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おはようございます、紙太材木店の田原です。漆かぶれ何を塗っても治るまで、10日から2週間はかかります。ステロイドもかゆみを抑える程度と分かってますが、既に1週間・・・可笑しなもので、症状はヘルペスそっくり。左腕の漆かぶれ、治るまでまだ1週間ほどかかりそうです。さて、理屈好きの方の中には、ウレタンも漆も化学式の違いはほんの少しだから木部の塗装なんてウレタンで十分。ほとんど同じと言っていいんだから、どうして漆なの?なんで漆に拘るの?わけが分かりません・・・そんな人も世の中にはいますが、チンパンジーとホモサピエンス(あなた)のDNAは99%同じ違いは、たったの1%ほとんど同じと言っても、問題なしでも、DNAがチンパンジーと1%しか違わないからチンパンジーもあなたもほとんど同じかと言うと、そうではありません。輪島塗りも会津塗りも紀州漆器も春慶塗りもウレタンでいいんじゃないだって、見た目が同じなんだからそれなら値段も下がるし皆が使えて時代に合ってる?日本の住まいも無垢の木なんて時代遅れ仕上がりは塩ビシートにビニールクロス合板のフローリングで十分見た目が同じなら、安い方がいいそんな感性の方もおられますが、僅か1%の違いがチンパンジーとヒトを分けています。漆とウレタンも化学式はほんの僅かの違いですが、水回りで使うウレタン塗装の木の洗面カウンターの寿命が驚くほど短いのを、実は多くの実務者は知っています。なので住まい手にお勧めする洗面カウンターは既製品のメラミンカウンターか人造大理石のカウンター住まい手が木を使ったカウンターがいいと言おうものなら、無理ですねすぐに傷みます木部が腐りますそんな風に設計者?から言われれば諦めるしかありません。その自称設計者も漆のことを知らないだけだとしたら?営業の事だけは知ってる営業マンだとしたら実は、勉強不足だとしたら経験不足だとしたら会社の都合で水回りのカウンターに木を使うなそういわれてただけだとしたら残念としか言いようがありません。名栗加工のカウンターと、漆に強い人拭き漆を教えていただいたエムズ建築設計事務所はこちらから紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2025年05月30日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。先日、竹藪の草刈りをした話をしましたが漆でかぶれてしまいました。刈払い機での草苅ですからフェイスマスクに皮手袋、前掛けや長袖の作業着でしています。細い竹や木、少し成長した竹などは紐式の刈払い機では無理なので、刈払い機を使う前にナタで切っておくのですが、その時に触れてしまったようです。幸い顔ではなく、左手の手首から上。以前かぶれた時に処方してもらった塗り薬で、なんとか落ち着いてますがつくづく、漆に弱い体質と実感してます。紙太材木店では洗面のカウンターやトイレの手洗いカウンターを造作で作ることが多いのですが、その仕上げを拭き漆ですることがあります。ご存知のように漆は水に強いですから、お椀などの食器にも使われています。(輪島塗や春慶塗)北陸地方では室内の木部、床や梁、柱や天井板、建具などすべてに漆を塗って仕上げてある家があります。ある意味、漆の家ですが、木部を保護するのには漆は最適な素材と言えます。カウンターに漆を塗る時は、写真のように作業場で塗ります。長袖、軍手、袖回りはテーピング、もちろん軍手の下はゴム手袋をしているのですが、実はこの時もかぶれました。恐らく塗り終わって上着や手袋を外す時に、微妙に付着した漆に触れてしまったようです。何度かやってみて分かったのは、自分が漆に対して非常に弱い体質ということです。漆を塗ってる最中の近くを通るだけでなんだか・・・そんなレベルなので、もっぱら漆塗りの作業は漆に耐性があることが分かったスタッフが塗っています。(触れてもかぶれない羨ましい体質)実は拭き漆の技法は、MOKスクールの番外編で三澤文子先生のところで職人さんを呼んで実習があった時に教えていただいたもの。拭き漆は日本古来の塗装方法ですから、日本の建築文化を残すという意味では住まいのどこかに使っていただけると嬉しいです。大門の家大野町の家その他の例ではお風呂の板に桧の床にも紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2025年05月28日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。週末の空き時間に、竹藪の草刈りをしました。竹林なら草刈りに違和感は感じませんが、竹藪を草刈りというと?と感じる方もおられると思います。