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おはようございます紙太材木店の田原です。暖かい日が続くからかケヤキの葉がなかなか落ちてくれない。と言っても秋なので落ちては来るが五月雨式に落ちてくるから掃いても掃いてもこの状況。いつもの秋なら8割がた落ちていたような気がするんだが…自然には適いません(笑)先日、外壁を板張りにすることについて電話があった。現在リフォーム中で、工事をしている工務店に板張りをしたいと要望しているけどすぐに傷むから駄目だと取合ってくれない。自分は板張りにしたいのだけど、どうしたらいいだろう。そちらでその部分だけ工事をお願いできるか?と言うもの。工事についてはお断りして(現在施工している工務店との信頼関係が大切)様々な仕上げの外壁の寿命とメンテナンスコストの比較できる資料を送った。このようなケースでは多くの場合それっきりである。それっきりと言うのはありがとうの電話も、お礼のメールもないということ。多くの場合と言ったが過去に1件だけお礼のメールが来たことがあるだけでそれ以外はない、と言うのが実態である。形にならないもの、目に見えないものについてはあまりありがたいという気持ちが湧かない人達がいるのかなと思う。困っているから、悩んでいるからと、自分の知識や経験が役立つならと資料を送る。知り合いの工務店何社かに聞いてみるとこのようなケースでは対応は二つに分かれていて、資料を送ったり、教えてあげても、何の連絡も来ないのが分かっているから無視する。そもそもそんなことを言ってくるのは常識がないから相手にしないという。何も言ってこないのは、分かっちゃいるけどそれでも教えてあげたり資料を送ってあげる。工務店の8割がたは後者の対応だけどそれが一部の人間の負の部分を引き出していることにつながっていると考えるべきだろう。(自分のフルネームや住所を名乗らないことも、ものを尋ねる時にどうか?と思うことの一つ…それを知ったからと言って営業はしません~)困っている人がいたら手を差し伸べなさいと教わっている身としては助けてもらったらお礼を言うのも当たり前である。なぜ、それができん?と思うのは年を取った証拠か?*会社資料に関しては、御礼は気にしないでどんどんご請求ください。
2018年11月30日
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おはようございます紙太材木店の田原です。10月は完成内覧会で一宮市でしたが今回の見学会は近場の可児市今渡です。その告知と住宅の特徴をご案内します。付加断熱紙太材木店では標準仕様となった断熱手法で壁の中だけでなく、壁の外側にも断熱します。よく知られた外断熱とは違って壁の中の断熱材とその外側にも壁を作って断熱しますから壁の断熱材の厚さは22cmになります。同じように屋根、天井の断熱材の厚さは30cmの厚さ家の中の暖かさを逃がさないためにはこの地域ではこれぐらいの断熱材の厚さが必要です。ガルバリウム+杉板の外壁杉板を外壁に使うのは紙太材木店の特徴ですが一般の方の板貼り外壁に対する評価はあまり高くありません。私の家は築100年ほどですが2分3厘(7mm)の厚さの杉板が建築当初から貼ってあり未だに現役何のメンテナンスもしていません。杉板外壁は温故知新で最先端、今回は板を縦に張ります。吹抜け窓際階段吹抜けがあるのも紙太材木店の特徴断熱や気密が行き届かない家では吹抜けはNGですが見えない空気と熱をデザインするにはとても大切デッキバルコニー一般的にはバルコニーと言うとFRP防水がお約束ですが大手HMでは10年に一回、剥がして再施工しなければならないのはあまり知られていない。つまり、金食い虫周期的にメンテナンスコストがかかり、雨漏れに不安のあるFRP防水のバルコニーはお勧めしませんがこのタイプならOKその他の見どころは少しマニアック美しく入った断熱材(笑)浴室や脱衣室、玄関、トイレが暖かい理由設計上の工夫で熱交換する換気システム平均C値0.3の気密シート貼り内部の間取も、動線デザインが明確で収納バランスもいいから住みやすい会場 可児市今渡地内開催 12月9日(日)予約受付時間帯 10:00~15:00●内覧お申し込みの要領● 建築中で断熱や気密、換気システムの見学がメインになりますのでご留意ください。完全予約制お電話 0574-53-2003または、HP予約ボタンの予約フォームからお申し込みください。
