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屋根の断熱材 厚さ105mmx3層=315mm 可児の家おはようございます、紙太材木店の田原です。この暑さ、ビールが毎日美味しく飲めるのは嬉しいのですが夜まで我慢しなければなりませんからそれはそれで一つの修行かもしれません。さて、断熱が暑さを緩和するのに有効だと理解している日本人はあまりいませんので、そのお話です。真夏に毛皮のコートなんて着たら暑いに決まってるやん。家の断熱材を厚くするっていうのは真夏に毛皮のコート着るのと同じ事やんか。こんなことを言われると、「ごもっともでございます。確かに夏に毛皮着てたら暑いんやから真夏に断熱なんて厚くしたら日本の夏は過ごせません。日本の住まいは夏を旨とすべし風通しのいい家、エアコンの要らない家が基本だ!」と言う人がかな~りいます。断熱材はその言葉通り熱の移動を遮断(遅らせる)する材料の事。熱は必ず高いほうから低いほうに移動します。冬は毛皮の中は体温36度で、毛皮の外は0度。毛皮が熱が体の外側に移動していくのを防いでいます。ですから体は暖かいわけです。では夏は?夏は毛皮の中はエアコンで冷やされて28度。毛皮(断熱材)の外は36度。36度の熱が毛皮の中に(室内)に入ってくるのを防いでくれます。冬も夏も全く同じ原理で熱の移動を防いでくれるのが断熱材で、熱は必ず高いほうから低いほうに移動するというところがミソです。この簡単な物理の法則を思い出さないと、「エアコンを使わない通風で過ごせる家」なるものに目が行ってしまうことになります。夏、住まいで一番暑いのは屋根です。ガルバリウムの屋根を最近よく見かけますがその屋根なら目玉焼きができます。その屋根の熱を防ぐために断熱材が必要なのはお分かりいただけると思いますが省エネ基準では壁よりも屋根の断熱材のほうが厚く規定されています。そうですよね、直射日光がまともに当たるのは壁よりも屋根ですから。なぜ2階は1階よりも暑いのか?残念ながら日本の今までの基準では屋根の断熱材が薄いんです…強烈な日光にさらされているのに断熱材が薄いのは致命的です。16KのHGWで最低でも25センチ出来れば30センチ欲を言えば40センチ日本の夏、経済的にも肉体的にも快適に過ごすにはきちんとした温熱計算が必要です。そうでなかった時代に建てられた家に住んでいる方が大半ですから自分の経験から「2階なんてエアコンしてても全然涼しくない」と思ってしまいますがそれは単に断熱材の厚さが不足していただけのことです。きちんと計算された家であれば真夏の真昼にロフトでお昼寝ができます。日射や輻射を入れると話の焦点がぼけるので今回は断熱です。
2019年07月31日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。どんよりした空で今にも雨が降りそうな雲行き少し動いただけで汗が噴き出てきます。週末はMOKスクールで大阪第一講義 ninkipen!一級建築士事務所 今津康夫第二講義 遊空間設計室 高野保光第三講義 荻野寿也景観設計 荻野寿也どの講義も濃い内容の講義ですが今津さんと高野さんは建築家で設計事務所を開設されています。スタイリッシュと言うとホテルライクなイメージを持たれる方が多いかもしれませんが今津さんはスタイリッシュな設計の中にも自然で違和感なく木が使ってあります。私にはマネはできませんがスタイリッシュと木のバランスが絶妙と言ったらいいでしょうか。高野さんの講義で印象的なのは間取から設計しないこれはとても大切なことでその家の一つのインスピレーションを伸ばしていく、広げていくと言った設計感覚でしょうか。それはその家の立地する外の風景かもしれませんし残された樹木かもしれません。高野さんの設計に影響されたと思われる建築家も多くいます。最後は荻野さん伊礼さんと組んだ外構、植栽工事で多くの方々がご存知だと思います。一般の方はどうしても建物本体に目が行きがちですし大手量販住宅会社の作る、建物の外にコンクリート床のカーポート門扉とフェンスで御仕舞い。と言う外構工事のイメージが多くの実務者にも共通してありますが如何に外構工事を少なくし、植栽工事でそれをカバーするかどれだけ外構工事に自然を取り入れられるかが大切それで費用も相当減額できるそのための設計が大切とのこと言葉ではなかなか説明できないのですが実際、荻野さんの講義のテキストも白紙パワポの写真で比較しながら分かり易く解説頂きました。外構工事に対する見方が180度変わったと言ったら言い過ぎかもしれませんが講義後の懇親会ではそんな意見がかなり出ていました。荻野さんの著書を読んだ時より、今回の講義は10倍面白いですがもう一度本を読むと見方が変わるかもしれません。荻野寿也著「美しい住まいの緑」85のレシピ一般の方でも参考になりますから量産住宅会社のような家にしたくない方はご覧ください。