竹林と竹藪の違いは人の手で管理されているのが竹林放置されているのが竹藪なので本来なら竹林と呼ぶべきなのですが、昔から竹藪と呼んでいたのと竹林と言うにはなんだか気恥ずかしい気がするのでそう言ってます。100m2くらいなので5mx20mほどの広さです。30本ほどの竹が生えてますが、今シーズンの筍の収穫は200本弱一度放置すれば、30本の竹林が230本の竹藪になる計算、管理も楽ではありません。週末、新規に来られた方からUa値0.3を推奨されてる理由を尋ねられました。現在、断熱性の指標になってるのはUa値で一般の方にも浸透しています。ただ、Ua値が良ければ全てOKな暖かい家、暖房費や冷房費がかからない家・・・必ずしもそうではありませんから、ややこしい値と言うことになります。そうは言いながら、Ua値は広く浸透してしまいましたから使わざるを得ません。さて、そのUa値で0.3を推奨する理由はオール電化家族4人太陽光パネルを5~6Kw載せて自然温度差が10度を越える家を設計すると現在の買電価格と売電価格から年間の電気代がほぼプラスマイナス0になるからポイントは、夏と冬の自然温度差10度越え冬はできても夏の10度は目標で、実質9度台でしょうかUa値が0.3でも、夏も冬も自然温度差が5度や6度ではプラマイゼロにはなりません。もちろん自然温度差を確保して、Ua値を0.25まで上げれば電気代の収支はプラスに傾きます。そうなれば電気代の上昇スピード次第ですが、エネルギー代が掛からない生活が続くことになります。Ua値を0.3まで上げておけば、V2Hや蓄電池はエネルギー代が掛かるようになってからでも遅くはありませんが、住宅建設には予算的な制約があります。設計者は予算的な制約がある中、Ua値を上げれればそれに越したことはありませんがその前に自然温度差を如何にあげるかを考えるべきでしょう。最近GX志向型住宅がネット上でも話題ですが、自然温度差や年間のエネルギー収支もきちんと確認しておく必要があります。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2025年05月26日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。蒸し暑くなりました。工事中の可児の家C玄関ベンチの無垢の一枚板に何を使うかで、あれこれ引っ張り出してきた中に老松がありました。この辺りでは老松関西では脂松、肥松なんて名前もあります。樹齢が数百年の目の詰まった松、松脂が多く含まれます。もちろん、乾燥してないと松脂が出てきますから使えません。ウン十年も倉庫に置いてありましたからプレナーをかけて表面を削ってみなければ、木目の表情が分かりません。カットしたり削ったりであっという間に汗だくになりました。先ほど目が詰まったといいましたがどういうことかと言うと・・・左が米松で右が今回ベンチに使う松です。通常のベンチなら厚さは、30mmは欲しい所です。厚さは25mm薄いのですが、強度がありますからこれで大丈夫。年輪は色の濃い所が冬目薄い所が夏目数を数えると、その厚みの板になるのに何年かかるのかが分かります。定規を当てて計ってみると左の米松は1年で7~8mmほど成長します。木は丸いので1年で直径が14~16mm太くなることになります。右の松は1年で0.3~1mm木の直径は1年で0.6~2mm太くなることが分かります。25mmの厚みの板にするには左の松なら3年から4年分の成長で板にできます。右の松の場合、25mmの板にするには25年から80年必要になります。ある程度の巾の板を丸い丸太から取ろうとすると直径は40~50センチは必要です。1年で2ミリ太くなる木だと40センチ÷2ミリ 200年1ミリなら 400年徒疎(あだやおろそか)に使う訳にはいきませんが、使ってもらわなければ存在しないも同然。何十年も倉庫の中で眠っているより、使われてこそ命が吹き込まれることになります。木造で家を建てる方無垢のフローリングや木の手触りの好きな方木の家具が好きな方その木になるまでにどれくらいの時間がかかっているかなんてことにも興味を持って頂けると、材木屋としては嬉しい限りです。完成見学会では性能だけでなく、そんなところにも興味を持ってご覧いただくと、面白い発見があります。お子さんは、虫メガネ必携です(^^♪紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2025年05月23日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。5月も下旬。梅雨入り前だからこそ快晴が続いてほしいのですが、来週にかけてなんだかな予報が出ています。土場の草刈りが出来る日が、限られます。雨に濡れた草は重く乾いた草刈りに比べると疲労度は倍のイメージGW中に草刈りをしましたが、既に2週間以上経ってますからこれ以上放っておくとえらいことになりそう・・・さて、大工の手による造作家具先日から下小屋で、近藤大工さんが作業していてもう少しで完成。