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がくえんゆーとぴあ まなびストレート!第3話「月曜日じゃ遅すぎる」不作揃いの新番組の中、高い作画クオリティと凝った演出で頭一つ抜きん出た「まなびストレート」。前回の余韻も冷めぬまま、まなびの「わくわくきらきら」に当てられて、日曜日が楽しみで仕方が無い今日この頃。こんなにワクワクしながらアニメを観るのも久しぶりだ。今回は、まなびが少しだけ失敗し、悩み、それでも「自分らしさ」を失わずに再び前進してゆく、という話だった。愛光学園のカリスマ・角沢多佳子との出会いを通じてまなびが少しだけ成長する様が描かれた。規律と格式を重んじる愛光学園。文化祭の準備を進める多佳子は、面白みの無い出し物ばかりで退屈していた。そんな中、聖桜学園が主催する学園対抗ドッジボール大会のお知らせが飛び込んでくる。興味を持った多佳子は参加することにしたのだった。冒頭から流れるBGMが、実際にバイオリンを演奏している生徒によるものだったのは面白かった。うむうむ、生徒会は盛況なようで実に微笑ましい。固そうな印象の愛光学園において割りと柔軟な思考を持っている多佳子。こういう学園物において彼女のようなキャラクターは重要ですな。まなびの良きアドバイザーであり、自由奔放なまなびに自らの理想を託す先達という存在。しかし多佳子は他のキャラと違って、きちんとした等身で描かれているなぁ。まなびがますます小学生に見えるよ(笑)。何だかんだ言ってまなび達に協力してくれる芽生はホントにいい娘だ。きっちりドッジボールにも参加してるし。口先だけで全く実技が出来ない所も可愛い。「勇気が足りない!もっとボールにぶつかる感じで…」ドカーン!とふっとばされる繰り返しギャグには爆笑してしまった。しかし、みんな気持ちいい位派手にふっとんでるなぁ。みかんが周囲に迷惑をかけまくるのも面白かった。唯一の不満点はブルマじゃなかったことか…(涙)。ドッジボール効果で、他校の生徒同士がメール交換をしているのが微笑ましくて良かった。そしてまなびが企画していたのはドッジボール大会だけではなく、各校の生徒会役員を集めての懇親会だった。これは素直に感心した。まなびってバカのようで、意外に色々考えてるんだなぁ。しかし、「とりあえず仲良くなろう」というまなびの目論見は失敗。流石生徒会役員、みんな結構真面目だよ。ならば、ということで「学校生活をわくわくキラキラにするにはどうしたらいいか」という議題を提案するも、これもドン滑り。まなびの押しの強さも他校の生徒には通用しなかったか…。結局多佳子の提案とカリスマ性により(笑)事無きを得ることに。うーん痛々しいよ、まなび。ラーメン屋で反省会。とりあえず超猫舌の芽生が可愛くて仕方がなかった。咆哮することで何とか自分を奮い立たせるまなび。ホッとするみかんだったが、やはり相当に落ち込んでいたまなび。夕食を辞退されて焦りまくるシスコン兄貴が微笑ましかった(笑)。そして、まなびがやって来るのを暗い居間でじっと待っている姿には笑ってしまった。いい兄弟だ。何とかしようと、愛光学園に赴くことを決意するまなび。自分の至らない点を素直に認め、より優れた相手から何かを学び取ろうとするまなびの姿勢は純粋に尊敬できる。普通は変なプライドが邪魔をして、より事態を悪化させてしまうんだよね。何しろ多佳子は、まなびの面子を潰したようなもんだからなぁ。あと、「まっすぐ、ふぁああー」は可愛すぎる。特に芽生。もう、この娘大好きだ。調子のいい時に流れるブレイクビーツ風の曲。相変わらずノリノリで良いなぁ。愛光学園生徒会室で学園案内のパンフレットを読む一行。そしてみかんは百合発動(笑)。「もしーっ!?」って、お前は時代劇か(笑)。気後れしてしまったまなびやみかんに対して、どんどん冷たくなる多佳子の目が怖い。特にみかんが告白もどきをしている時は逆光気味に影が入ることもあって、かなり怖いことになっている。こういう、直接言葉では説明せずに絵や構図や音楽で視聴者に今後の展開を予想させる演出が上手いなぁ。多佳子の姿を逆光で真っ黒にすることで、「彼女は何か重大なことを言おうとしている」というのもよく分かる。ラスト、復活したまなびがみんなを学校に集めて檄を飛ばすシーン。背景がまなびの言葉通りに真っ白になり、手を動かすに従ってクレヨン画風に変わっていくのは良かったのだが、まなびに白い羽が生えて飛び回る演出はどうかと思った。良い悪いではなく場面にそぐわない感じがしたなぁ。板野サーカスのパロディは笑ったけど。とにもかくにも文化祭に向けて復活した聖桜学園生徒会。来週もまなびがどんな「わくわくきらきら」な事をしてくれるのか、楽しみで仕方が無い艦長セリオでした。OP・ED/林原めぐみ サントラキャラクターCDDVD1~2(このクオリティでこの値段は安いです)原作漫画
