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おはようございます、紙太材木店の田原です。前回、室内の空気環境を担保するのは気密と換気システムにほかなりません。という話をしましたがタイミングよく換気システムメーカーのオカトミさんが換気システムについて分かり易く説明してくれてます。換気システムなんてあってもなくても同じ出来れば無ないほうがいいけれど法律で義務付けられているから渋々設置と言う建築会社もあるとなれば一番安い壁掛けの換気装置でも付けて置くか、と言う事になりがち。ユーザーであるこれから家を建てる人にとってもなぜ必要なのか良く分からない換気扇なんて24時間も回せば家の中が寒くなるから出来れば回したくないと考える人も多い中には入居数日でスイッチを切ってしまう人も・・前回お話したグラフをご覧になればいくら優れた換気装置を使っても建物本体の気密性能が良くなければ絵に書いた餅であることが分かります。東京大学の前准教授は著書「エコハウスのウソ」の中で~低気密のまま機械換気しても居室の汚染された空気は入れ替わらない。「気密をとらない」とは空気の質に「責任をとらない」ことと同じだ~とまで述べています。北欧では建物の完了検査を融資を行う銀行もします。なぜなら建物を担保に住宅ローンの融資をするのでその建物が設計どおりの性能でなければ担保価値は半減してしまうからです。もちろん換気装置の換気量も実測されますから家本来の性能が保証されます。日本では24時間換気扇の換気量は設計図面の審査だけですから完了検査の時は付いているかどうかだけの確認。時にはその確認さえ忘れられたりといったことも。建築会社に聞いて見ましょう、換気装置の換気量を測定していますか?オカトミ製の第3種換気システムDSDD各部屋から汚染された空気を集めて排気する構造でよごれた空気は一方通行で出ていってもらい、循環させたりはしません。詳しくは触れませんがこの換気装置、地中熱を利用できたり排気する暖められた空気と冷たい外気を熱交換できたりもします。性能の良い換気装置は性能のいい躯体でその実力が最高度に発揮されます。いくらこの換気システムをつかってもスカスカ住宅ではその優れた性能は発揮できません。家の換気が世界の住宅業界のなかでどんな位置づけになっているか日本にいるとなかなか分かりませんがこれから家を建てようとされる方は一度調べてみても損はしません。24時間換気扇の設置が義務付けられてからも喘息になる子供が一向に減らないんですから。
2013年02月27日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。さて、先週からの続き、の前に昨日の朝の雪にはびっくり川辺町は一面銀世界でした日中も5度までしか上がらず寒い一日でまだまだマキコには活躍してもらうことになりそうです。前回、各部屋から汚れた空気を確実に引っ張り出す仕組みが大切。壁掛けの換気扇ではなくセントラル換気システムが必要になってくる。と書きました。なぜなのかトイレについている24時間換気扇は壁掛けの換気扇です。この排気量は通常100~120m3/hトイレの容積は0.9x1.82x2.4で3.8m3換気量を120m3/hとすると1時間に31回トイレの空気が入れ替わる、ということは2分で空気が入れ替わるはず・・でも臭うのは皆さんご存知。理由はいろいろありますがここでは割愛実体験として、壁掛けの換気扇では換気が不十分と思って頂ければOKです。先ほどセントラル換気システムが必要と言いましたが同時に必要なのが気密性能こちらのグラフはC値と換気口からの給気割合のグラフです。一般に高気密とされているC値1cm2/m2でさえ給気口から空気が入ってくる割合は50%気密工事をしない2x4や在来木造住宅にいたっては目を覆うばかり何のための24時間換気扇かと言われても仕方がありません。では給気口以外のどこから入ってくるかというと、それは壁やサッシのスキマからという事になります。トイレの24時間換気扇が回っていても遠く離れた寝室の給気口からではなく換気扇のすぐ下にあるサッシの隙間から空気が入るそれを換気扇が外に出すするとその空気の何%かがまた窓から入る・・・ショートカットされてます。室内の空気環境を良くしようと24時間換気扇を設置しても気密が取れていなければ絵に書いた餅最低でもC値は0.5cm2/m2以下が必要なのは明らかです。