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旅館の従業員さんとお昼を食べることが多いのですが、
そのなかのお一人でKさん、もうお孫さんもいらっしゃるご年齢の方、
実は、そのKさん、
お子さんが保育園のときに、旦那様に突然先立たれ、
それ以来女手ひとつでお子さんを大きくされて、今にいたると。
脳卒中かなにかのご病気だったそうです。
最近、そんな話を、昼ご飯を食べながら聞きました。
「それでも、そんなに大変て感じでもなかったよ。
今より仕事はなんでもある時代だったし。必死だったけどね。
でもそういえば、亡くなって1年ぐらいは具合が悪かったかなー」
なんて、笑って話す、Kさん・・・
家族や大切な人が、しかも若い年齢で、
突然の出来事で亡くなってしまうって、
多くは、TVで見るニュースやドラマの中のことだったり、遠い世界の出来事・・・
という感覚は、
平和な日本だと一般的でしょうか。
でも、わりと身近に、そういう話って実はあったりするんですね。
わが身に降りかかり、
「どうして私にだけこんなことが起こるのか・・・」なんて、自分だけがいちばんつらくて、自分だけが孤独で・・・
なんて嘆いていた時間は、私自身にも確かにありました。
つらいときは、周りが見えない。
そうですよね、だって暗闇の中にいるんだもん。
つらい時間がずっと続いていくように思えてしまうし、
どうしたってよくなるはずがない、
「楽しい」なんて感覚はもう一生私にはありえない、
と思えたり...
でも・・・・・
つらいときこそ、
どんなカッコでも、どんなみじめでも、もがいて、のたうち回って、
必死でふんばれるか、
または、静かに状況を受け入れ、じっと瞑想できるか・・・・・
生きていれば、
いろんなことがあります・・・
そういえば、最近、
友達の話を聞いて、また、同じように思いました。
すごく大変な出来事があって、それでも心身の傷を克服して・・・
「あのことがあったから、今の私がある」
って明るく語る○ちゃん。
心打たれました。
つらいことなんて、
ないほうがいいに、決まっています。
とはいえ、(生まれる前に自分で自分に課した)宿題ならば、
どこに逃げても立ち向かわなくちゃいけない時があって、
それが、自分が大きくなれるかどうかの、とても大事な瞬間なんだとしたら。
そんな人生の中で、
「勝ち組」「負け組」なんていう単純な線引きは、
本当のところは存在しないのに。
マスコミや物語の作り手が、
そういう線引きがあったほうがメイクストーリーしやすい、
「負け組」がいかにもがいて自分の人生を作り出すかって話の方がおもしろいから、
勝ち負けなんていう言葉の使い方をしているだけなのに。
「負け犬」のほうがドラマティックだったり。
ときに、「勝ち組」のほうがおちょくられたり。
勝ち組も負け組もないのよー
人生は、単純な「かけっこ」とは違うのよ。
最近の事件を見て、
若くして亡くなった若い方たちや、事件を起こした人のとてつもなく深い暗闇を思い、
日常の中で感じることがいくつかあったりしました・・・
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