2019年07月29日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。梅雨が明けたと思ったらもう台風というのはちょっと早過ぎ。先般上棟した川辺の家D屋根はできてますが壁はまだ雨で濡れないように養生シートで包まれてます。コース次第では、この養生シートが飛ばされないように養生しなければなりません。台風と言えば過去には翌日現場に行ってみたら足場が倒れていた…。ネットは畳んで縛り付けてあったのは言うまでもありません。田舎の峠近くでしたから幸い被害なし。建前前で用意してあった床合板が飛ばされて、隣の田んぼに20枚以上散乱していた…。田んぼの中の一軒家でこれも幸い被害なし。もちろん、しっかり飛ばされないように養生したつもりでした。仮設のトイレが転げまわっている!と連絡が入ったのは白昼の台風の時。仮設のトイレ…中身どうしたらいいんか、と思いながら暴風雨の中現場についてみると、ひどい雨と風ですべては水に流された後…。いまだから言える数々の失敗。きちんと養生したつもりでも自然が相手ですから念には念を入れる必要があると台風が来るたびに肝に銘じてます。さて、上の写真のアレクサ簡単に設置できて、面白い。しかも今なら3240円と言う言葉につられてポチっとしたのですが…。アイフォンにアレクサアプリをいれてWIFIに接続するだけです。仕事中は事務所ではずっと音楽をかけてますが大抵クラシックかジャズです。クラシックはバロック、ジャスも基本はヴォーカルの入らないものと決めてます。従来はiTunesのインターネットラジオでしからパソコンのキーボードでの操作が少しはいりますがアレクサは会話で指示ができるところがなぜか新鮮。Siriでも同じことですがアイフォンを手に取るという動作がありません。アレクサと声をかけて話すだけです。家電製品とも繋ぐことができるようですがまずは音楽だけです(-_-;)でもあと何年かしたらアレクサ、お風呂にお湯をいれて、2階のエアコンの設定温度27度にして玄関の鍵かけた?など、今なら家族の誰かに声をかけてしていることや自分でしていたことが声をかけるだけでできてしまう。そんな時代がすぐそこに来ています。自分が腰を上げる、手に取って何かの動作をする必要が無い時代です。さて、アレクサの設定。実は四苦八苦してようやくできたのですがなぜか日本語設定が上手くいかず、現在私のアレクサは英語でしか答えてくれません。ということは英語で指示を出すしかなく社員がいる時にはアレクサに声をかけにくい。(下手な英語がばれてしまいます、元商社マン)でもスピーキングとヒアリングの練習になりますからそれはそれで…、ね(笑)
2019年07月26日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今日は、ようやく梅雨明け宣言が出るかでないかというところまで来ましたが今年の梅雨はとても長く感じました。今朝は25度で75%ですが昨年の夏の猛暑の時打合せに伺った家で室内の気温が低く少し寒いくらいだけど湿度が高く不快という経験をしました。感覚的には夏の洞窟の中で鍾乳洞や大谷石の採掘場の中に入った時の感覚でしょうか。冷っとして涼しいけれど湿度はかなりあるという状況です。換気装置に全熱交換機を使った家はまだそれほど多くなく大半の家は第三種の換気扇外気がそのまま室内に入りますから冷房すると気温は下がっても湿度が高いというケースが多くあります。湿気を取ろうと更に設定温度を下げると風量は増える、消費電力は上がり相対湿度も上がって、更に不快になるという悪循環です。