ドイツのパッシブハウスで求められる気密性能は50㎩の加圧時の漏気回数0.6回以下(漏気回数0.6回以下=C値=0.2cm2/m2以下)50Paの圧力差というのは風速24m/sの台風なみの暴風が吹いているときの家の中と外の圧力差に相当します。気密測定をするとこの50Paでの漏気回数が測定され、必ず報告書に記載されますがこれは室内の空気環境を健全なものにするためには気密が不可欠だからです。紙太材木店の平均C値は0.36cm2/m2漏気回数は0.66回パッシブハウスの基準に今一歩のところです。私が入っている百年の家プロジェクトでも平均C値は0.3台と年々向上していて今年のベスト1はC値0.14cm2/m2室内の空気環境を担保するのは気密と換気システムにほかなりません。室内のよごれた空気は一方通行で速やかに外に出す室内で暖められた空気の熱が勿体ないからと言って循環させてはいけないなぜなら、汚染物質も同時に循環し堆積していくから。百年プロジェクトの顧問、オカトミの岡田先生の言葉
2013年02月25日
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こんにちは紙太材木店の田原です。夜の予定が入るとどうしても帰りは午前様・・・というわけで本日の更新がこんな時間になりました。(建築士会の理事会です)今月の日経ホームビルダー一般の方で読んでる方はほぼいない工務店向けの雑誌「省エネ住宅の欧州基準に遅れをとるな」と題して記事が出てますがドイツの徹底した省エネ住宅を見ると彼我の差を思い知らされます。長野とミュンヘンの月別平均気温をみると長野のほうが低いにもかかわらず今回の改正された基準はなんと99年基準と同じですから・・今の日本の基準で家を建てると20年後、30年後日本が世界基準の家を建てるようになったときには大規模な省エネ改修をするか建替えるかのどちらかになるでしょう。親父の建てたそんな性能の低い家には住めんよ、ということに。エネルギーを浪費する家は建替えるとなればそれこそ資源の無駄使い今の基準に囚われることなくよりよい性能の家を建てる事が社会資本の蓄積につながるはずです。国の財政状況を考えてもより性能の優れた家を建てる事は自分自身の財産を守る事にもなります。さて、2月14日にIBECに提供した紙太材木店の家の特徴の2番目空気環境現在、新築住宅は24時間換気扇の設置が義務付けられています。これは室内という閉鎖された空間の中で人が生活する事によってカビや浮遊粉塵、VOC、二酸化炭素といったものの濃度が高くなり人が健康で過ごせる環境を維持していくためには2時間に1回、室内の空気を入替える必要があるとされたためです。例えば紙太材木店の事務所先日、土岐の家のリノベーションで使った開放型の石油ストーブ(木造8畳用)灯油が少し残っていたので片付けるため点火ものの30分経たない内に警報音が鳴り出しました。二酸化炭素濃度が1000ppmを越える濃度になったからです。(法律で決められています)このストーブは木造では8畳用(コンクリートで10畳用)のもの事務所は40畳で天井高さは一般の2.4mより1m高い3.5m同時に薪ストーブを焚いていますから薪ストーブの煙突から排気されてる状態それでも30分しないうちに警報音です。最終的には1650ppmまで上昇当然、時間の経過とともに頭が重くなってきます。商売柄、二酸化炭素測定器なんぞを持ってますが一般の方で持ってる方はほとんどいません。ストーブの横腹には1時間に1.2回、1.2分換気して下さいとありますが本当にその程度でいいのか疑問今回の事で改めて感じた次第。前先生曰くエアコンは好きじゃないの、と言うのが淑女のたしなみだそうで未だに開放型のストーブは絶滅してませんが空気環境を考えれば開放型のストーブは考え物です。視点を変えて言えば薪ストーブを煙突無しで室内で燃やしてるようなものと言ったらいいでしょうか。乳幼児のいるご家庭では空気環境を考えれば開放型のストーブよりエアコンの方がお勧めです。で24時間換気扇があるから大丈夫じゃないの?壁掛けの24時間換気扇確かに回ってるでも給気口から新鮮な空気が入っているかが問題。通常の24時間換気扇はお風呂、トイレ、脱衣室に24時間換気扇を設置して給気口は各居室(寝室、子供室、居間)我々の経験値でいけばこのタイプだとよほど気密が取れていても(C値0.3以下!)給気口から空気が入っているか疑問各部屋を閉め切っていればドアの下のアンダーカットだけでは居室から遠い脱衣室やトイレの換気扇が空気を引っ張るのは無理ということで寝室で親子4人、川の字で寝てればたちまち二酸化炭素濃度は上昇する事になる。それは同時に浮遊粉塵やVOC濃度も上昇していることを意味している。だから結論から言えば各部屋から汚れた空気を確実に引っ張り出す仕組みが大切。壁掛けの換気扇ではなくセントラル換気システムが必要になってくる。少し長いのでこの続きは次回に
