BLUE&BLUE

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フジミシリーズ



大成功を収めた圭のM響定期公演を見届け、後ろ髪を引かれる想いでローマに戻った悠季。
そこへ、圭から「出演依頼」の電話が。サムソンのエージェントだと名乗る宅島から伝えられたのは、圭が指揮する「スプラッシュ・コーラ」のCM限定オケのコンマスとしての参加依頼。
そのオケとは、見栄え最優先、才能と美貌を併せ持った若手だけを集める予定と聞いて、悠季はー!?
大人気シリーズ、いよいよ第6部スタート!

ああ、今年はフジミに始まりフジミに終わるって感じです。
今年の春、フジミに出会い私の人生変わりました。(ああ、BL漬けの毎日になるなんて!)
私のファーストBLなんで、思い入れが多いです。

定期演奏会を終え、楽屋で甲斐甲斐しく圭の世話をする悠季。
そして、コン・マスとして、オケをまとめようと奮闘する悠季。
そう、それこそが悠季ですよ!
なんだかフジミのオケに居た時を彷彿させる悠季の働きぶりは、懐かしさを感じます。
今はローマでプロとしての生活を送っていて、そういう姿は見れませんからね。
圭にマネージャー(世話人)が必要だと進言して「きみがいいです」と言われます。
確かに適任ではあるけど、自分は一応プロのバイオリニスト。
「プロのバイオリン弾きを諦めたらね」
そう、お互い引けない一線を持っているのだ。
だけど、新しいオケと対面してすぐに世話人根性丸出しになる悠季、やっぱり大好きです!

ミスカ、ソラくんとの再会、そして新キャラ(外伝で出ましたが)宅島。
この宅島、外伝「ある革命」の中で出てきた高校時代の同級生です。圭を自分はゲイだと気づかせてしまった張本人なんですね。(そういう場所に連れて行ったし)
あの時、圭はカミングアウトしていたんだっけ?
ということは、圭と悠季の関係に気づいてるみたいですね。
圭は「まだ話してません」と言っていたけど、時間の問題だな。横恋慕なんて展開はあるのでしょうか?

問題のCM、是非拝見したいもんです!
振り終えた圭がハンカチで顔を拭き、譜面代の上からコーラのペットボトルを取り上げてゴクリと飲み終えた所で、男の声でナレーション「イッツ ブリリアント。スプラッシュ・コーラ」
ああー、圭が目に浮かぶ!!!
ナレーションは是非増谷さんでお願いします!!!
圭と悠季のツーショットのポスター、本当にあったら家に貼るります。コーラのポスターなら、堂々と家で貼れるもんね!

お役そくのエッチシーンはちょっぴりでもの足りないけど、次回からは東京に戻ってきくるので、その辺はもう毎日ラブラブな生活を送ってくれるでしょう。期待してますよ、先生!
一つ驚いた事は、悠季が意外と積極的だったこと。
そりゃ4年半ものつきあいとなればあたりまえ?
だけど、初々しさが薄れてしまってちょっぴり寂しいかなー。
悠季には、いつまでたってもそういう人でいて欲しいし・・・
ただ、圭の原寸大のオモチャをプレゼントされていたなんてv
圭、どんどん大胆になってくるなー(笑)
型を取ってる姿、想像したくないよなぁ。

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  『クラシカル・ロンド 富士見二丁目交響楽団シリーズ』

こっちの話は、圭がドイツから帰国してフジミに入るまでの経緯がかかれた『天国の門』という話と、
M響の定期演奏で悠季と競演するまでのすったもんだの話『雪嵐』
そして、いよいよここまで来たか!金婚式の”シルバージュネ”『こよなき日々』
の3話が入ってます。

フジミ10周年と言うことで、この外伝的話はハードカバーほ立派な本です。
色さえ黒(圭)と白(悠季)のタキシードだったら、結婚式を想像させる表紙v
フジミの良さの一つに、薄い文庫サイズで、エプロンのポケットに入れていつでも読めるって所があったのですが、たまにはこういうのもいいよね。
ちなみに「ソルフェージュ」の方はいつもの文庫サイズです

伊沢から祖父の仲を聞き(そういう関係だったのね)、「心を預け心底愛し合える様なパートナーをみつけられる様、心を開きなさい」と忠告された圭。
果たして、自分にはそういう相手と巡り会えるのか?と思っていたところに
悠季が現れたんですね。
それで、これだ!!!と突っ走って「タンホイザー事件」を起こしちゃうなんて、
圭って一途というか、素直というか・・・(笑)
あんな大人ぶった態度を取っていても、所詮おこちゃまなのよね。
もっと恋愛慣れしていたと思っていたのに、本当はそうじゃなくて、
悠季を振り向かせる事もできず、悶々としていたとは・・・
圭の視点で書かれたこの本は、圭の意外な一面を見せてくれてます。