2018年11月28日
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日経Biz Gateよりおはようございます紙太材木店の田原です。週末、前回お話しした工務店と設計事務所の方が住まい手の方と来社いろいろ話していて分かったのはその地域ではそもそも高性能な住宅に対する需要がない4地域なので温暖地とは言えない寒い地域だけれど。そして、需要が無いのは恐らく住まい手側の人たちが高性能な住宅と言うものを知らないから或いは高断熱、高気密という使い古された言葉に期待をしていないつまり、そんなことをしても暖かさは変わらないと思っているからのように感じました。今朝のNHKのニュースでもヒートショックで亡くなる方が交通事故で亡くなる方の何倍もいるということを報じてましたが対策の映像は浴室暖房機・・しかしヒートショックの原因は住宅の断熱性が低いことにより室間の温度差が大きいことによるもの対策の本質は住まいの断熱性を高める事ですが多くの人が従来の中途半端な自称「高断熱、高気密」からそんなことをしても暖かくないと思っている。それは住まい手だけでなく、設計者や工務店と言った実務者も同じで言葉を換えれば誰もが負のスパイラルに陥っているわけです。一部の住まい手がそのことに気づきより性能のよい家を求めても自称「高断熱、高気密」は建てたことがない建てたけれど言われるほど暖かくないそこまでしても効果は限定的でしかなかったとなるわけです。住宅は多くの場合ローンが利用され銀行が建設資金を長期にわたって負担します。つまりお金を貸す替わりに住まいに担保を設定するのですが不思議なのは冬は寒くて、夏は暑い性能の低い家つまり、リビングと浴室や脱衣室の温度差が6度も7度もあるような家に(ヒートショックの可能性のある家)担保価値があると思っていることです。思っているから何千万も融資をするわけですがそれってよく考えると摩訶不思議なことで、NHKと同じく浴室暖房機を設置すればOKと考えているとしか思えません。しかし、ある意味この歪な融資がいつまでも続くと思わないほうがいいでしょう。地方銀行の4割が赤字の時代、何百万戸も空き家が予測される時代銀行が担保価値の低い家にいつまで融資するのか?それは住まい手や実務者の意識だけで変わるものではありません。時代の大きな流れがどちらの方向に向かっているか知る必要があります。
2018年11月26日
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扶桑町の家おはようございます、紙太材木店の田原です。半年ほど前から遠方に住んでいる方から家づくりの相談を受けています。住んでいる地域は4地域なので岐阜県で言えば3地域の高山の一つ下の寒さランク。つまり青森市や秋田市と同じ区分。欧米に行く機会も多い方で、あちらの家の冬の暖かさを知ると…とのこと。住んでいるのは築100年ほどの古い家。伝統的な造りで大事にしてきた家なので、その家はそのまま残し敷地内に別棟で建てる予定。冬を除けば全く何も問題はない家、そう冬を除けばである。住んでいる地域の工務店に断熱や気密の話をしても暖簾に腕押し状態で自分が思うような家でないことが明らかにわかる。その地域に住む以上、地元の工務店で建てなければならない。しかし、それは自分の思っている家とは違う。地元の設計士や工務店と何度も話していると壁の中に断熱材は入れるが余分に付加断熱などしたことがないし、そんな必要はないと断言されてしまう。気密なんてビニールを貼ることも以前1度やったけど、あんなことをする必要は全くないと言われてしまう。「何度も何度もその話を聞くと自分の気持ちも洗脳されてしまいそうで、工務店と設計士を連れて行くから話をしてほしい」と。設計士は地元出身で東京で活躍されている意匠系設計事務所。工務店は数寄屋もできる老舗の工務店。両者とも以前から付き合いのあるところとのこと。あったかい家に住みたいんやから暖かくしてあげればいいだけなんやけどそれを許さんとこもある日本の不思議。