岡崎の大門の家の定期点検の時に依頼されていたもので、引出しの付いた文机文机と言うと正座して机に向かうイメージですが、現代では椅子に座ってパソコンに向かうイメージでしょうか。もちろん、書き物もしますね。2020年にお引き渡しをしているので5年経過しています。5年経って当時と変わった建物の仕様は、窓枠や建具の枠です。当時は無垢の米栂の柾を建具の枠やサッシの窓枠に使ってました。円高、コロナの影響もあり、輸入木材の価格が高騰・・・とても使える値段では無くなってしまいました。伊礼さんがよく使っている米松のピーラーも、びっくりぽんのお値段です。考えてみれば値段の高くなった外材を使う必要は無く、ウッドマイルズの事を考えれば地元産の杉や桧と言うことになります。ウッドマイルズの詳細は森林文化アカデミーの辻先生から窓枠、建具枠は米栂から桧や杉に破風や鼻隠しに使っていた米松のピーラーは杉に断熱の仕様も変えているのですが、それはまたの機会にお話しします。文机はこんな感じです。組み立てるのと同じくらい時間がかかるのが、表面の仕上げ。ウレタンを塗ってしまえば簡単に仕上がるのですが、それは使いたくない・・・造り付けではありませんが、造作家具は一生使うもの。長い間にはメンテも必要ですが、ウレタン塗装では塗装屋さんに入ってもらうことになりますし、多くの場合メンテはせずに放置でしょうか。荏油やオイルであれば日々のメンテも自分でできますし、自分で磨けば艶も出ますし、愛着も湧いてきます。荏油で自然な艶を出そうとすると手間と時間がかかります。何度も何度も磨いて、横から見て風景が映るくらいまであと少しで、完成です。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2025年05月21日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。先日、新住協の本部から会員に技術情報miniが送られて来ました。この4月に建築基準法が改正されました。大規模なリフォームでは、これまで特例によって構造関係の規定図書の提出が省略されていました。簡単に言うと建物の間取りを変更する時や増改築する時に、柱を取ろうが梁を取り外そうが壁を無くそうが設計者や経験者が監理しているんだから構造的に大丈夫かその柱取ってもいいのか壁を取ってもいいのかそんなことは分かっているはず・・・あるいは現在施行されている基準法に合致しているかそんなことは建築士なんだから分かっているはずできているはずだから確認しないから構造計算書なんて出さなくていいよそれが今年の3月までの国の方針でした。なので、京都をはじめとした観光地の古い民家を改装したおしゃれなカフェや土産物屋さんの多くの建物は、構造計算なんてお構いなしに出来るだけ広く出来るだけオープンがお約束の改装がなされてきました。全部ではないけれど・・・ある意味、何でも在りの改装です。構造を知ってる人間にとって、地震が来たら即建物から退避入ってきた入口や避難経路はどこか観光地では店舗に入る時の確認事項です。さて、観光地のそれらも問題ですが今回の技術情報の内容は大規模な修繕、模様替えをした時、確認申請を出さなければならないようになった今回の改正の中で大規模な修繕、模様替えの中に断熱改修の入るのか?入れば確認申請が必要ですし、そうでなければ出さなくていい既存の住宅で確認申請を出すということ申請が受理されるということは、何を意味するかと言うと現行の新築を建てる時の基準にこれから断熱改修をする家が耐震性や省エネ性が合致している必要があるということです。30年前の家を断熱改修しようとしたら耐震性や省エネ性も現在の新築同じにする必要があるそれでは、誰が断熱改修するの?それって耐震や省エネまで含めて全面改修しないと断熱改修させないということ?従来様々な手法で断熱改修を勧めてきた新住協としては、大問題。北海道の理事から(須藤、白井、阿部)国交省に実情の報告と働きかけをして頂きました。その国交省からの回答をAIにまとめてもらいました。法改正後、「断熱耐震同時改修工法」は「大規模の修繕・模様替」に該当しますか?新住協からの国交省への働きかけにより、断熱耐震同時改修工法で行われる主な工事内容は①気流止めの設置、②既存グラスウールの入れ替えや新たな断熱施工、③筋交いプレート等による端部補強・構造用合板の新設、④外部仕上げはいずれも大規模修繕等には該当しないことが明確になりました。これは、①②が主要構造部と無関係、③が明確な性能向上工事、④が外装材の張り替え等に該当するためです。詳細については詳しい内容の技術情報が送られてますから、新住協会員にお尋ねください。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2025年05月19日