悠季の家の住所を知ったらすぐに見に行き、「下着は白・・・」とか干してある洗濯物をチェックしちゃう当たり、ストーカーの要素をはらんでいます(笑)

フジミ10周年ということで、原点に戻ったお話で、またシリーズを読み返したい衝動に駆られます。
特に、最初の「タンホイザーで強姦事件」なんて、衝撃的な展開でしたからね。
今でもあの曲を聴くと悠季の喘ぎ声を思い出しますし(「白い巨塔」の中でこの曲がかかった時は、すごくいいシーンなのに頭の中はフジミ色でしたから/爆)

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  『バイオリン弾きの弟子たち~富士見二丁目交響楽団シリーズ 第6部』

2年間の留学を終え、悠季は帰国。
そして4月からは、母校でのバイオリン講師として働く事になりました。
急な帰国、そして新学期、フジミのコン・マス復活・・・と
目まぐるしい生活のスタートです。
やっと悠季と甘い生活に戻れると、手ぐすね引いて待っていた圭ですが、
忙しい悠季にヤキモチ。ひねくれ者の甘えん坊圭へと成り果てます。
しかし、圭の気持ちもわかる悠季。
自分も離れて生活し、「圭不足」を自覚しているので、圭に対しご奉仕の毎日v
だが、新生活の疲れと「絶倫男 圭」の毎晩攻撃に身を削り続けたのが原因で
悠季は倒れてしまう。
NY公演の為、家を離れてしまう圭は、悠季の看病にピンチヒッターを立てる。
それは、3年前まで好きでプロポーズまでした川島さんだった・・・
そしてもう1人、圭との新生活を脅かす人物が乱入してきて・・・

おかえりなさい、悠季!
留学先での話も確かに面白かったのですが、やっぱり日本で、富士見町の愛の巣での、
たわいもない日常生活が「やっぱりコレがフジミなんだよなー」と思わせてくれる1冊です。

ポーカーフェイスを気取ってる圭ですが、遠距離恋愛からやっと解放され
やっと悠季を独り占め出来ると、手ぐすね引いて待っているのに、
肝心の悠季は、この先の新生活の事で頭がいっぱい。
そんな悠季に、「構ってv光線」出しまくりの圭です。
なんだか、どんどん圭のイメージが崩れていく・・・そんな圭もかわいいんだけどね。
圭の心内をちゃんと理解してあげられる悠季は、自ら圭の服を脱がし、リードしていきます。
そして「いつの間にそんな手管を・・・!」と言わせる程、積極的な悠季(汗)
○ープ嬢も真っ青な、顔○を要求するなんて!!!
悠季もだんだん大胆な行動を取るようになって来て・・・初々しい悠季も好きなんだけどなー。
たぶん、ローマにいる時に圭からプレゼントされた「実物大の圭自身」を
「なんだこれは!」と捨てたフリして、ずっと愛用し、訓練を積んでいたのでしょう(爆)
でなきゃ、ここまで成長してるとは・・・※悠季は、27歳の立派な男性です(汗)

しかし、絶倫男を相手にするにも程があります。
文字通り身を削ってまでお相手した結果、過労でダウン。
講師として個性的な生徒達を教えるだけでも大変なのに、圭ももう少し我慢してあげないとね。
その個性的な生徒の愚痴を聞くのも嫉妬してしまう圭。←完全に病気
自分のせいでダウンした悠季を気遣い、NY行きをキャンセルすると言い出しますが、それはダメと悠季は諭します。もっと大人になれと・・・
そこで圭の取った行動がピンチヒッター。
それが川島さんだった。
二人の仲をしっている川島さんだからこそ頼めた事であっても、昔好きだった女性に看病される、しかも今の夫の依頼で来てるんだから、悠季の心は複雑です。
でもね、川島さんいい人なのよ。
昔のことを引きずらず、女友達の地位をしっかりキープしていて実に「男らしい」!(女ですが)

そんな中、嵐を呼ぶ女性登場!
波乱の予感を持たせたまま、続く・・・って?!
つっ次はいつ出るんですか?!
圭の嫉妬と構って病は更に悪化し、受難は続くって感じでしょうか?



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