ケヤキの木の下で            岐阜/愛知   自然素材でZEH READYの家

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2025年11月14日
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カテゴリ: 温熱環境


おはようございます、

紙太材木店の田原です。

朝晩は多くの方が 暖房するようになってきました。
この時期から 来年の4月初め頃まで、
暖房の季節です。

国の暖房エネルギー消費の 計算方法は、
部分間歇暖房 です。
これは人がいる部屋だけを
人がいる時間だけ暖房するという考えです。
例えば、就寝前のLDKは暖房していても
寝室や子供部屋では暖房しないというものです。

これに対し、 人がいる部屋いない部屋問わず
家中暖房しているというのが 全室暖房 です。

感覚的には そんな暖房の仕方は
無駄というか
もったいない
あるいは、 してはいけないことのように感じます。

しかしきちんと 断熱性能を上げれば、
低い断熱性で 部分間歇暖房をした時よりも
暖房費を下げることができます。

なぜまだ、
部分間歇暖房で計算するかといえば
無断熱の家の割合は約30%もあります。

同時に断熱がしてあっても、
全室暖房するほどの断熱性を 有している
家の割合は
まだまだ多くはありません。

低い断熱性なのに 全室暖房をしたら、
それこそ多額の暖房費がかかってしまいます。

なので計算基準は部分間歇暖房なのですが、
実際の国の誘導基準や
推奨基準の 断熱性能等級やUa値は
全室暖房を想定しているものです。

実際の生活の中で
日本で24時間暖房している家は、
北海道を除けば それほど多くはありません。

断熱改修は家一軒となると
費用も多額になりますが、
1階のみであるとか
LDKと水回り+寝室といったように
部分断熱改修や エリアを決めて断熱する手法が
確立しています。
自立環境型住宅設計ガイドライン 改修版には
詳細な断熱改修の手法も紹介されています。

新住協でも技術資料などで
断熱改修の手法を紹介していますが、
一般方にも知っていただきたいのは
2x4住宅のように 構造的に 気流止め がある家を除き、
内窓設置だけでは
断熱改修の効果は限定的になります。

壁の中の気流を止めることで
内窓は効果を発揮するようになります。

もうひと手間をかけることで
暖かさが実感できますから
内窓設置は気流止めとセットで お考え下さい。


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Last updated  2025年11月14日 09時10分51秒
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