昨日の朝の事務所は24.7度で湿度が81%気温はよくても湿度が高く汗かきの私は事務所内を少し歩くと額に汗がにじみます。もう10%湿度を下げたいですが気温はこのままにしたい。4段ありますが、一番下が室内の気温と湿度3番目の22.8度、湿度95%は外気エアコンを細工して1時間ほどで気温は下げずに、10%湿度を下げることができました。その時の外気は26.9度で湿度は83%お昼でも24.9度、湿度70%を維持できています。外気は29.9度で湿度67%この時の不快指数は80.8になりますから7割近くの方が不快に感じるエリアどうしたかと言うと右のエアコンで暖房し左のエアコンで冷房したわけです。目論んでいたのは室内の上部を暖かい空気にしてそちらに水蒸気を拡散させ人が活動する頭までの高さの相対湿度を10%下げるというもの、絶対湿度15グラムは変わらず室内上部の気温を上げることで相対湿度を下げて不快感を減らそうとしたのです。シーリングファン2台も稼働させて緩く室内空気を撹拌してました。水屋の換気扇も回しながらでしたから外気も相当量入ります。最初からエアコンの除湿機能を使えばという考えもありますから条件が同じような日を選んで実験する必要がありますが換気扇を回して相当量の水蒸気が外気から入りますからエアコンの除湿機能だけでは困難でしょう。一般のどの家庭でも使える手法ではありませんが広い吹抜けのある家で室内の空気が一体的で尚且つ2台のエアコンがその空間にあれば可能かもしれません。再熱除湿よりは省エネです。人によって暑さ寒さの感じ方は異なりますしエアコンの冷気が寒くて、湿度が高いという状況はそれほど頻繁に起こるわけではありませんが水蒸気はエネルギーを持っていて取り除くにはそれなりのエネルギーが必要です。でも、エアコンはスカスカの家では水蒸気を取り除くのはそれほど得意ではありません。
2019年07月24日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。夏休みが始まったのにまだ梅雨が明けていません。とはいえ、週間天気予報を見ると今週半ばからは雨のマークが消えてますから我慢もあと数日でしょうか。さて、YKKから新しい高性能窓が発売になりました。今年もAPWフォーラムも各地で開催されていますがそれに合わせた感もあります。住宅雑誌やネットでは最近床から天井までのサッシが流行りですがビル用のガラスを使っているところが大半で(熱貫流率が悪い)結露やコールドドラフトが見た目のデザインと一緒についてきます。従来YKKの高性能窓はAPW430シリーズが最上位機種でしたが日本人の好きな大開口なサッシは形やサイズがある程度決まっていましたが今回のAPW511シリーズはより大きなサイズや形の選択が可能になりました。上の写真をご覧いただくと分かるように横幅と高さが最近のデザイン重視派を意識してガッツリ取れています。もちろん犠牲にしたものもあって恐らく強度関係からかオール樹脂ではなくアルミ樹脂の複合サッシガラスはトリプルガラス仕様、Low-Eペアガラス仕様、真空トリプルガラス仕様と3種から選べますが熱貫流率は片引き(w2600xh1530)で1.52w/m2K(トリプルガラス)同上、Low-Eペアでは1.87w/m2K真空は片引き(w2800xh2200)で1.02(同上)上記のトリプルとLow-Eのサイズは微妙なh1530での熱貫流率使うとすれば床から天井までを意識するとhは最低でも2200か2300吹抜けで使うとなればhは2500や2700でも考えられますが開口部の面積がかなり広くなります。真空ガラスは値段がこなれてなくてなかなか使う機会はありません。冬の日射取得やコールドドラフト、夏の日射遮蔽住まい全体のエネルギー収支それに価格とデザインを勘案しながらということになりますから住まい手と十分相談しながら検討と言うことになります。外気マイナス4度、室温20度(湿度40%)という美濃地方の平均的な冬の朝(朝の6時に室温20度の家はめったにありませんが高性能な家はそうなります)サッシのフレーム周りが何度になるか誰かシュミレーションしてくれる人を探さなければなりません。