2018年11月23日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝は5度の美濃地方初氷もそんなに先ではないでしょう。子供のころの記憶では11月30日に雪が降った覚えがあります。小学校の頃で1.2度降ったでしょうか。当時でも11月の雪は珍しかったので覚えています。統計を調べてみるとお隣の美濃加茂市が観測地点で出ていて冬季の最低気温の記録もトップ10が出ていますそれによると一日の最低気温の記録は-8.9度 1986.3.1-8.7度 1985.1.15-8.6度 1981.2.28-8.2度 1985.1.31-8.2度 1982.1.30-8.0度 1980.2.17-7.9度 1996.2.3-7.8度 2018.1.25-7.7度 1981.1.31-7.6度 2003.1.6今年の1月31日が-7.8度でベスト10に入ってますからちょっと驚きですね。美濃加茂市の記録は1976年からのものしかありません。しかし、県庁所在地の岐阜市の統計は1883年からあって同様の一日の最低気温の記録が出ています。-14.3度 1927.1.24-13.7度 1936.2.3-11.7度 1927.1.30-11.7度 1884.1.1-11.1度 1929.1.3-11.1度 1884.2.11-11.1度 1884.1.11-11.0度 1926.1.25-10.9度 1940.1.25-10.7度 1922.1.25西濃地方になる岐阜は地域区分で6地域美濃加茂、可児は5地域に分類され6地域よりも寒い地域です。その岐阜で-13度とか-14度があった日には美濃加茂や可児で何度だったか知りたいところですが残念ながら統計がありません。ちなみに高山も1899年からの統計があってびっくりするほどの寒さを記録しています。同じ岐阜県でも網走か?と思うくらい-25.5度 1939.2.11-23.5度 1918.1.11-23.4度 1943.2.2-22.7度 1944.1.9-22.7度 1939.1.11-22.3度 1913.2.2-22.3度 1904.1.27-22.0度 1934.1.31-21.5度 1946.1.2地球温暖化の影響で近年は以前ほど寒くはありませんがそれでも美濃地方では冬の朝は氷点下が当たり前古くからの家だけでなく最近建てられている住宅でも暖房していても膝から下は寒い朝起きた時に既に寝室は寒いキッチンやリビングも当然寒いトイレも洗面も廊下も・・・・いくら厚着をしても膝から先はなかなか暖かくなりません。目に見えない空気や熱(暖かさや寒さ)をどのようにデザインするかは現代の住まいの必須事項間取や外観、インテリアも大切です。でも同じように大切で気にしなければならないのは耐震性や断熱性、気密、換気と言った住まいの性能ですなぜならそれは住む人の健康性に関わる大きな問題だからです。ただ、その認識はまだあまり一般的ではありません・・
2018年11月21日
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断熱改修等による居住者の健康への影響調査 概要 - 国土交通省 資料おはようございます、紙太材木店の田原です。日に日に朝が寒くなってきました。事務所はいまのところ朝だけ薪ストーブの状態日中は日差しがあれば寒さは感じませんがそれもそんなに長くは続かないでしょう。厚着は寒さ対策の基本で誰もが寒ければ重ね着をします。寒いのに薄着のままと言う人はいません。寒い北海道でもそれなりに寒い九州でも同じです。厚着をしたり暖房をすれば体が暖まるのは北海道も九州も同じです。上の表は冬に亡くなる人の増加率を都道府県別に分かるようにしてあります。日本全体でも冬にはほかの季節に比べ亡くなる人が多くなる傾向があるのですが都道府県別にすると意外に北海道や東北と言った寒い地方の増加率は低く逆に北海道や東北より暖かい山梨や栃木、三重や愛媛と言った地域の増加率が高くなっています。食べ物の影響もあるかもしれませんが一般的にこれは建物の断熱性の影響によるものと解釈されています。でももう一歩踏み込んで考えるとこれは冬の寒さに対する生活者の意識の違いによるものではないでしょうか誰もが寒ければ着込んだり暖房したりしますしそれは北海道でも九州でも同じ。でも冬季の死亡率に差があるというのは体を休める時、一日の疲れを取る時間に暖かくしていないあるいは暖かくする必要性を感じていないからかもしれません。