2013年02月22日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝も川辺町はマイナス4度まだまだ寒い日が続きます。さて、H24年の省エネ基準が発表されてます。平成11年の次世代省エネ基準から13年主な変更点はQ値からUA値への評価方法の変更一次エネルギー消費量に基準が設けられたこと冷房期の平均日射熱取得率に基準が設けられたことなど内容的には半歩前進といったところでしょうか。ところで世界の住宅の性能の流れはどのようになっているのでしょうか。住宅でのエネルギー消費を考える場合、ドイツのパッシブハウスの基準は将来の住宅のエネルギー消費のあるべき方向を示しています。 ドイツやEUではエネルギーパスといって住宅が1年間に必要とするエネルギー(暖房、冷房、給湯、照明etc)を表示する事が義務付けられています。例えばドイツの家庭での年間エネルギー消費の目標量は、 1984年以前 370kWh/m21995年 160kWh/m2 2002年から 140kWh/m2 パッシブハウスの基準 120KWh/m2 2020年目標(7年後!) 40KWh/m2 という具合です。これはどういう意味かと言うと1984年以前の住宅で一年間快適な室温で過ごそうとした場合家の大きさを100m2とすると100m2×370kWh/m2=37000kWhのエネルギーが必要な家COP3のエアコンを使うと37000kWh/3×22円=271.000円かかる家ということになります。(給湯、照明も入っています)上の計算式に当てはめるとパッシブハウスで88.000円/年7年後の2020年は29.333円/年で過ごせる家がドイツの基準となります。さて、皆さんのご自宅はどうでしょう95年頃(18年前)に建てられた家4人家族月の電気代が平均13.000×12=156.000灯油代が一冬5万円ガス代が年間6万円合計266.000円でもこれは家全体ではなく局所暖房全室にすれば灯油代は恐らく倍+6万円で326.000円/年といったところでしょうか。逆算するとエネルギーパスは444kWh/m2の家このようにEUではエネルギーパスと言うものさしで新築住宅の性能が国の基準で定められているわけで、(中古住宅も売買の時に表示されます)家を購入しようとする人にはとても分かり易い制度エネルギーパスの数値を比較してみれば暖かい家かそうでない家か子供でもわかります。さて、今回の省エネ基準の改正家から逃げていく熱を床面積で割るか外皮の表面積で割るかという問題正確性、公平性という観点では外皮の表面積で割るほうがいい、しかし現実には,床面積で割るのほうが生活感としてはピッタリ来て計算しやすい。最終的にはQ値であれ、UA値であれ今後何が基準になっていくかということを考えるとエネルギーパスという制度を日本で普及させていくという前提であればEUやドイツを意識せざるを得ない。様々な尺度を国際的に統一するのは困難でも国際基準を意識した製品とか基準統一をしなければいくら性能が良くて、正確でもガラ携と同じー次エネルギー消費量に基準が設けられるなど前進もありましたがUA値に名前が変わった断熱性能基準性能レベルは平成11年の次世代省エネ基準とほぼ同じという情けない数値ところで今、我々百年の家プロジェクトが目指しているのは年間冷暖房光熱費を12万円以下に抑える暮らしこれは既に射程に入っているので更にその先を目指すことになりそうです。国の基準が変わっても誰のための家なのかそこで生涯を暮らす人の立場で考えなければなりません。