2019年07月22日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。雨が続きます、現場作業にも支障がでてくと予想されますが単に雨で作業ができないのとは違って労働安全衛生規則第522条では次のように定められています。「事業者は、高さ2m以上の個所での作業を行う場合においては強風、大雨、大雪等の悪天候のため、当該作業の実施について危険が予想される場合には、当該作業に労働者を従事させてはならない」つまり、悪天候なら高所(頭の高さで地面から2m以上)作業しちゃいかんよと言うわけですが悪天候の定義がはっきりしないと、どう判断したらいいか分かりませんがちゃんと、悪天候に該当する基準があるんですね。「強風」:10分間の平均風速が毎秒10m以上の風目安は強風注意報でこれが出ていると強風となります。「大雨」:1時間の降雨量が50ミリ以上の降雨目安は大雨警報です。朝方まで美濃地方では大雨警報がでてましたが今は解除されたようです。「大雪」:一回の降雪量が25センチ以上の降雪美濃地方では一回で25センチの雪と言うのはあまりありませんね。法律ではこんな具合に決まってますが常識的に大雨警報が出ている時に現場作業はあまり考えられません。でも、偶にいるんですね、こんな雨の中作業しているというケースが。万が一事故が起これば事業者はその責任を厳しく問われます工務店が事故を契機に廃業、倒産なんてケースもありますから小さな工務店ほど安全第一、コンプライアンスが求められます。
2019年07月19日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。そろそろ、梅雨が明けてもらわないと困りますがいつ頃まで続くんでしょうか。さて、今日は川辺の家Dの建前建前と言うのは家の骨組みを組み立てる作業で一日にして家の構造が組みあがります。今回の建前では大工さんが7人。そこに担当の小谷が入りますから8人で組み上げることになります。私は立っているだけなので戦力外…建物の仕様は、付加断熱と言って壁の外側にもう一度壁を作って壁の断熱材の厚さは22センチ。屋根の断熱材の厚さは30センチ。サッシはトリプルガラスこの断熱性能を数字で表すとUa値は0.32Q値は0.9 の高性能住宅。一年間の暖房費は家中20度で暖房した時 21.750円11月から4月の半ばまでの暖房費がこれくらいになります。LDKだけでなく、トイレやお風呂、脱衣室、寝室に子供室、全て暖房してこの数字ですからかなりお得な数字じゃないでしょうか?もちろん、玄関も入っています。ご商売をされている関係で南向きの窓からの日射取得が限られますから太陽に素直な家というわけにはいきませんでした。日射取得が限られますからこの数字ですが、もう少し利用できればこの6掛けの12.000円前後でしょうか。大門の家は基礎工事中鵜沼山崎町の家は大工工事の真っ最中でこれは2階の床スリットの工事をしているところ3邸とも耐震等級3で長期優良住宅。断熱仕様は共通してますが大門の家の屋根断熱材の厚さは40センチ。これらの断熱仕様を初めて聞く方にはどこか遠い外国の話?と思われるかもしれませんが、Heat20のG3が発表された今となっては特筆されるというわけではありません。大手HMの坪単価より割安ですし、無垢の造作材もふんだんに使ってますからCPもお値打ち。量産住宅の合板フロアや塩ビシート張りの造作材が日本の家のスタンダードというわけではありません。合板のフローリングやビニルクロスしか知らないというのはある意味、消耗品しか知らないのと同じです。ご自分の予算でローンを組んでいるからどんな家を建てようと自分の自由と言う考えもありますが、住宅は社会資産であるという性格も持ち合わせています。日本の住宅業界でもSDGs(エスディージーズ)の考えがようやく緒に就いた感がありますが浸透するにはまだまだ時間がかかるでしょう。次の世代に繋いでいける住まいとはどのような家か?次世代が必ずしもご自分のお子さんやお孫さんではないかもしれませんが考える必要があります。少なくともその家は今の工法であれば大抵の家は50年以上、いや80年ほどは持つでしょう。でも30年後の次の世代の時に、空き家になるか住み続けてもらえるかはその家の性能次第と言ったら言い過ぎでしょうか。
