加納尚明のつぶやき日記

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助成金申請の心得(2004.12.30 UP)




   ~~~ 助成金申請の心得 ~~~

平成12年度2戦2勝、13年度6戦4勝、14年度7戦4勝 三年連続で勝率5割以上を達成中! さていったいこの勝率、なんの勝率だと思いますか?・・・これは私が申請書を作成した助成金や補助金の採択率なんです(笑)

市民活動には様々な分野や規模の活動がありますが、活動を拡げていくには「お金」の問題は重要です。多くの団体は、お金やモノは無いけど「やる気」だけはある!という状態からスタートします。でも、やる気だけではなかなか活動は進みません。そこで多くの団体は、民間や行政の助成金・補助金を活動資金として欲します。
今回は、私が申請書を書くときに心がけているポイントをこっそりお話ししましょう。ポイントは三つです。

(1)募集要項に書かれているその助成金の主旨を何度も読み返し、申請の主旨や背景にそのキーワードを散りばめて書くこと!
(2)同じ地域の他の活動団体や他の地域の同じ活動分野の団体との共同企画として書くこと!
(3)助成金で実施する事業が終了後にどのように自分たちで継続・発展させる考えがあるかを書くこと!

この三点がしっかりと書ければ、かなりいい線までは行くと思いますからぜひ、参考にしてください。

・・・・っで、実は、今回の本題はここからなんです。助成金に採択されればホント嬉しいです。そしてみんなで一生懸命、その事業に取り組みます。でも助成金の事業が終わったら「あー疲れた」。という声をよく耳にします。ともすると今まであった「やる気」が小さくなることもあります。助成金によって一番実現しなければいけないのは、「団体の力を蓄えること」なのです。そのお金で活動に必要なヒト・モノ・情報をしっかり蓄えて、次につなげられないと消耗戦で終わってしまいます。これがほんとの私の助成金の心得なのです。

                     (北海道のNPO総合情報誌 えぬぴおん第8号に寄稿)







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