柏市内の公園で撮影
2025.03.08
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青空が広がったと思ったら5m前後の北北西の風が吹き抜け、体感温度は3℃程度と寒さを感じる朝となりました。ホームグランド手賀沼沿岸を探索しました。水路に姿のあったコブハクチョウの群れの中に、オオハクチヨウ23羽を発見しました。大半は成鳥でしたが、2羽は若鳥個体でした。1羽は嘴基部が淡い黄色で、もう一羽は嘴は成鳥と同程度の黄色ですが、体は白色の中に灰色の羽がまじる個体でした。チョウゲンボウが鉄塔から移動するたびに、首をあげてその行方を追っていました。なお、3月上旬に23羽もの姿を観察したのは、定期的に観察をはじめた1975年以来はじめてです。嶋田(2019)が宮城県伊豆沼の観察記録を振り返り、「春の渡りでは2月の降雪量が少ないほど渡りが早く進んだ」と報告しています。2024年から2025年2月は北海道・東北でかつてないほどの大雪に見舞われており、その逆パターンなのかとも思われます。オオハクチョウの他は、強風で沼の水面が波立ちマガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモといったカモ科の鳥たちは葦原の中、風を避けられる岸辺で、水面に姿があったカンムリカイツブリも首をすぼめていました。このほか、チョウゲンボウが高圧線の鉄塔に一角に止まり、地面を移動する小動物を捕獲する姿、モズが遊歩道とその近くを移動する小鳥や小動物をねらう姿を見つけました。(写真)2025年3月7日撮影(引用)嶋田哲郎・森 晃.2019.宮城県におけるハクチョウ類の渡りに影響する要因.伊豆沼・内沼研究報告 13 巻.pp.37–43.
2025.03.07
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3月に入りはじめて松戸市千駄堀池を訪ねました。今日は水位がいつもより高く、寒がりなカモたちが休息できる葦原が水没しているところがあり、姿が少ないと思いきや、コガモ、オカヨシガモは葦にとまり休息をとり、マガモ、カルガモは岸辺に近い葦原近くに姿がありました。くわえて、オシドリ雄1羽が小島の縁に座り込んでいる姿を発見しました。頬から下に橙色の羽が伸び、正面から見ると髭のような感じにも見え、威風堂々とした風貌でした。このほか、今冬少なかったツグミが10羽以上、芝生の上で採餌する姿を見つけました。胸の模様、上面の色の濃い個体、淡い個体、いろいろな個体を観察。帰り際、水際でハシボソガラスが小さな種子の真ん中に嘴を入れ、バリッと割って食べているシーンを観察しました。器用な嘴の使い方に感心しました。(写真)2025年3月6日撮影
2025.03.06
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昨日、埼玉県吉川市吉川美南の調整池の草地で雄キジ5羽を観察しました。1度だけ2羽が一瞬にらみ合う姿があった以外は、さえずりも争いもなく餌探しに集中していた旨を報告しました。冬にはなわばりの存在はないのかと生態についていくつかの文献を調べてみました。(キジのなわばり存在)雄キジは、縄張り争いでにらみ合い、飛び上がり蹴りあったりする光景を見かけるのでなわばり制があることを前提に我々は観察をしているように思います。ところが、丸(1988)が研究者による報告文献を紹介し「キジ属(馴asjanus)は一般になわばり制がある、という同意があり、その同意に基づいて研究や議論がなされてはいるが防衛行動のようななわばりの存在を明らかにする証拠が示されているわけではない」と指摘しています。(キジの囀りの意味)くわえて、丸(1988)が長野県軽井沢および東京都式根島での繁殖期の雄キジについて、興味深い報告をしています。ケーンケーンという鳴き声はソングシーズンの間は大きく変わらないのに、ヒナの観察され始めた時期には減少し始め、鳴き声を発していた時期は交尾期にだけ出されていたものだったと記しています。さらに、雄同士が拮抗したとき行動は2つのタイプがあり、1つはエリアの境界で相互に争いを行なうもので、「ソングエリア」の占有者と侵入者の間にみられるもの、もうひとつは威嚇行動と逃走行動がともなったものと述べています。このほか、軽井沢および式根島のいずれでも明らかになわばりを持たない雄が存在していた点もあわせて報告しています。(雄キジのさえずりと繁殖行動)林(2002)は、神奈川県横浜市でキジを調査した結果をつぎのように報告しています。「雄キジのさえずり頻度の日間変化を見ると、日の出30分前から日の出4時間30分後まで5時間の1時間あたりの平均さえずり回数は13.7回以上で、それ以降の時刻の7.3回以下と著しい差がある。これは雄キジが早朝5時間のあいだに活発に雌を誘い,ほかの雄に対して自己の存在を示しているものと考えられる」、「雌同伴行動時のさえずりは、その回数が単独行動時に比べて14%に減少した。これは「雌の誘引」の必要性が低下したためと考えられる。この時のさえずりはほかの雄に対する自己の存在を示す「なわばりの防衛」の機能が強くなっているのではないかと推測される」と記されています。雄キジのさえずりは、雌誘引の必要性が低下すると減少し、雌同伴時にはなわばり防衛の機能が強くなっていたと述べています。(冬に雄キジが群れとなっていた件)吉川美南で観察した同じ草地を雄キジ5羽が行動していた点は、冬にはなわばり制を持たないのか、餌の物色が最優先の時期には相互に争わないのかとも思いました。これからの観察で注目したいと思います。(引用)丸武志.1988.キジのなわばりの特徴.Strix第7巻.p149-158.日本野鳥の会.林暁央.2002.雄キジのさえずりと繁殖行動.Strix.第20巻.p31-38.日本野鳥の会.(写真)2020年5月17日手賀沼沿岸、2021年4月11日手賀沼沿岸、2018年4月29日手賀沼沿岸で撮影
2025.03.05
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3月に入りはじめて吉川美南駅西口の調整池を訪ねました。水面にマガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロの姿にくわえて斜面の草地にキジの雄5羽が登場し、肩羽は黒と茶色のうろこ模様に魅了されました。キジは、縄張り争いでにらみ合い、飛び上がり蹴りあったりする光景を見かけますが、1度だけ2羽が一瞬にらみ合う姿があった以外は、争いもなく餌探しに集中していました。文献(*)に雄は単独か群れになることが紹介されていたのを思い出しましたが、目の前で目撃するとは思いませんでした。(*)Kuroda N. 1981. The Japanese Green Pheasant Phasianus (colchicus)versicolor in Japan. World Pheasant Association Journal 6: 60-72.キジの姿があった草地は大人気で、ハシボソガラス、シジュウカラ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ベニマシコ、ホオジロ、アオジが登場してくれました。(ベニマシコは池近くの葦原の中でフィフィとの鳴き声のみ)気温3℃前後と厳しい寒さを忘れて観察に没頭した時間でした。(写真)2025年3月4日撮影
2025.03.04
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先日、2月17日に三番瀬を訪ねた折、シロチドリ7羽が波打ち際を移動している姿を見つけました。かつて、三番瀬、谷津干潟ともにシギ・チドリの中で最も個体数が多かったのがシロチドリだったのに、今では谷津干潟ではほとんど見かけなくなり、かろうじて三番瀬で姿を見かけるのみです。鳥友からいつ頃から個体数が減少したのか、羽衣の特徴について質問をもらいました。(シロチドリの個体数の変化)吉井(1988)が「日本では北海道、本州、四国、九州、沖縄などで繁殖し周年観察される」と報告しているチドリ類です。しかし、石川・桑原(1983)が、1979年頃から越冬個体数が減少し、春と秋の渡りの時期に個体数が増加するパターンに変化したと報告しています。くわえて、守屋(2014)が、「1974~85年と2000~03年の間の変化率を全国のカウント調査から示した報告では、シロチドリが春期で-75%、秋期で-88%と極端に減少している」記しています。文献の報告によると、個体数を大きく減少させた時期は、1979年頃から越冬個体数が減少し、2000年以降に個体数全体が大きく減少したと読み取れます。(シロチドリの羽衣について)今井(2022)は、シロチドリの羽衣について報告をしています。写真は、私の観察・撮影したものです。(1)成鳥夏羽今井(2022)は「雄成鳥夏羽は頭頂から後頸が橙褐色で前頭と過眼線、胸の斑が黒い(中略)雌成鳥夏羽は頭頂から後頸が褐色で、前頭と過眼線、胸の斑が褐色」と述べています。一枚目の写真は2023年4月24日に三番瀬で観察した個体で、過眼線が黒く、胸の斑も黒いことから雄成鳥夏羽と思われます。(2)成鳥冬羽から夏羽に換羽中の個体二枚目の写真は202年4月24に三番瀬で観察した個体です。過眼線は黒くなく、背と頭の褐色が後頭の白帯で分かれていることなどから雌冬羽が換羽中の個体と思われます。(3)若鳥三枚目の写真は、2000年1月13日に三番瀬で観察した個体です。写真ではわかりずらさがあるものと思いますが、上面に淡色の羽縁が目立ち、全体がバフ色に見えましたので、若鳥と思われました。(引用)吉井正.1988.コンサイス鳥名事典.p278-279.三省堂.石川勉・桑原和之.1983.谷津干潟におけるチドリ類の個体数の変化.Strix第2巻.p19-32.日本野鳥の会.守屋 年史.2014.シロチドリ 個体数の減少.Bird Research News Vol.11 No.1.p2-3.今井 光昌.2022.シギ・チドリ類の年齢・季節による羽衣の変化.連載第28 回 シロチドリ.しろちどり113号.p10-14.日本野鳥の会三重.