2019年07月17日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今日も、雨模様の美濃地方気温は24度で湿度は90%少し体を動かすだけでそう、ほんのちょっと椅子をあっちに持っていたりする程度でも汗が噴き出てきます。屋外では90%ですが、通風の良い室内は88%風通しのいい家だとそうなりますね。湿り空気線図を見ると24度で湿度90%の空気は22度で結露します。通り土間のある、一昔前の昭和の家ではこんな具合になります。式台の手前、土間コンクリートの表面が濡れていますが水を撒いたわけでは訳ではありません。床と壁の取合いのところは空気が淀んでますから結露しているのがよくわかります。ここだけではなく土間コンクリートが打ってある店のカウンターの周りも同様です。普段目が行く場所と言うこともありこのような現象が起こるのは当たり前のことと理解してますが一般の方の中にはなかなか理解できない方もいます。似たような現象はサッシのガラスでも起こっているのですがサッシの結露は普通でも、土間床の結露は異常と言うことになりますがきちんと物理の法則を説明すれば分かっていただけます。さて、この現象は通り土間ですから普段目にしますが床下でも起こっている可能性があります。古い日本家屋の床下は石の上に束と呼ばれる木で床を支えています。石や束には結露の痕が確認できますが現代の住宅の場合束は鋼製束あるいはプラスチックの束になっていて古い家屋のように木材が使われているわけではありません。木部は一般的に床の土間コンクリートから35~40センチほど上にあります。床下のコンクリートが結露をしたとしてもそれほど神経質に考える必要はないでしょう。ただ、温度や湿度の条件が揃えば小屋裏でも室内でも結露するわけですから設計者は十二分に水蒸気の動きに留意する必要があります。ちなみに、現代の住宅の多くはべた基礎ですが基礎コンクリ―トの下に防湿フィルムを敷きます。住宅用プラスチック系防湿フィルムA種の透湿抵抗は0.082(m2・s・Pa)/ng厚さ10センチのコンクリートの透湿抵抗は0.0336(同上)防湿フィルムの40%ほどの透湿抵抗があります。厚さ15センチのコンクリートは0.054(同上)ですから66%の透湿抵抗があります。本当に防湿フィルムを敷く必要があるか設計者は常識をちょっと疑うことも大切です。布基礎の時の防湿コンクリートの厚みは6センチでOKでした。床下の結露は地中から上がってきた湿気ではなく外の空気が持っている水蒸気が原因です。
2019年07月15日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。小雨の降っている美濃地方明日土曜日は晴れそうですが、連休は雨模様のようです。2冊、本が届きました。西方里見さんの改定された「最高のエコハウスをつくる方法」もう一つは「住まいの耐久性大百科事典1」こちらは 社) 住まいの屋根換気壁通気研究会 が編纂したもので執筆者は坂本先生や松尾さん、岩前先生など10名余です。どちらも一般の方向けの本ではありませんがご自分でネット検索して偏った知識や、HMや工務店、設計事務所のいわゆる売らんがための理論を頭の中に入れるよりは、拾い読みでも得るものがそれなりにありますから勉強したい方にはうってつけかもしれません。最近はUa値やQ値、C値も一般的?になってきましたが性能を高めることに伴って、耐久性に関しても考慮しなければなりません。性能向上にばかり目が行き、耐久性に関することがおろそかになっていたり実際に様々な不具合が起こっているケースもあって、そのことに警鐘をならす本と言っていいでしょう。住まいの耐久性を劣化させるものの代表は結露や雨漏れ、水蒸気といった隠れたところや目に見えない部分。時間の経過とともに住まいにダメージを与えるものですが、特に目に見えない水蒸気の動きは基本をしっかり押さえておく必要があります。本書では諸外国での事例や実際に国内でも起こった事例を交えながら比較的分かり易く解説されています。住まいの耐久性というのは家を建てた方の資産がどれくらい長持ちするのか?長持ちさせるためにはどう設計しなければならないか?本来は実務者である設計者や施工者が知っていなければならないことです。事例を見ればわかる通り水蒸気の動きなんて、そんなの関係ないという設計も現実には多くあります。これから家を建てる方は自己防衛と言う意味でも知っておいて損はありませんが少し眠くなるかもしれません。西方さんの本の紹介はまた後日(笑