それは寝ている時であったり暖房室から非暖房室(トイレ、脱衣室、お風呂、廊下、寝室etc)に移動した時、その部屋が暖まるまでの時間であったり、寝ているときは布団の中に入って体は暖かくても吸っている空気の温度は10度以下である可能性があります。少しの寒さでもそれが体が活動している時間帯以外では(体を休め、疲労を取るべき時間帯)体に負担がかかっていてそれが結果的に冬季の死亡率を押し上げているのではないでしょうか。北海道では冬季は全室暖房寝ている時も暖房と言う家が普通にあります。それでないと冬が過ごせないというのが理由ですが結果的にそれが冬季の死亡率の伸びを抑えていることになります。断熱性の低い家は24時間、全室暖房しようとすると暖房費はかなりのものになりますがきちんと断熱性が確保された家ならその心配は不要です。24時間、全室暖房して暖房費がひと冬いくらなら納得できるか?11月から4月の半ばまでの5.5ヵ月165日で2万円くらいであればそれほど家計の負担にはなりません。(太陽光パネルの売電を除く)住まいの性能と健康の因果関係を考えるとどんな性能の家に住むかはよく考える必要があります。
2018年11月19日
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青の洞窟 熊野おはようございます、紙太材木店の田原です。住宅業界の業界紙、新建ハウジングの先月の特集は「全館空調」が本格化というもの。簡単に言うと室内の換気と温度管理を行う仕組みの事ヒノキヤグループのZ空調や日本アクアの風運時OMソーラーやアイフルホームのシステムなどが紹介されています。共通するのは一般的なエアコンを冷暖房機器にとして使いそれに換気システムを組み合わせると言うものですが例外はOMで、もう少し複雑で太陽熱やヒートポンプも利用してます。夏の室内生活では日本の多くの地域でエアコンが必須機器となり住まい手の意識も変わってきています。家の中ではどこでも暖かくて当たり前涼しく快適も当然加えてその冷暖房費も従来の電気代を基準に大きく変動しないこと複雑で高価な設備ではなくメンテナンスも容易にと言うものです。Z空調の言うところの隅々まで涼しい、くまなくあったかいを実現しようとするとエアコンの設置位置や吹き出し個所(給気)の選定仕切られた間取や個室トイレや脱衣室、浴室と言った狭いエリアの空調など解決しなければならない項目はかなりあります。もちろん、基本になるのはきちんとした断熱性と気密性です。トイレのような狭く、孤立した空間に暖かい空気や涼しい空気を送り臭いは出さないというのは少し考えれば相当な難問もちろん脱衣室や浴室にも同じことが言えるわけですがそちらは水蒸気の問題がありますから口で言うほど容易ではありません風前の灯火になった省エネ基準の義務化は2020年ですが日本人はともすれば大きな組織が提案してくる仕組みに対し無条件で受け入れる傾向があります。お上の言うことは間違いない名の通った会社が提案しているのだから当たらずと言えど遠からず・・・日本の住宅の寿命が諸外国に比べ短いのは畳主体の生活から洋風の生活スタイルに変わったことも大きな要因で耐震性と相まって建替え期間が短くなっていましたつまり建物自体が時代の要求する仕様や性能を備えていないことが建替えの主な理由と言う事になります。これからの時代、日本人の生活スタイルが畳から洋風に変わったほど劇的に変わるとは思えません。となると、これから建てられる住宅の建て替えの主な要因は暮らし易さということになります。2020年に向かって様々な仕組みや設備、工法が出てくると思われますが結局、どれがいいのか?という問いの解答は自分自身である程度勉強したり調べたりする以外ありません。隅々まで涼しい、くまなくあったかいなんて言われると気持ちが揺らぐかもしれませんが本当にそうなのかは眉に唾を付けてご自分で調べる必要があります。私は小心なのでよう言いません・・・
2018年11月16日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。先日、名工大で開催された耐震リフォームの講習に行ってきました。現在、八百津町で耐震診断を行ってますが一般に診断に基づく改修費用が高額になる傾向にあり田舎、特に改修を必要とする古い住宅ほど改修費用は高額になります。そのため、診断をしても改修までには至らないケースが大半を占めるというのが実態です。今回の講習は低コストで耐震補強をする講習で名工大の高度防災工学センターの井戸田先生が講師で施工講習を受けました。低コストで改修を行うためには最初の診断がポイントと教わりました。このポイントを抑えると改修コストがかなり抑えられます。詳細な資料もいただいてきましたから八百津町の診断や改修でも早速利用できそうです。