2013年02月20日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。雨の予報ですが雪が降り積もってる川辺町です。もうすぐ雨に替わる予報ですが寒い一日になりそうです。さて、紙太材木店が作っている家の特徴先週は家から逃げていく熱量、Q値の話をしましたが簡単に言えば暖かさの数値化家の性能の一つである暖かさを「見える化するのがQ値」新築の打合せをするとどの奥様も「暖かい家がいいです」と言われます。でもこの表現は非常に感覚的な言葉でいろんな解釈ができます。薪ストーブのような協力な火力を使って暖かい家(体力に自信のある方お勧め)全館空調機を使って暖かい家(プラス床暖房)(月の光熱費3万円出せる方向け)いまや絶滅必須の畜熱暖房機を使って暖かい家(1次エネルギーの大量消費のため)でも多くの方の望まれる家は条件があって、経済的で暖かい家それを見る指針がQ値家本来が持っている暖かさの性能がそれで比較できます。大手ハウスメーカーであろうと個人の大工さんが作っている家でもどれでも同じ基準で比較できます。つまりQ値をみると本当の暖かい家かどうかが分かると言うものです。ところが国は新たにUA値なるものを出してきました。Q値は床面積1m2当りの家から逃げていく熱量を表しますがUA値は家の外皮つまり床、壁、天井1m2当りから逃げていく熱量を表します。床面積当りでは大きな家ほどQ値が小さくなり有利で正確な値が出ないと言うのが国の理屈でも外皮では一般の方はわかりにくいというより外皮の面積を知ってる人なんて稀Q値であれば自分の家の床面積が30坪(99m2)家の外(0度)と中の温度(20度)なら温度差が20度あるから99×Q値(1.9)×20度で家を20度にするのに何Wのエネルギーが必要かすぐに分かりますしQ値は国際的に通用している値で欧米でも通用します。つまりあちらの家とも性能比較が出来るのですがこのUA値は日本独自のものこれでは向こうの家と比較が出来ません。穿った見方をすれば日本の住宅の性能は欧米に比べればまだまだ及びませんがそれを知らしめないための基準値変更ととられても仕方がありません。他の国の家の性能と比較させないための数値UA値であれば住宅にも及んだガラパゴス化といったらいいでしょうか。とても残念な今回の基準改正話しが逸れてしまいました、続きは次回にお話しします。
2013年02月18日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。IBEC(建築環境・省エネルギー機構)から健康に係る住宅の事例を紹介して欲しいとの依頼が来た。監修は村上周三氏や、南雄三氏など大御所なんで紙太材木店にきたのか分からないけど今日が資料の提出期限日中は現場に行くことが多いので必然的に資料作成は夜になりしかもこういうことは期限ぎりぎりにすると言う悪習があるので昨夜作成といっても特別なことをするのではないので事例紹介として大福町の家を挙げて普段、紙太材木店が作っている家の特徴をまとめた。何点かあるので数回に分けてお話します。一年を通じて暮らし易い室内にするための前提条件が高い断熱性これは一般の方も納得いただけると思いますが巷には〇〇工法だから暖かいこんな断熱材を使ってるから春の日差しのように暖かい、などの表現が溢れてます。そういういわゆる情緒的?な感性に訴える表現ではなく暖かさを数値としてみることの出来るのがQ値これを見れば誰もがどの程度の暖かさの家なのかすぐにわかります。どんな工法、どんな断熱材を使っていてもとても暖かそうな家に見えてもこのQ値を聞いてみましょう。本当に暖かい家かどうかわかります。この美濃地方では次世代省エネ基準で2.7をクリアしなければなりませんが2.7を少しクリアしただけでは残念ながら暖かい家という感想は聞けないでしょう。次世代省エネ基準では1地域(北海道)は1.62地域(岩手、青森、秋田)は1.93地域(その他の東北)は2.44地域(東京以西の地域)は2.7と決められていますがこれはいわば最低基準試験で言えば可の60点優や良ではありません。うちの家は次世代省エネ基準に合ってるから云々というのは俺の家は60点をちょっと越えた家というのと同じ建築基準法の耐震等級のようなもので耐震等級1が基準法クリア耐震等級2が等級1の1.25倍のゆれをクリア耐震等級3が等級1の1.5倍のゆれをクリアどれを選択するかで暮らし易さは決まってきます。誰もが簡単に理解できるのは4地域(東京以西、この美濃地方も)で北海道、東北3県なみの基準をクリアすれば暖かい可ではなく優や良を取ればいいんです。そうです、この美濃で東北3県の基準1.9をクリアすれば暖かいんです。値段の心配?だって、東北や北海道の家が美濃の家より何割も高いなんて聞いた事ありません。建築する側に作る気があるかどうかそれだけでしょう。日本ではヒートショックで年に1万7千人も亡くなってますから家の中での温度差をなくすだけで健康住宅かもしれません。