2019年07月12日
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吹抜けは家の中の温度差をつくらないために。おはようございます、紙太材木店の田原です。今日もなんとか雨は降らなさそうで助かりますが、残念ながら明日、明後日と雨模様。川辺の家Dの建前は連休明けに延期としましたが、延期したから晴れるとは限らないところが頭の痛いところです。さて、前回のお話で住宅会社を選ぶのには論理的な思考が大切とお話ししました。論理的な思考をするには分析が必要で、住宅会社を分析するということはイコール実際に建てている家を分析するということになります。住宅会社のHPには様々なことが書かれています、健康住宅とか暖かい家、地震に強い家etcそれで確認するため、オープンハウスに行くのですが、そこで目が行くのは、室内のインテリアやキッチンといったビジュアルに確認できるものが主になります。人は目から入ってくる情報に大きく影響されますが見えない空気の流れや熱、つまり断熱や換気、気密といったものはオープンハウスに行っても確認のしようがありません。そもそも目に見えないのでそれらの性能は記憶に残りにくいですし、帰りの車の中での会話はデザインやインテリア、間取りといったビジュアル系の話になってしまいます。カメラやパソコン、車などを購入するとき、仕様や機能、燃費などを検討されると思いますが、住宅もそういった性能の仕様を確認する必要があります。どの程度の断熱性があるか、換気はどのような仕組みのものなのか、気密性能はどの程度か、その結果、その家に住んだ時の年間の冷暖房、光熱費はどのくらいになるのか?オープンハウスに行くときは、単にビジュアルなデザインやインテリアを見るだけでなく、きちんとそれらの性能を確認する必要があります。Ua値やQ値は直接お尋ねになればいいですし、年間の冷暖房光熱費もきちんとした工務店なら必ず答えてくれます。こういったことが、その家や工務店を分析する第一歩になります。デザインやインテリアだけで判断するにはリスクが大きい時代になりました。
2019年07月10日
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川辺の家D 建前準備おはようございます、紙太材木店の田原です。梅雨の中休みで雨が降らないでいてくれるのはとてもありがたい。11日、12日は川辺の家Dの建前で今日から土台伏せ大門の家は基礎工事中で週末に配筋検査雨よ、どうか暫く降らんでくれ。先日、新住協のメンバーと話していた時長期優良住宅の話になりました。年間の受注棟数は紙太材木店よりずっとある会社沢山建てているということはより多くの新築検討者と話をしているわけです。話題はその中での長期優良住宅の認知度が低い知っていても費用負担が必要となるとそれは検討外となるとか。多くの新築検討者がハウスメーカーのモデルに行ったり様々なオープンハウスで工務店や設計事務所と接点があってもそもそも長期優良住宅の話が出ない様子で、そんなのあるんですか状態。まして、断熱や気密なんてここに来るまで聞いたこともなかったと・・・普段、紙太材木店のお付き合いのある同業者というと新住協やPHJ、百年の家プロジェクトと言った住まいの性能や住み心地を重視しているところかMOKスクール系の日本の伝統的な無垢の木を科学的に使いそれをデザインや性能にも落し込んでいるところが多く必然的に住まいに対する考えや想いが似たところになります。つまり、それ以外の価格やデザインを主に重視しているところとはお付き合いがありません。もちろん価格やデザイン、インテリアは住宅を検討する上で大切な要素ですが性能や素材のほうが先に来ると考えていると言っていいでしょうか。つまり性能(耐震性、断熱、気密、換気、冷暖房システム)が担保された上でのデザインや価格と言うことになります。日本の注文住宅の作り手は大きく分けるとHM、工務店、設計事務所に分けられますが住まい手側はHMを検討される方はHM同士の中で工務店であれば工務店同士の中で検討される傾向があってHMと工務店というケースはそれほど多くありません。