かずやんの旅日誌

かずやんの旅日誌

2024年06月21日
XML
カテゴリ: バイク旅
前回は天孫降臨をテーマに、霧島の高千穂周辺を散策しました。
天孫降臨された瓊瓊杵尊はその後、薩摩半島南部へ足をお運びになります。


第2章
【笠狭宮阯】






天孫降臨された瓊瓊杵尊は良い国を探し求めて吾田の長屋の笠狭岬に至ると事勝国勝長狭(ことかつくにかつながさ)と名乗る者が現れた。「国はあるか」と尋ねてみると「ここにあります、思いのままにしてください」と返されたのでそのまま留まることにした。
国には一人の美人がいた。皇孫が「おまえは誰の子か」と尋ねると「カヤノヒメを大山祇神が娶って生んだ子です」と答えた。名を鹿葦津姫(かしつひめ)、またの名を木花開耶姫という。彼女を気に入った皇孫は一夜を共にした。すると姫は身ごもった。しかし皇孫は「天神でも一夜で孕ませることはできない。それは私の子ではない」と暴言を吐いた。怒った鹿葦津姫は出口のない小屋に籠った上で「私の子が天孫(あめみま)の子であれば傷つかない、そうでなければ焼け死ぬ!」と誓約(うけい)をし小屋に火をつけさせた。三人の子供が無事に生まれてきたので天孫の子であることが証明された。兄の火闌降命は成長して海幸彦に、弟の彦火火出見尊は山幸彦となった。しばらくして瓊瓊杵尊は崩御し、可愛山陵(えのみささぎ)に葬られた。

~Wikipediaより引用~

今回は瓊瓊杵尊と木花咲耶姫がお住まいになられた笠狭宮阯から、瓊瓊杵尊が崩御され葬られた可愛山陵まで走ります。
南さつま市の山奥、舞敷野という集落に瓊瓊杵尊と木花咲耶姫がお住まいになられたとされる笠狭宮阯があります。









周辺はよく整備されており、今でも信仰の対象となっているのでしょう。
県道から階段を登りますが、以前はなかった看板や鳥居が目立ちます。







どうやら令和に入ってから整備された様子です。
笠狭宮阯の碑は、少し近づき難い雰囲気でしたが、階段下で一礼するとスッと入れる雰囲気となりました。










この石碑自体は昭和初期に設置されたものであり、太古の昔からあったものではありません。
それ以前の笠狭宮阯一帯は、この地の出身である有力者の尽力で整備されたそうです。
ちなみに、瓊瓊杵尊はここのお住まいになる以前、笠沙町にある野間岳中腹にお住まいで、その後この地へ移住。そして南さつま市宮原にお移りになったあと、薩摩川内市の可愛山陵へお移りになられたそうです。

さて、それでは出発。
お次は南さつま市宮原の後笠狭宮阯に向かいます。
まずは焼酎神社として有名な竹屋神社に到着。










笠狭宮阯の石碑は神社となりの公園にひっそりとありました。









私は昔この周辺で働いていたこともあるのですが、この場所は知らなかった。
さてお次は瓊瓊杵尊の妃となられた木花咲耶姫の像と碑がある道の駅きんぽう木花館へ。







ここに木花咲耶姫に関するお話が刻まれており、川の向こうにはその足跡を伝える歴史交流館金峰があります。





興味のある方はぜひどうぞ。
それではここから北上し、薩摩川内市に入ります。
途中私行きつけのうどん屋さん「松屋」で昼食。







ここはエッジの立った讃岐うどんが絶品ですが、天ぷらも最高に美味しくておすすめです。
日曜だと1時間待ちとなることも。

東市来から高速に乗り、あっという間に薩摩川内市に到着。
川内川沿いにある可愛山陵へ向かいます。
新田神社の境内にある可愛山陵。
ここは日本書紀に記されている神代三山陵のひとつです。
なお神代三山陵は全て鹿児島県にあります。
ただし、日本書紀には詳細な地名は記されておらず、ここを三山陵と定めたのは明治初期の政府。
つまり旧薩摩藩が権力の中心にいた時期です。
三山陵の場所については諸説あり、そこを調べてみるのも面白いでしょう。
新田神社に参拝してから山陵に向かいます。





ここも宮内庁が管理しており、とてもよく整備されています。





深々と一礼し、振り返ると巨木に大きなウロが開いていました。





木のウロは、黄泉の国へと繋がっていると聞いたことがあります。
ここもどこかへ通じているのだろうか。
そんな思いを抱きながら帰路につくのでした。
天孫降臨に係る瓊瓊杵尊のお話はここで終わり。
次回は瓊瓊杵尊と木花咲耶姫の子供達のお話に移ります。

第3章 豊玉姫に続く。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024年06月21日 05時54分04秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: