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2020/06/15

「介護のうしろから「がん」が来た！」　篠田　節子

テーマ：今日どんな本をよみましたか?(91833)

カテゴリ：今日読んだ本

図書館で借りた本です。「天稟」と一緒に借りて読めず
「恋愛未満」と一緒に再度、借りて、読み終わりました。
「がん」との向き合い方とか先輩のお話を聞いてみよう！です。

「介護のうしろから「がん」が来た！」　篠田　節子さん

【内容情報】（「BOOK」データベースより）
直木賞作家・篠田節子が、乳がん発覚から術後までの怒涛の日々-検査、手術、乳房再建、同時進行で認知症の母の介護ーを、持ち前の取材魂をもとにユーモア溢れる筆致で綴る、闘病＆介護エッセイ。聖路加国際病院ブレストセンター乳房再建担当医との特別対談を掲載。
【目次】（「BOOK」データベースより）
発見／入院まで／再建の決断／手術／院内リゾート／退院／手術後２５日の海外旅行／日常復帰／二度目の手術へ／解禁／乳房再建その後／波乱含みの年明け／介護老人保健施設入所の経緯／ホーム巡礼　八王子十四ヵ所／ここは絶海の孤島！？　パラオ／グループホームに引っ越し／エッセイは終わっても人生は終わらない／“特別対談”篠田節子×名倉直美（聖路加国際病院・形成外科医）

同級生に３人、乳がん罹患者がいました。うち２人は、亡くなってます。

亡くなった１人は、乳がんであったことさえ知りませんでした。
亡くなった２人は、アラフォーの時に乳がんと診断され、治療を行い
アラフィフで再発し、２人ともあっという間に転移して亡くなってしまいました。

身近に乳がん患者がいるにも関わらず、なにも話を聞くこともなく
苦労も知らず、辛さも理解出来ず、役立たずでした。
まぁ、希薄な付き合いだったといえば、そんなもんかとも思います。

篠田さんのエッセイを読むとその時その時で色々な人に助言を求めて
その中で自分で一番　良いと思うことを実践されている感じでした。

全摘出するのか温存するのか？再建するのかしないのか？
病院は、どこがいいのか？診断後に色んな判断をテキパキとしていかないといけません。
本の最後に形成外科の先生との対談が載っているのですが

そうなんだぁ…自分がなった時、どうするんだろう？と考えながら読んでました。

まず、相談する相手がいないなぁ…篠田さんは、経験者やお医者さんの知り合いがいて
色々、相談しているが、私には、話を聞ける経験者は、既に亡くなっている。
唯一の医療関係者は、姪が看護師だってことかな。呼吸器内科だけど…

いまは、乳がんの全摘でも入院日数は、一週間ほど。手術日に夜食が出てくる。

10年前、20年前とは、術後のケアも変わってきているみたいですね。
篠田さんも書いていたのですが、昔は、着圧ストッキングはかされたもんなぁ。

がんのお話だけでなく介護のお話も書いてありました。
この本の前に読んだ「恋愛未満」の中の介護のお話。自分の母親のあばれかたを書いたのか…。
施設の選び方とかも詳細に書いてあったので　いまから介護の方は、参考になるかもです。
やっぱり都会は、空きがなくて大変みたいですね。
金沢は、一昔前は、老健に待ち行列で入れないということでしたが
今は、すんなり入れる時もあるようです。両親ともに老健に入れた子が会社にいます。

介護と乳がんの入門書として　読んでみるのも良いかもです。

しかし、篠田さん、パワフルです。入院前に、施設入所前にと隙をみて海外に行ってます。
あ～アタシだったら、おうちでゴロゴロだなぁ…