2025.03.03
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弥生三月に入り、いよいよシギ・チドリのフィールドに通う時期となりました。茨城県浮島、甘田干拓地とその周辺を訪ねました。蓮田エリアでは、タゲリ、コチドリ、タカブシギ、セイタカシギ家族群が餌探しに余念のない光景を目撃できました。うち、タカブシギは眉斑が目立ち、上面に黄褐色のある若鳥と思われる個体でした。このほか、霞ヶ浦で魚を捕獲したミサゴが、水田エリアの電柱にとまり魚をわしわし食していました。その数、合計8羽は壮観でした。その後、訪ねた甘田干拓では、地面を動く小動物を捕食していたチョウゲンボウ、上面の褐色ベースに黒斑が密にあるヒバリ、フィールドのあちこちに姿のあったツグミと見どころ満載でした。(写真)2025年3月2日撮影
2025.03.02
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埼玉県の鳥友からヒバリの初鳴き日の推移について質問をもらいました。研究報告で埼玉県松伏町でのヒバリの初鳴き日は2月の気温が高いほど鳴き始めるのが早くなっているとの内容を目にしたので、隣接する千葉県ではどうかとのことでした。(松伏町でのヒバリの初鳴き)尾上(2020)は、埼玉県松伏町松伏総合公園を中心に調査を行い、2015年からの5年ないし6年間の鳥の初鳴きや渡り鳥の初観測日の推移を気温と比較し報告しています。初鳴日は、2015年2/28、2016年2/6、2017年2/4、2018年3/3、2019年2/4、2020年2/14だったと記しています。さらに、「ツバメ初見日、ヒバリ初鳴日、モズ初鳴日は5年ないし6年間で早期化する傾向が認められ(中略)年平均気温は5年間で上昇傾向がみられた」「年間のヒバリの初鳴日と2月の平均気温には強い負の相関が認められる。このことから、2月の平均気温が高いほどヒバリが鳴き始めるのが早くなっている」と述べています。(千葉県北西部の手賀沼とその周辺地域でのヒバリの初鳴き日)2001年から2024年のヒバリの初鳴き日を整理すると、つぎの通りです。2001/2/11(1)、2002/2/10(1)、2003/2/10(1)、2004/2/11(1)、2005/3/13(1)、2006/2/11(1)、2007/1/4(1)、2008/3/9(1)、2009/2/22(3)、2010/2/21(1)、2011/3/20(2)、2012/3/14(1)、2013/2/10(2)、2014/4/20(1)、2015/2/22(1)、2016/1/1(2)、2017/5/4(2)、2018/3/12(2)、2019/5/11(2)、2020/2/24(1)、2021/3/1(1)、2022/2/26(1)、2023/2/28(1)、2024/2/26(1)日付に注目してみると、最も早い年は2016年1/1で、最も遅かったのは2019/5/11でした。次に月に注目してみると、1月2件、2月13件、3月6件、4月1件、5月2件でした。(埼玉県松伏町と千葉県北西部でのヒバリの初鳴き日の違い)ヒバリは、佐々木(2008)が報告しているように、草原、麦畑、桑畑、河原などに多く、樹林地を避け、建築物も忌避すると考えられています。松伏町総合公園は、建築物はごく僅かで、面積26.5haのうち、広場ゾーン(疎林広場、芝生広場、野原)が6.5haでヒバリの生息適地となっているものと思われます。これに対して、千葉県北西部の手賀沼とその周辺地域では、樹林地や建築物の割合も多いことからヒバリの生息適地が分断されていることや草丈の高い環境などが相まって初鳴き日が遅いのではないかと思います。(引用)尾上 愛実.2020.気温変化が野鳥に与える影響.中央大学第20回高校生地球環境論文賞報告.pp7.(写真)2015年6月6日、2011年6月12日いずれも手賀沼沿岸で撮影
2025.03.01
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