2018年11月14日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。週末はMOKスクールの研修で金沢金澤町屋研究会の坂本先生(金沢美術工芸大学)の講義と修復された町屋3軒の見学でした。研究会は町屋の継承や再生活用に取り組んでいます。金澤町屋の定義は昭和25年以前に建てられた歴史的建築物を指し町屋、武士系住宅、近代和風住宅に分けられます。歴史的建築物なんて言うと大仰ですが3軒長屋でも昭和25年以前ならその対象になります。修復には行政からの補助がありますがほかの地域では見られないかなりの高額条件も行政とは思えないぐらい柔軟なもので町屋の保存や修復にかなりの危機感があるのが分かります。実際、研究会の調査では平成11年に10900棟あった町屋が平成29年には5500棟とこの20年で半減しています。今現在も減り続けていて減少数は年間約100棟となっています。私も自分の町の空き家対策協議会の委員ですが税制や相続の問題などで空き家が増えることはあっても減ることはありません。数十年後には町の人口も相当数減る予想が出ていますが空き家は増え続けていますし解体もなかなか進みません。金沢のような大きな町で新幹線の開通で観光客も倍増していても町屋が減っていくというのは残念なことでなんとか多くの町屋が残って欲しいものです。修復物件を見に行く途中町中の建物をよく見ると雨戸のある家がとても少ないのに気が付きました。坂本先生にお聞きすると金沢では雨戸のある家はとても少ないとのことストリートビューで新興の住宅街を確認しても雨戸のある家はとても少ないです。面白いのは茶屋街では逆に雨戸しかないと坂本先生に教えてもらいました。雨戸にガラスが付いていて明かりが取れます。雨戸しかありませんから開ければ縁側になっている構造ですが2階が許されたのは茶屋街の建物だけとのこと。江戸時代2階の高さや利用が制限されていて軒も低く抑えられていましたから雨戸の必要性がなかったのがそのまま現在に残っているのかもしれません。逆に1階に多いのはガラリ戸や蓮司格子格子の縦桟の間隔やサイズも様々で木造家屋には格子が合います(笑)金沢市内のムラモトの流季の家にも寄ったのですが(設計は亡くなった三澤康彦氏)ここでもガラリ戸が上手く使ってありました。ガラリ戸には通風、防犯、採光など様々な役割があって使い勝手がいいですしデザイン的にも優れています。飽きの来ない外観、メンテナンスのできるだけかからない素材にあわせてもっと多くの家で使っていただきたいものです。
2018年11月12日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今渡の家は付加断熱工事の最中で壁の外側に厚さ10.5cmの高性能グラスウールを取り付けます。付加断熱と言うのは壁の中だけでなく壁の外側にも断熱することを言います。つまり、壁の中の断熱材に加えて壁の外にも断熱材を付けるので付加断熱といいます。外断熱と言うのは壁の中には断熱材を入れずに外側だけに断熱材を付けるので外断熱壁の中だけに断熱材を入れるのは充填断熱です(内断熱ではありません)ひところは外断熱でなければ家でないというような論調がありましたが今ではトンと聞きません。西方先生が「外断熱が危ない」を書かれたのは2002年ですから15年ほど前今読んでも古さを感じさせません。当時は「いい家が欲しい」と言う本が住宅業界を席巻していましたが西方先生がそれを危惧され出された本です。住宅の性能あるいは断熱性と言うものを論理的に分かり易く書かれています。今でも住宅初心者の方(これから家を建てると決めたばかりの人たち)だけでなく実務者が読んでも教科書になる本です。さて、付加断熱で外壁の外に10cmの断熱材をつけようとすると様々な手法があります。室内側の充填断熱材の厚さが12cm外側に10cmで合計22cmの断熱材が壁に付くことになりますが外側の断熱材をどう固定するかが問題です。