2013年02月14日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。マキコの上の鍋暖めているのは荏油紙太材木店では床には荏油を直接塗りますが建具や柱、敷居や鴨居には建具用の荏油を塗ります。建具用の荏油中に蝋を溶け込ませてあります。ということで浮かんでいるのが蝋蝋といってもミツバチの巣を溶かして作ったもの一般的には密蝋ワックスなどと呼ばれてますが紙太材木店では「建具用の荏油」曾婆さん(ヒーバーサンと読みます)(曾祖母のこと)のころからの呼び方仕上がりはスプーンでも置いておけば思わず手にとってしまいそうないい色指で触れると体温でゆっくり融けていくいい感触固形で荏油よりも使いやすいとOBの方には好評な一品ラベルを貼って完成PS床に塗ってもいいんですよ。
2013年02月13日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。先日来手こずってるこれこの木をカットして乾燥させて磨いたもの。直径が2cmを越えると内部が傷んでいるものばかり。既に老齢な木ということになります。もう少しアップこの年輪の美しさに魅かれて加工してるのですが乾燥が難しくすぐに割れてしまって手ごわい。幹はなかなか太くならず直径15ミリ程度で30年ほど赤い実をつけます。そう南天の木です。これを引き出しの引き手に使おうという魂胆ですが、皆さんにお目にかけられるかどうかもう少し手こずって見ます。
2013年02月11日
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こんばんは紙太材木店の田原です。最近は前日の夜にブログを書くようになっていたのですが昨夜はPTAの新年会帰りは午前様となってしまい今朝も一番で土岐と恵那へ新住協の金子さんのところで一日缶詰で研修前回は東大の前准教授の講義(省エネ手法)でしたが今回はQ値計算プログラムをつくった大橋さんの講義内容は難しい言葉でいうと「熱損失係数及び暖冷房エネルギー消費量・夏季日射取得係数の計算解説と演習・試験」簡単にいうと日射の利用(寒い冬はたくさん取り入れたい)日射の遮蔽(暑い夏は日射なんてお邪魔虫)これを計算に基づいて過ごし易い家を作るにはどうするか一般の人にも分かり易く説明する手法の勉強冬に無暖房で過ごせる家は経済的な側面を除けば技術的にはすでに可能但しそのような家の場合、冬でもオーバーヒートしてしまう可能性がある。まして夏となると・・・真夏の昼間を無冷房で過ごせる家というのはそうは簡単にはいかない。温度だけでなく湿度も大きく関係してくるから日本の夏は湿度が大敵これを何とかしなければ無冷房はちょっと無理ダイキンが家庭用のデシカを出しているけど価格と電気代が予想以上で一般に普及するかどうかは微妙なところでも夏の湿度それも何とかなりそうな百年プロジェクト今年の夏が待ち遠しい。
2013年02月08日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今月の新建ハウジングプラス1に興味深い表が出てます。以前、ぎふ木造塾で講師をしていただいた松尾さんの記事ですが一般の方にも分かり易く説明してみましょう、さて、これがその表です。いまや国産の大手サッシメーカーはYKKap、Lixil、三協立山の3社に集約されてます。それぞれのメーカーが数種類のシリーズのサッシを出しているわけで大手ハウスメーカーから小さな工務店までほとんどがこの中のどれかのサッシを使うことになります。この表からみると最上段のAPW330に始まって、最下段のマティオJまで全部で13種類あります。注目して頂きたいのは赤丸や×の付いた数字最低部位表面温度の項目です。これは部屋の中の温度が20度屋外の温度が0度湿度が50%という設定の時にサッシの枠やガラスの表面温度の一番低い個所の温度を示しています。その温度はAPW330であれば11.3度エピソードであれば4.6度シンフォニーやマティオJにいたっては3度!