2007.01.23
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シムーン 第24~26話(終)【第24話 「選択」】性別を選ばなかったことで誰にも触れられない体になってしまったオナシア。自分と同じ過ちを犯さないようにと泉の番人になった彼女は、ユンに自らの過去を見出し忠告をする。ユンは以前所属していたコールの生き残り。散っていった仲間達への罪の意識から「仲間達に最も近い危険な前線」にいることで「最も遠い所」にいようとした。悩むユンだが、ロードレアモンの「頑張れば一人くらいは救えるかもしれない」という言葉でオナシアを赦し救えるのは自分しかいないのだと気づく。罪を赦され、安らかに消え行くオナシア。長らく続いた姉妹の冷戦もついに氷解の時が来た。この二人は本当にもどかしかったので、アルティが溜め込んだものを全て吐き出して何とか和解した時はほっとした。アルティの方がずっと子供で不安定だったんだね。それを大好きな姉のために無理に強くなろうとしていたと(それがカイムの不興を買っていた)。そして未だアムリアに焼きもちを焼いているアーエル。そんな彼女にネヴィリルがついに告白!照れてるアーエルが凄く可愛い。今までで一番可愛く描かれているんじゃないだろうか。アルクス・プリーマでの最後の日。長く通った学校を卒業するかのような雰囲気が漂う中、それぞれ最後の日を満喫する。社交場でダンスをしたり、艦内を見て回ったり、壁に自分のいた証を刻み付けたり。皆が部屋を綺麗にして出て行くシーンは実に感慨深い。こうしてアーエルとネヴィリルを除く面々は泉へと向かうのであった。【第25話 「パル」】泉には、オナシアの役目を引き継ぐことを決意したユンの姿があった。オナシアと同じ過ちを繰り返しているんじゃないか?と思ったが、逃げているのではなく自分の意志で魂を救い続けることを決めたのだからいいのかな。泉から帰ってきたメンバーをアーエルが出迎える。モリナスが女性だったのは良かったー。無事ワポーリフと結ばれるようだし。この二人も色々あってもどかしかったなぁ。結局アルティとカイムは女性かー。アルティが無理をすることをやめたってことかな。ロードレアモンが女性、ヴューラが男性だったのはいいとして、フロエがお、男に~!?あのぷにぷにぽっちゃり娘が男になるなんて・・・勿体無い。物語中盤から大幅に株を下げていたパライエッタはやっとネヴィリルと和解した模様。つーか、ネヴィリルは周囲の人間を振り回しすぎだと思う・・・。こいつが一番悪女なんじゃないだろうか(笑)。アーエルに向かって「恋を、しているから。」と堂々と言ってのけるあたりとか。「待ち続ける自分に酔って、全てを相手に押し付けるのはやめようと思う。今度は愛されることを知りたい」というパライエッタ。うーん女性かー。パライエッタさんは大切な巨乳要員なので(笑)良かった良かった。そしてこの二人がダンスをするシーンには感動。止め絵も上手く決まっているし、かなりの名シーンであると思う。グラギエフの水面下交渉も失敗したようで、アーエルとネヴィリルをすぐに泉に行かせろ、という嶺国の偉いさん。邪魔をしそうな他の面々も軟禁されてしまう。アーエルとネヴィリルが壁越しにキスをするシーンはあまりにラブラブで恥ずかしすぎる。思わず赤面してしまった。でもこのシーンのアーエルの作画は全体を通しても屈指の可愛さだと思う。あと、表の兵士を油断させようとシナをつくるパライエッタがエロすぎ。ちゃんと色気のある三人(ヴューラは微妙だけど)が選抜されているのも笑った。ドミヌーラがいないのが悔やまれますな。グラギエフとアヌビトゥフも役職を追われた模様。甲板に一同が集められている。そんな中、嶺国の巫女がシムーンを強奪、アーエルとネヴィリルの為に動いてくれる。これは多分にマミーナを殺してしまったという罪の意識が働いているのだろうな。そしてコール・テンペストの「永遠のいま」を守る為、二人は飛び立つのであった。【第26話 「彼女達の肖像」】戦争に翻弄される少女達の物語もこれで最終回。