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写真資料はこちらからP37~P44 資源エネルギー庁資料おはようございます、紙太材木店の田原です。5月12日の経産省の審議会にて、新しいZEH基準案が公表されました。現行のZEHは廃止。2027年度からはこちらの新しいZEHへ移行します。ほんの数年前まで断熱等級4が最高等級多くのHMがそれを謳ってましたが、今や隔世の感があります。国が定めた基準の最高等級ならそれ以上のものは無いだろうと、それを信じて等級4で建てられた方も多くおられると思います。その後新設された等級5でも、ZEHじゃないということになります。今後の日本の住宅は断熱性能等級6が標準つまり、それが最低基準と言うことになります。一次エネルギー消費量の削減率が35%と言うのは太陽光パネルを含みませんから、前回お話しした平屋窓無し住宅では難しいでしょう。さて、お気づきかもしれませんが気になるのは設備要件に蓄電池が入っていること。これはちょっと、再検討していただきたいですね。エネルギーの利用と言う点で田舎では蓄電池よりV2Hつまり、EV車(電気自動車)の活用の方が要領の大きな蓄電池を設置するより利便性がいいですし、コストも安く済みます。住宅のレジリエンス性の絡みから出ていると思いますが、(災害に強い住宅?)現況では蓄電池の価格がネックです。EV充電器は推奨設備にとどまって、蓄電池は要件に入ってますから今後の議論に期待したいところです。住宅価格が高騰していく中予算には限りがあります。蓄電池は、ある意味後付けできますから先ずは躯体性能を上げておくこと。つまり、躯体の省エネ性能で(パネルを除く)一次エネルギー削減率35%以上が先です。出来れば40%削減まで行きたいですね。因みに、さ来月完成の可児の家Cの一次エネルギー削減率は41%です。見学会の日程が決まりましたらまたお知らせしますね。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2025年05月16日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。先日、国交省から断熱性能等級6以上の断熱性を有する住宅を対象にした住宅設計ガイドが発表 されました。最近は大手のHMだけでなく、地場の工務店や設計事務所も断熱性能等級6の住宅を出しています。主な基準はUa値とηAC値Ua値は熱還流率ηAC値は夏の日射の入り易さどちらも数値が小さいほど、住み易くなります。これだと数値を良くして断熱性能等級6をクリアしようとすると出来るだけ窓は小さく窓の数は少なくそんな方向の設計に行きがちになります。最近は平屋ブームですが、南面の窓が小さいだけでなく東西の窓も採光基準ギリギリかという家も、至る所で目にします。壁に比べれば窓の断熱性は悪くなりますからUa値を良くしようと思ったら窓を小さく、数は少なくがお約束窓が少なく、小さくなれば夏の日射も入りませんからηAC値も良くなるというある意味平屋、窓無しは等級6クリアの一石二鳥住宅とも言えます。それを懸念したかどうか分かりませんが今回国交省が出してきた設計ガイドは「省エネ性能に優れた断熱性の高い住宅の設計ガイド」「断熱性能」に優れたではなく省エネ性能に優れたとあります。断熱性能等級6以上の住宅を対象にした設計ガイドで、一般の方にも分かりやすくまとめてあります。高断熱住宅の計画・設計上の視点として3つを上げています。視点1 季節・方位・時間に応じて日射を調整できる設計視点2 家中を快適にするための適切な暖冷房設備・換気設備の設置視点3 レジリエンス性の向上簡単に言うと平屋窓無し、一石二鳥住宅は視点1が抜けているんですね。型式認定を取得した住宅で南面の窓を大きくすれば型式外になりますから、設計や申請はオーダーの注文住宅と同じで長期優良の申請や性能評価の申請も全てすることになりますから金額は窓が大きくなっただけでびっくりするほど跳ね上がることになります。もちろん、都市部で視点1がそもそも望めないケースもありますがそのような条件でなければ設計者は視点1を考慮した設計が求められます。これから新築をお考えの方特に断熱性能等級6以上の家をお考えの方のはとても参考になる設計ガイドです。是非、ご一読ください。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2025年05月14日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日は近くの愛宕山、通称米田富士の山頂にある祠の修繕資材運びでした。背負子に砂やセメント、木材を縛り付けて50名ほどで山頂を目指します。