新住協の技術資料には様々な付加断熱の下地の組方が出ていますがこれは会員の工務店が試行錯誤しながら作り上げたもので作業のし易さや強度、コストなどを検証しながら作られています。紙太材木店では上の写真のように5cm角の材を縦横に入れる方法をとっています。横桟の間に断熱材をいれて縦の桟で固定しその縦の桟が外壁材の下地になるというわけです。一般に新住協ではこの付加断熱に使う断熱材は火災時の安全性を考えてグラスウールかロックウールの使用が推奨されています。ロンドンの高層ビルの火災は記憶にあると思いますが自消性があっても火源があれば燃え続けるわけで自分の家からの火災だけでなく隣家の火災も考慮してのことです。12月の初めにはこの今渡の家で断熱、気密、換気の見学会を行いますので興味のある方はお越しください。「見えない空気と熱のデザイン」の見学会です他では見えませんから必見です。
2018年11月09日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。省エネ基準の義務化を2020年にする件、残念ながらいよいよきな臭くなってきました。一部の新聞が義務化延期と報じ始めましたし国交省が10月末に開催した建築環境部会の会合の議事録を公表しましたが、審議委員の発言内容は消極的なものが目立ちます。別のルートからも、方向性はもう延期に決まりの雰囲気とか…国交省の「社会資本整備審議会」で議論されていて12月3日に最終報告が出ます。10月の審議会の資料と議事録からは、国交省としては義務化にもっていきたい雰囲気。しかし、最終的には審議委員のスタンスがどこにあるかで決まります。議事録を読むと委員の発言は?なものも多い。業界や景気、あるいは自分は建築家的な発言もあり、住宅は国の社会資本であるという住まい手側に立った発言はほとんどありません。新潟日報がフライング気味に義務化延期を報道するのも頷けます。実は省エネ基準の義務化は2015年の段階で一度延期されています。今回延期されれば二度目と言うことになりますが、市場としてはどうなるか分かりません。意匠、つまりデザインに注力するか性能に特化するか或いはその両方を目指すか。ローコスト住宅の選択肢は地場の工務店にはありません、巨大資本のローコストに太刀打ちは考えないほうがいいでしょう。ただ、住まい手側にとってはある意味選択肢が増えることになります。それが日本の社会資本の充実につながるとは思えませんが…義務化、つまりお上は何も規制しないということがしばらく続くことになりますが、世界全体の省エネの流れは止められませんし日本もその中にいます。時間はかかりますがその流れは変わらないでしょう。ただそれがいつからかと言う問題だけです。民主主義は誠に時間のかかる制度です。
2018年11月07日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。先月の新住協の総会で一部紹介されていたのが階間にエアコンを設置し一台のエアコンで全館冷暖房をする方法階間というのは一階の天井と二階の床の間のことでここには50センチほどの空間があり、閉じられた空間となっていて家中の部屋の天井か床に接しています。そこに暖気や冷気を送り込めば家中冷暖房できるという仕組みです。最近、一般の工務店や設計者の間でも 床下エアコンが増えていますが床下、あるいは半床下にエアコンを設置することに対しエアコンメーカーが補償を出さないことや二階の床の表面温度が期待したほど上がらないため二階にもエアコンを設置する必要があるなど高性能を謳っていても実績や経験が不足しているためクレームになるケースも見られます。そこで床下ではなく階間にエアコンで暖気や冷気を入れブースターファンを使い強制的に各部屋に給気し全館冷暖房する手法を新住協の鎌田先生が提唱されています。皆が二の足を踏む中、(日本中誰もしたことがなくて実績がないので疑心暗鬼の中)新潟の相模さんが早速第一号の家を建てたようで、非常に快適、好調で好評を得ていると飛び入りで報告されました。断熱や気密性能がどんどん向上する中冷暖房の手法は全室冷暖房、そして全館空調に移行しています。その中でメンテナンスのし易さ、初期設置費用の安さなど性能は当たり前で、維持管理のし易さ、コストといった更なる向上が検討されているわけで様々な手法がある中でどんな手法が残っていくのか最終的には市場が決めることになります。性能向上に向かって動き出した日本の住まいスタートアップで動いているところもあれば形だけのところもありその区別が一般の方にはわかりにくいのが実情ババを引かないためには自分自身でも勉強する以外ありません。ポイントは断熱、気密、換気、冷暖房シシテムそれに耐震性です。老婆心ながら言うと、断熱だけではNGです。
