忘れられるさぁ 季節が変ゎれば

忘れられるさぁ 季節が変ゎれば

【si:】


マヂで好き(*´▼`)ノ
読んだ時、鳥肌たったょキラ*+。゚・(☆゚Å゚☆)・゚。+*キラ


土曜の午後
キミが季節外れなビーフシチューをつくる姿を見て
ふいうちにおもったんだ。
なにかプレゼントをしたい。
モノをもらって喜ぶ顔。
キミのいろんな顔がみたくなったから。
「なぁ、なんか欲しいもんない?」
するとテキパキと動きながらキミは言う
「あ、丁度いいところに。後ろにあるコショウとって。」
「いやいや、そうじゃなくて。プレゼントされて嬉しいものあらへん?」
キミが手をとめる。
「なんでもいいの?」
「うん、なんでもええよ。……あ、土地とかは無理やけど。」
「あははっ、じゃぁ鎖が欲しい。剛と二度と離れないように……なんてね。」
いたずらっぽく笑いながらVサイン。
「そんなものなくても離れへんよ。」
「しってるよ。」
微笑みながら答えるキミ。
キミの微笑みは、キミの言葉はあまりに美しくて……。
そんなキミから離れるのは無理でしょ?
「剛は?剛は何が欲しいの???」
「俺?俺は………早くそのビーフシチューが食べたい。」
「ふふっ、じゃぁ急いでつくるね。」
そういってまた動き出すキミ。
ホントを言うと「キミが欲しい」だけど
光一じゃあるまいしそんなくさい台詞はいえない。
それに僕は今この時間が僕のまわりをくるくるとまわっている
それだけでココロからあふれてしまうぐらい幸せだから……
今なら
恋のカマイタチが二人引き離そうと
DEVILが二人を睨みつけようと
堂々と戦える、立ち向かえるだろう。
なぜなら僕は今、愛をしてるから
愛をしてる
愛をしてる
愛をしてる
この言葉は今、君に言えそうもないけど
絶対いつか伝えられるから……

「剛、ビーフシチューできたよ。」
部屋に広がるいい香り。
「ありがとう。おいしそうやな。」
土曜の午後 キミと季節はずれビーフシチューを食べよう?




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