それぞれの未来の姿が描かれ、そこをアーエル・ネヴィリルのシムーンによって「永遠のいま」と未来を一つに繋げる、という変則的な構成になっている。各キャラがアーエル達のシムーンを見ることによってアルクス・プリーマにいた少女時代を思い出す、という演出も切なく感動的である。リモネは過去の世界で大人になっていた。翠玉のリ・マージョンを伝え、古代シムーンによって別の時代へ送り出す、ということを繰り返している模様。これがあったから現在の発達した大空陸があったのだろうな。ドミヌーラは体を壊しているものの元気のようで、良かった。リモネが一人で枝を集めていたのを見てユンの「魂を慰める舟」を連想してしまったよ。またドミヌーラに対するリモネのラブラブっぷりが見られて嬉しい。しかしオナシア同様ドミヌーラは体が金箔化している所に一抹の不安が残る。いや、ひょっとしてオナシア=ドミヌーラなのか!?いや、まさか・・・(ありえないとも言えない所が恐い)。そしてワポーリフとモリナスは無事ゴールインしたようで。早くも二人目か。うーん良かった良かった。モリナスはエロくて(ぽってりとした唇とか口もとのホクロとか)好きだったからなぁ。名脇役のワウフ艦長も軍籍から退いて民間輸送船の船長になっているようだし。どうやらシムラークルム宮国は礁国と嶺国に分割吸収されてしまったようなので、メッシスごとお役ごめんになったのだろうな。ここでまさかエリー(現エリフ)の姿が見られるとは思わなかった。男になっても上手くやっているようで安心した。このシーンをみる限りシムーンの神聖性はもはや失われてしまったようですな。シミュレは単なる兵器として扱われている模様。パライエッタとロードレアモンは戦争孤児を受け入れる孤児院を経営している。今でも礁国と嶺国は冷戦を続けているらしい。頑張ってるなぁ。早く良い人を見つけてくれ、パライエッタ。アルティとカイムは実家に戻ったようだ。子供の頃のように髪を伸ばしているのが二人の関係好転を表現していて上手い。フロエが完璧に男になってる~!!(涙)あんなに可愛かったのになぁ。ヴューラが男前なのは予想通りとして。戦争が再び始まるのでフロエには召集令状が届いている。次に会う時はお互い敵同士、というのは悲しいなぁ。グラギエフとアヌビトゥフは相変わらず一緒にいる。前回のキスもあるし、やっぱりデキてるのかな、この二人。いや、男同士なんだがこの二人ならOKな気がする。グラギエフがパンクな格好をしているのは笑ったが。そして湖に半壊して浮いているアルクス・プリーマ。フロエは昔を思い出し独白する。「どうしてあの時は”永遠のいま”に拘っていたのだろう」そしてそれぞれの想いが繋がる。「それは大人になるのが恐かったから」「ううん、きっと違う。私達はここにいたのだ、と大声で叫びたかった」「私達はここにいた証を刻み付けたかった」「アーエル、ネヴィリル、君達は今どこにいるのかな?」ラスト。アーエルとネヴィリルが昔の姿のまま、アルクス・プリーマの社交場でダンスをするイメージが流れ、壁に刻み付けられた落書きが映し出されて終わる。このシーンを見るとコール・テンペストで起こった様々なことがフラッシュバックし、本当に切なくなる。落書きの中にリモネ、ドミヌーラ、マミーナの姿があるのも感動的。およそ考えうる最高のエンディングだったと思う。【総括】この物語は、不安定な少女時代とそれに対するノスタルジーを描いた作品であった。戦争はあくまで少女達の揺れ動く心を表現するための背景に過ぎない。時間をかけ、丁寧に描かれた人間模様は素晴らしく、それぞれの想いが伝わってくるようだ。所々作画が崩れたのは残念だが、DVDで修正されていることを期待。また、音楽が壮大でシムーンの世界観に上手くマッチしていて、重要なシーンの完成度を二倍にも三倍にも高めていた。無理に一話完結にしていない点も評価できる。とにかく先が気になり、つい連続で何話も観てしまう。物語の終わらせ方も丁寧で、時間をかけてラストに収束していくので非常に感動できる。「モラトリアム時代へのノスタルジー」というテーマで感動させられる名作である。まだ未見の方は是非見て頂きたい一作だ。DVD シムーンサントラ(壮大な音楽が素晴らしい!曲を聴いているとシーンの数々が甦ります)主題歌「美しければそれでいい」(物語に沿った歌詞が良いです)
2006.09.30
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