2018年11月05日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。11月に入り暖房は朝晩必須の季節になりました。事務所では昨日の掃除(毎月1日は掃除の日)の時に薪ストーブの煙突掃除をしました。釣竿のように90cmぐらいの長さの棒を継ぎ足して順次長くしていくタイプで、先端にブラシが付いています。屋根に上がらずに掃除もできるのですが平屋の事務所ですからそれほど高くないので、屋根の上の煙突から掃除をしました。薪ストーブは事務所だけでなくシュールームにもあるのでそちらは屋根に登らず下から掃除。もちろん煤で真っ黒になります。上の写真の奥に見えてるのは、傷んだ枕木の交換をしているところ。地面に埋め込んであるので掘り出すのにも手間がかかります。さて、今のところ24時間暖房していませんから朝起きてエアコンのスイッチを入れると暖かい空気と冷たい空気の入り混じった風が吹いてきます。エアコンの吹き出し口からは40度ぐらいの温風が出て熱を周辺の空気に配りながら部屋全体にいきわたるわけですが、部屋の空気が冷たければ明らかな温度差となって体で感じることになります。冷たい部屋の空気は温風に押されて風となって吹いてくるからです。その空気の温度差は、温風が熱を冷たい空気に配ることで時間とともに少なくなり、いつしか冷たい空気を感じなくなります。美濃地方の新築住宅の暖房器具はエアコンが主流ですが、多くの家庭では足元が寒いから同時にファンヒーターを使ってます。足元が寒い理由はサッシの性能が低いことによるコールドドラフトによる冷気で、掃出しサッシの下部に手を置くと冷たい風がガラス面から降りてくるのが分かります。壁や床や天井の断熱材に何を使おうとサッシの性能が悪ければ、冷気が足元に降りてきます。次にエアコンやファンヒーターで温められた空気は軽いので浮力があります。部屋の上部、天井近くの隙間から浮力による圧力で、どんどん暖かい空気が抜けていきます。抜けていった分、足元の床、特に壁の一番下の床と接しているところの隙間やコンセント周りから冷たい空気が入ってきます。極めて小さな隙間や穴でも、LDK20畳の部屋全体ではその小さな穴や隙間を集めるとそれなりの大きさになります。上記のことからエネルギー効率の極めて優れたエアコンは空気を温めて暖房します。そのエアコンだけで家を温めようとすると先ず床、壁、天井の断熱材を厚くするのは当然ですがそれだけでは足りないことが分かります。サッシの性能がどれだけのものかきちんと評価する必要があります。単にペアガラスだからと言うのは評価でも何でもありません、性能を数値として捉える必要があります。更に日本では評価の対象になっていない隙間つまり気密性がどれだけあるかもとても大切です。隙間があれば暖かい空気は逃げていきますし冷たい空気は入ってこようとします。その逆、冷たい空気が逃げていき、暖かい空気が入って来ることはありません。足元が寒ければファンヒーターを使えばいいとお考えになる人もいますが、開放型、つまり燃焼した排気ガスを室内に吹き出すタイプの暖房器具というのは、世界基準ではあり得ません。北海道や東北で使われるファンヒーターはFF式と言って燃焼ガスは室外に排気されます。冬を暖かく過ごすのは何よりも健康のためですが、それにはまず経済的であることが必要です。その為の考え方の一つはひと冬の暖房代を先に決めます。家中24時間、20度で暖房していくらならご自分で納得できるか?ひと冬の暖房費が2万円ぐらいなら納得できるとして、2万円で過ごすためには家の性能はどうでなければならないのか?断熱性は、気密性は、日射取得は、換気性能は、自然温度差は?と言うように考えていくと、家の性能が自ずと決まってきます。
2018年11月02日
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