初期段階でHMは工務店を切り捨てるため耐震等級3を出してきます。HM検討者の多くはHM同士であれば性能はほぼ同じ価格とデザインが分かれ目と考えますからHM検討者は健全な工務店のお客様にはなりにくいことになります。実際の性能はきちんとした工務店のほうがHMより上ですが・・問題は工務店や設計事務所をメインに検討されている方の多くが断熱や気密・換気、長期優良住宅、耐震等級3と言うことに検討中の段階で実務者から正確な情報を得ていないと見受けられることです。紙太材木店に来られる方はほとんどが性能を必要条件とされてますから世間一般もそうかと言うと実はそうではないわけで上の新住協のメンバーのところに相談に来る新築検討者を見てもそのことが分かります。工務店は玉石混合のため十把一絡げでHMサイドからNGを出されますがきちんとしている工務店は耐震等級3で断熱や気密、換気と言った性能も彼らより優れ設計の自由度も遥かに大きくコストパフォーマンスにも優れています。一部の方たちには知られるようになりましたが、残念ながら一般的と言うことにはなっていません。東洋経済オンラインでデービッド・アトキンソン(小西美術工芸社社長)さんが「日本人はなぜ論理思考が壊滅的に苦手なのか」の中で、その理由を「分析をしない」ことにある、言っています。HMや工務店、設計事務所と言った言葉から受けるイメージは既に何らかのバイアス(偏りを生じさせるもの)がかかっていて何の疑いもなくそれを受け入れている可能性があります。そのような括りではなく、個々の建築会社を一つひとつ「分析する」ことが必要で分析することでどこで建てるかと言うことがより明確になります。分析していけば似たような会社が残るでしょうから後はその中で選択ということになります。従来はデザインやインテリアそれに間取りと金額が検討対象でしたから感性優先でもOKでしたがそこに性能が入る時代になりました。つまり、住宅会社の選択に日本人の苦手な論理的思考が必要な時代になったということになります。
2019年07月08日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。先般、新建ハウジングから住生活ビジネス白書2019が送られてきました。それによると岐阜県の新設住宅の着工数は11631戸(分譲その他含む)2018年度新築戸建て住宅の内、長期優良住宅の認定件数は2322戸で5棟に1棟(20%)が長期優良住宅と言うことになります。この数字は2013年からほとんど変わってなくて毎年建てられる家の20%が長期優良と言うことになりますが愛知県でも三重県でもこの数字は同じで20%が長期優良住宅過去5年間の数字を見ても同じで増えもせず減りもしない状態が続いています。東海3県では20%ですがその他の地域ではどうかと言うと埼玉県 10.1%千葉県 12.3%神奈川県 8.4%静岡県 26.5%青森県 7.4%大阪 6.5%広島県 10.1%福岡県 11.1%静岡を除くと10%前後地震の被害の記憶が新しい熊本県でも9.8%(2018年)と10%を切っています。長期優良住宅のウリのひとつが耐震等級2と言うものですが認定を取っていなければ残りの家は全て耐震等級1かというとそうとは限りません。長期優良住宅の認定を取るためには別途費用が発生しますし申請資料の作成にも時間がとられます。審査機関との質疑のやり取りもありますからそれを嫌って仕様は長期レベルと同等でも認定申請はしていないという家も中にはありますが、税制上の優遇措置もありますから住まい手に取っては手間や費用を考慮しても認定を取得していたほうが後々の資産価値にも影響が現れると思われます。耐震等級2、あるいは耐震等級3を審査機関で認定してもらうのと設計者あるいは実務者から耐震等級2相当あるいは3相当ですよ、と言われるのとではそんなに違いを感じないかもしれませんが家を資産と捉える時代が来た時にそれを担保するのは公のお墨付きということになります。国は将来、欧米のように優良な中古住宅を流通させる市場を想定しています。長期優良住宅はその布石ですからその認定を少々お金がかかっても取っておいて損はありません。特に東海3県では日本の他の地域に比べて取得率が高くある意味、堅実な県民性が出ていますからこれから新築を検討される方は覚えておく必要があります。