なんだか大変そうですが、標高は265m荷物を担いで登っても30分ほどで山頂ですから、そんなに大変ではありません。米田富士があるのは川辺町の福島と言うところです。福島と聞けば戦国武将の福島正則を思い出しますが、下山中に立ててあった看板を見て実は驚きました。川辺町の教育委員会が設置 したもので福島は、福島正則の先祖の出身地とあります。川辺町に住んでいながら全く知りませんでした。下山中にトレッキング姿の女性二人とすれ違いましたが、地元の方ではなさそうでした。最近、川辺町は岐阜のグランドキャニオンで知られるようになりました。米田富士があるのは飛騨川を挟んだ対岸側ですが、岐阜のグランドキャニオンからは直線距離では2Kmほどどちらも初心向けでお子さんでも問題なく登れます。(米田富士は小学生の時の遠足場所)飛騨川はボートコースですが、川辺大橋の上流はコース外になっていてサップが人気で来年にはキャンプ場もできるようです。それなりに知られる町になって、ここ数年人も県外からも来るようになりましたが、実は川辺町には観光課がありません。つまり町として、これらの来る人の受け入れ体制がまだ整っていない状態です。駐車場が無いトイレが無い案内が少ない・・・数年前から議論されていましたが、まだ足踏み状態です。これから人口が減少していく時代。地方の行政に求められるのは、10年先、20年先の町をどうするかと言う戦略です。戦略が無ければ、行き当たりばったりの対応になってしまいます。人が町外から来てくれるのは、地方の町にとってはありがたいことで様々なチャンスでもあります。実は岐阜のグランドキャニオンとSNSで発信しただけで、人が来るなんて誰も思ってなかったというのが真相です。地方の行政にはインバウンドを含めある日を境に人が集まり始めることもあるわけで、町が持つ様々な資源を再検討して事前に準備しておく必要があります。川辺町にこれからも継続して人が来てくれるどうか行政の手腕にかかっています。本日は商工会の会員としてのブログでした。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2025年05月12日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。連休が終わって、もう週末・・・早い一週間でした。先日、県の住宅課から脱炭素社会ぎふモデル住宅普及事業費補助金のチラシが30部ほど送られてきました。住宅関連事業者宛てになってますから、恐らく県内の工務店にはどこも送られていると思います。補助の要件であるモデル住宅の仕様は断熱性能等級5、一次エネルギー消費量等級6となっています。ZEH基準なので太陽光パネルの設置は必須となります。この仕様の家を建てれば、補助金を出しますと言うことは誘導基準と言うことでしょう。つまり、まだその基準に達していない家がそれなりにあるということになります。この4月から基準法が改正され従来、耐震性のみであった義務化。つまり一定基準以上の耐震性が無い家は建てられなかった訳ですが、断熱性についても義務化されました。これからの家は、断熱性能等級が4以上でないと建てられなくなりました。県の補助金は断熱性能等級4の一つ上の5にしたら出しますよと言うものです。このように案内されるとじゃあ、それを目標にしよう補助金も出るのだからその数値をクリアして達成できればきっといい家、暖かい家、省エネな家になるに違いない・・・確かに従来の家に比べればそうなりますが比較対象の従来の家のレベルが低すぎたとしたら?https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001885272.pdf">国交省は2030年までにこちらの図のように改正しようとしています。2030年までに今回の県の補助金の対象レベルの断熱性能等級と一次エネルギー消費量等級が、国の最低基準になるからせめて、それだけのレベルにはしてくださいね。出来ればその最低基準を目標とせずにもう少し上のレベルを目指して・・・と言うのがホンネでしょう。2050年のカーボンニュートラルまでにはまだ25年あります。30歳で家を建てると55歳。どんな家が普通の家になっているか想像力が求められます。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2025年05月09日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。連休最終日の昨日は雨。お昼近くでも14度程度、寒い一日でした。エアコンでは暖かさが感じられなくて薪ストーブを少し焚きましたが、この時期に焚くと何故だか少し罪悪感を感じます。さて、現在、紙太材木店で新築やリノベーションの打合せに使っている建物は20年ほど前に再生させた建物です。