犬も歩けば地雷を踏む@雅没徒始原本家07

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東海豪雨のときに書いたこと


今回の水害のことですけど
マスコミの報道に なぜこんな多量の雨が降ったのか とか
予想外の降雨量だった とかがやけに強調されてませんか?
雨が降るのは自然現象だからといって責任のがれをしてない?

最大の問題は堤防が切れたり川があふれたことじゃないですか
雨が降ることは避けられないし
どこでどれだけ雨が降るか って予測も難しいけれど
切れない堤防や あふれない川を作るのは難しいことじゃないはず
それをしたがらないのは もうからないから?

長良川河口堰のような無用の長物?は大金をかけて作るくせに
本当に危険な中小河川の改修はどこの自治体でもやりたがらない
大切なのは金儲けじゃなくて人命じゃないんですか

人命がなにより大切なら堤防が切れるとわかった時点で
避難勧告じゃなくて避難命令を出すべきでは?
避難勧告くらいじゃ深夜に住民が動くわけないし
危険がさしせまってるときに法律や前例にこだわって
とっさの判断ができないってことは
ミサイルが飛んできても会議をやってそうな気がする 

2000/09/29 (金)
都市部で大雨が降る可能性は今後もありそう

3000メートル級の山岳では
想像を絶するような雨が降ることは珍しくないけれど
都市で今回のような雨が降ることは今まであまりなかった
それだけに都会が実は雨に弱い ということがわかってしまったわけだが
実はアスファルトとコンクリートで固められた都会は
3000メートル級の山と似た現象が起こりうるのである
山の場合はそもそも雨によって削られて残ったところが山なのであるが
都会の場合はしばしば降った雨のいきどころがなくなるし
地下に街をつくって電車を走らせていたりするから大変なことになる

アスファルトやコンクリートは
まわりの水田や森林にくらべて比熱が小さいから
暖められた空気が上昇気流を生じやすく
不安定な大気(この言葉を正確に理解している人は少ないが)のもとで
南海上からの湿舌(水分を多量に含んだ空気)が継続的に流れ込めば
いつでも都市上空で連続的に積乱雲が発生しつづけることは
かなりの確率で起きるのであり 決して100年に1度 の現象ではない
統計というのはあくまでも過去のものであり
都市上空の大気の流れが変わってしまっている以上
なんの参考にもならないのである


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