これはもう室温が20度でも外気とほぼ同じ温度の冷たさ・・・では赤丸や×は何の意味かと言うと室温20度、外気0度、湿度50%の時の露点温度、(この温度以下になると結露しますよという温度)はこの場合9.27度この9.27度よりサッシの表面温度が低くなってしまうものは×、上なら赤丸つまり×印のついたものはサッシが結露する事になるわけです。ペアガラスですから大丈夫ですよ、とかアルミ樹脂の複合サッシですから結露はOKというわけにはいかない事が分かります。健康住宅や、体に優しい家を謳う家でどんなサッシが標準採用されているかを見れば合理的な、科学的な考えに基づいた家かどうかは自ずと分かってしまいます。自然素材で体に優しいけれど結露はしまくり・・・問題はここから先、これらの日本の上位シリーズのサッシでさえ(赤丸印)ヨーロッパや中国、韓国では最低機種まして、×印のついたシリーズにいたっては販売禁止(つまり性能悪すぎと言う事です)日本のサッシの性能を多くのこれから家を建てる人達がが知りません。家の中の熱、エアコンやファンヒーターで暖めた熱の40%がサッシから逃げていきます。サッシの面積は壁や天井、床を合わせた面積の10分の1程度なのに40%も逃げていきます。壁や天井の断熱材も大事ですが、性能のいいサッシを選ぶこともとても大事です。さて、もう一点注目して頂きたいのは表の一番右の枠・障子の欄です。アルミ樹脂複合とPVCとあります。アルミ樹脂複合は室外がアルミでできていて室内側は樹脂で出来ていると言うサッシPVCは全て樹脂で出来ているサッシお気付きでしょうか赤丸印は全てPVCサッシアルミが一部でも使ってあれば結露することになります。と言って、木製サッシなら大丈夫と言うわけではないことがむつかしいところ。室内の絶対湿度が高ければどんなものを使ってもほぼ結露します。結露の話になると長くなりますからいづれまとめてみたいと思います。今回は日本のサッシの性能についてでした。
2013年02月06日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。紙太材木店は自然素材系の住宅会社というカテゴリーで見つけられる方が多いと思います。リフォーム部門のキャッツリフォームも同様ですがもう一つの線引きとして住宅を科学している会社としても認識して頂きたいと考えています。つまり私達は住宅を科学的に作りたいと考えているわけでより合理的に暮らし易さを追求していきたいと思ってます。それは家を暖かくするのに断熱材をグラスウールからウールに変えれば暖かいとか発泡ウレタンを吹付ければ暖かくなるといっもの、あるいはガラスをペアガラスにすればOKといった類のものではなく断熱材の仕様(種類、厚さ)日射の遮蔽や利用、自然エネルギーの利用や工夫これらをトータルに計算してひと冬の暖房費がいくらかかる家なのかひと夏の冷房費は幾らかかるのかといったことを数値化しているわけでたんにペアガラスに変えたから暖かいですよという論とは別次元の話なわけです。住宅を科学するなんていうと日本では途端に拒絶反応が出ますが先日、新住協の金子さんがこんなことを言ってました。田原さん、ドイツじゃね、工務店の親父で工学博士を持ってる連中が一杯いるんだよ。家は家族の住むとても大事なところだからこそ科学しなければならないわけで単なる自然素材だけでは合理性に欠けることになるだからといってHEMだ、スマートハウスだなどと言うものではないので誤解されませんよう。
2013年02月04日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。竣工直前の追い込みスタッフ小柳は建具屋さんに出張って寒い作業場で汗と油にまみれて建具に命を吹き込みます。一方、土岐の家でも同じく汗と油にまみれてフロアと格闘中初回の荏油塗りはコツがあり奥が深く、安易に人任せに出来ない。ということで、私が撮って私が塗っている。塗っていく最中から部屋の表情が変わっていく。建具やサッシの枠に塗ってもいい艶が出るが、床全体に塗った事で一挙に部屋が化けました。後は建具を待つばかり。期待の吉村障子に縦格子の引き込み戸艶やかな塗り壁に緑の庭が良く映える。それでは皆さん、次回をお楽しみに。
2013年02月01日
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