元もとは造作材と言って、建物の内部で使う木材を保管していく建物でした。建てられたのは大正7年ですが使われている木材は古材でどこかにある建物を移築したものと思われます。金輪継ぎで柱を修復してあったり、梁や桁にはほぞ穴がそのまま残っていたりします。当時、木材は貴重で建物を解体しなければならない場合でも現在のように廃棄処分ではなく、使える木材は使うのが一般的でした。ある意味、現在のSDG'sが当たり前の時代とも言えます。それが戦後、こと住宅に関しては全く忘れ去られたように新築重視で古い住宅は解体、処分と言うのが当たり前になってしまいました。工務店やHMに家の相談をすると誰もが口をそろえて、古家は解体して新しく建てましょう。工務店やHMにとってはその方が楽なんですね。それが実は現在でも続いていますが、時代は変わりました。新しく土地を買って新築を建てるは一定のリスクのある時代になりました。人口が減っていき家は現在でも余ってますが、これから先も更に空き家は増えていきます。相続する実家の終活やひょっとしたら両親の実家がまだ残っていたりするケースもあります。新たに土地を購入する前にどこかに自分が相続する可能性のある土地があれば、そこに家を建てるのも検討すべきでしょう。更に言えば、ご実家のフルリノベーションも視野に入れておく必要があります。土地の購入費が抑えられるメリットは計り知れません。田舎でさえ数百万から1千万以上かかる土地代が節約できますし、別に家を建てた時におこる将来実家を相続した時のリスクを回避できます。実家が簡単に売却できれば大丈夫ですが、出来なければ解体処分費や固定資産税を将来にわたって負担することになります。古い家でも技術力のある工務店ならいかようにでもリノベーションすることができます。国も長期優良住宅化リフォームを補助金を出して支援しています。住宅のフルリノベーションや再生工事で注意しなければならないのは、相談先です。技術力がなければ、壊して新築にしましょうとなります。参考になるのが 住宅医協会です。新築を検討される方は一度ご実家や空き家のフルリノベーションも検討してみてください。耐震性や断熱性、省エネ性なども含め検討してもらえます。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2025年05月07日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。11連休や8連休の話しも聞きますが、紙太材木店は暦通りの休み。明日から4連休です。本日最終の筍掘りは17本の収穫。今シーズンは累計で168本となりました。まだ、細い筍が出てきますが、草も茂ってきましたから草刈りをしなければなりません。土場の草刈りも残ってますから休みは草刈り連休になりそうです。さて、5月のフラット35の金利が先月に比べ大幅に下がり、0.12%下がりました。返済期間 21年以上では1.82%(▲0.12%)です。フラット35はポイントによる金利引き下げ制度があります。ポイントは家族構成住宅性能維持保全地域連携上記の4つに付与されていて内容によってポイントが異なります。全て該当すると(▲1.0%)返済期間21年以上、基準金利1.82%が0.82%となります。最近は「金利のある時代」と言われて、変動金利を引き上げる動きが始まってましたが、民間の変動金利も据え置きの状態です。とは言いながらフラット35はポイントを全て取れれば基準金利から▲1.0%で0.82%になります。(期間限定)日銀は今後政策金利を0.25%程度上げると言ってますから変動金利は上乗せされます。そうなると5年とか10年の金利引き下げ期間の縛りがありますが、35年で均せばフラット35の方が総額ではほぼ安くなります。一昔前のフラット35のイメージは、銀行で住宅ローンが借りられない人が利用するローンでしたが現在の金利情勢ではフラット35の方が有利と言うことになります。これはフラット35の金利引き下げ要件に満たない住宅を建てる人が、民間の銀行の住宅ローンを使うと言うことになります。Gx志向型住宅の補助金各自治体からの補助金フラット35の金利引き下げ昨年まで併用できなったものが併用可能になっています。紙太材木店では標準的な仕様で全ての優遇措置を受けることができます。金利引き下げ要件に合致する住まいを建てられる方は、安易に民間の住宅ローンに決めずにフラット35の検討を始めるべきです。P.S.岐阜県の場合県産材の使用で更に金利が優遇されます。(全期間-0.2%)他の自治体でもその可能性がありますから、担当者とご相談ください。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから
2025年05月02日
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