2019年07月05日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今週一杯は雨模様で現場の工事も捗らない週になりそうです。先日お話ししたように、Heat20のG3が発表されました。各地域のUa値とQ値は上記の表のようになります。中濃地域は5地域ですからUa値で0.23、Q値で1.01となります。愛知県のほとんどの地域と岐阜、大垣、各務原と言った西濃、岐阜地域は6地域ですからUa値は0.26、Q値は1.07さて、この0.23というUa値付加断熱をして壁の断熱材の厚さを22センチ屋根の断熱材の厚さを40センチサッシはトリプルガラスにしてもクリアするにはまだ足りないレベルとなります。Ua値は外皮平均熱貫流率つまり、断熱性だけをみる数字ですがHeat20のいいところは同時にQ値も出してくれるところです。Q値であれば換気時の熱交換や日射、建物の向きなどいろんな要素が加わりますから実務に携わっている身としては平均的なサイズの家の実生活の中での暮らし易さの指標としてはQ値のほうが分かり易い。Ua値で0.23をクリアしようとすると相当程度頑張らなければなりませんがQ値で1.01クリアは設計上の工夫で可能です。国の基準はUa値しかありませんがHeat20が常にQ値も併記している意味を考える必要があります。もちろんQ値で1前後の数字をクリアするには従来の断熱性では不足しますから基本が断熱であることに変わりはありません。つまり、基本は外皮(床、壁、天井・屋根、サッシ)の断熱性それがダメなら他でいろいろ細工しても無理が出てくる外皮の断熱性を優先して同時に他の性能を組み合わせてバランスを取るその指標の一つがQ値となります。さて、とは言いながら5地域でUa値0.23は相当尖がった数字ですね(笑)今後一般の新築検討者からもG3の話が出てくると思われますがどんな答えをするかでその会社の考えや姿勢の一端が分かりますから実務に携わる者はきちんと考えておく必要があります。
2019年07月03日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。左官工事中 鵜沼山崎町の家今日は7月1日2019年も半分終わってしまいました。あと半年もすると2020年でここ数年の日本の住まいの性能向上には目を瞠るものがありますが一般の方で気づいている方はそれほど多くはありません。そうなると、気づいていない人向けの家は無知をいいことにまだまだ建て続けれれることになります。性能が全てではありませんが時代がどちらの方向に流れていくのか自分の目で確認する必要があります。TVやマスメディアはある意味自分に都合のいい部分だけ切り取って放じます。必ずしも全てが明かになるわけではありません。住宅の場合はそれが価格であったり、デザインであったりするわけですがそれは住宅の数ある要素の一つにすぎません。価格が安いに越したことはありませんが安いものは安いなりの理由があります。2020年には戦後75年を迎えますが今、家を建てようという方の多くは両親も新築の家を建てていてその両親の両親、つまり祖父母も家を建てたというケースが多くみられます。つまり、3世代にわたって世代が変わるたびに銀行でローンを組んで、人生の大半の期間その支払いをしています。日本では今、1000万戸近くの家が空き家になっていますがそれでもそれらの家に住もうという方は少数で多くは顧みられることもありません。耐震性の不足、暑さ寒さといった理由が多くを占めますがもし、それらの性能が備わっていればここまで空き家が増えることはなかったでしょう。世代が変わるたびに言わば、家を使い捨てにせざるを得なかった時代は過去のものにしなければなりませんが残念ながらまだまだそのような家は建て続けられています。TVやメディアでは毎日のようにいろんな家の宣伝をしてますが玉石混淆でそれだけでは見分けはつきません。せめて、自分の子供達の世代がまたローンを組んで新築を建てなければならない、そんな事態は避けたいものです。
2019年07月01日
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