ラッコの映画生活

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2007.03.22
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カテゴリ: フランス映画
SWIMMING POOL

(103min)

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寸評:テンポはゆっくりですが1時間40分まあ楽しませてはくれたものの、ただそれだけ。謎解き部分をはぐらかすことで内容の薄い物語と人物描写を誤魔化しているだけ?。シャーロット・ランプリングの演技を褒める方が多いようですが、好演は認めつつも彼女なら当たり前の演技の良さであって、それに頼るだけで内容が希薄。

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物語はロンドンに住む探偵小説を書く女性作家サラ・モートンが、出版社社長の持つ南フランスの別荘にしばらく滞在し、そこである出来事があり、それをテーマに書いた小説を持ってロンドンに帰るという枠があって、その別荘での出来事がどこまで現実で、どこまでがサラの妄想で、あるいはすべては彼女が書いた小説の内容であったのか、という謎掛けとなっています。その謎解きを色々楽しんでおられる方も多いようですが、監督はその答えを明確にはわざと与えないで、と言ってもボクの見る範囲ではほぼ明確なんですが、その曖昧性で映画全体をなんとかもたせている感じです。ロンドン(→南フランスでの出来事&執筆)→ロンドンという枠でサラの出版社社長ジョンに対する関係心理が変ぼうするのですが、それ自体まず何の深みもないし、南フランスでの出来事(ないし執筆内容)自体もわざとらしいだけで現実味や深みに乏しく、終わってみると「あっ、そうですか!」という以外の何の感動もありませんでした。

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ダウエル探偵シリーズが人気の推理作家サラ・モートン、映画撮影時にシャーロット・ランプリングは56、7歳ですから、まあ50代位と考えて良いのでしょうか、彼女は人気があって新作を出せばファンは買ってくれ、本人にも出版社にもお金をもたらしてはくれるけれど、このダウエル・シリーズがちょっとイヤになっている。最新作『ダウエル、キルトを着るの巻』も本人は不本意。地下鉄の中でたまたま向かいの席に座ったファンのおばさんがこの最新作を読んでいて、この人作者のモートンじゃないって気付いて声をかけるけれども、サラは人違いですって無視するのもそんなあらわれなんでしょう。彼女はっどちらかと言えば禁欲的な生活をきっと送っていて、年老いた父親と2人暮らし。もっと人生を享楽的に、情熱的に享受し、また作家としても殺人事件と探偵の物語ではなく、そういうもっと個人の内面的なものも書きたいって欲求を感じてもいる。訪ねた出版社社長ジョンも今は彼女に儲けのもとであるダウエル・シリーズを期待するだけで、個人的関係でも最近は冷たくつれない。そんな彼女にジョンは自分の南フランス・リュベロンの別荘でしばらく静養してはって勧める。で彼女はその別荘に単身出かけていく。

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駅に到着すると連絡を受けた管理人の老マルセルが待っていた。リュベロンの陽気は雨ばかりの陰鬱なロンドンとは違って晴れて暖かく気持ちがいい。で早速新作の執筆にもとりかかる。それでも電話ではジョンに「いつこっちに来られるの?」って、彼に来て欲しいんですね。でもジョンは「仕事次第で、まだわからない」ってお茶を濁す。ところが間もなく夜中に誰かが家に侵入してきた物音。電気スタンドの柄を武器に階段を降りてみると若い娘(リュディヴィーヌ・サニィエ)がいた。彼女はジュリーって名でジョンが別れた女の娘だと言う。サラは迷惑そうなのだけれど、2人の共棲生活が始まる。ジュリーは食べた皿も放ったらかしだし、木の葉の浮かぶプールで裸で泳ぎ若い肉体を晒す。そして夜毎に別の男を連れ込み、酒を飲みマリファナを吸い、セックスをするというふしだらな生活。禁欲的生活で抑圧している自分の内なる欲求や老いの問題など、サラを刺激することばかり。一方ジュリーにしてみればとんだ口うるさい胡散臭いイギリス人の欲求不満ばばあ。反目し合いながらも、段々にサラはジュリーに興味を持っていく。もちろんそこには一種の嫉妬と憧れも含まれている。ジュリーの日記を盗み読んだりして、ダウエル・シリーズではなく『ジュリー』という仮タイトルで別の小説を書き始める。

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(以下ネタバレ)
彼女を夕食に誘い、フランス人の母はジョンに捨てられてニースに住んでいるとか、母はジョンとのことをハッピーエンドのロマンティックな小説として書いたがジョンは認めず原稿を燃やしてしまったとか、ジョンが女ったらしの俗物であるとか、色々と聞き出す。それらはすべてサラの書いている小説のためのネタなんですね。家に帰れば一緒に酒飲んでマリファナ吸って。ジュリーはサラの原稿を盗み見して、サラが自分を題材に小説を書いていることを知る。そんなある晩ジュリーが連れ込んだ男はサラが到着した日に買い物に行ったときに一服した村のカフェ・レストランの給仕人フランクだった。その後も昼ご飯をそこに食べに言って言葉を交わしたりして、サラはフランクのことがちょと気になっていた。サラは自分は早々にもう寝るからとジュリーとフランク2人にしようとするのだけれど、ジュリーに促されて一緒に酒を飲み、マリファナを吸い、ジュリーそっちのけでフランクとダンスしたりしてはめを外す。ジュリーはそんな様子になんとなく不満気。サラが今度こそ寝室へ辞去すると、フランクはサラに遠慮してなのか帰ると言い出す。でもサラが2階の自室からプールを眺めると2人は全裸で泳ぎ、プールサイドに座ったフランクの股間にジュリーは顔を埋めている。いたたまれずサラはテラスから小石をプールに投げ込む。彼女はすぐに隠れるけれど、ことを察したフランクは「帰る」と固執し、ジュリーと言い争っているのが聞こえるけれど、サラは耳栓をはめると寝てしまった。

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翌朝目覚めるとフランクの姿はなく、ジュリーは自室で眠っていた。昼にフランクのカフェ・レストランに行くと閉まっていて、近所の人は「寝坊するとよく昼は開けないことありますよ」って教えてくれる。家に帰るとジュリーはいつものようにプールにいた。プールサイドにサラは血痕をみつけてジュリーを問いつめるけれど彼女は何も答えない。血痕を辿ると男物のソックスが片方あって、暖炉を見るのそのもう片方の燃え残りがあった。ラコステのフランクの家を訪ねると留守。管理人マルセルの家を訪ねると不在だったが、マルセルの小人の娘はジュリーの母親は事故で死んでいることを教えてくれた。

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場面変わってロンドンの出版社。『スイミング・プール』という小説原稿をジョンに読ませているサラ。サラは今までの最高傑作だと言うが、ジョンはこういうのはサラの分野ではないと言って出版を諦めさせようとする。そう言うと思っていたと既に別の出版社で刷られた本をサラはジョンに渡し去っていく。表情は輝いており、着ている服も明るく以前より派手だ。ちょうどジュリアというジョンの娘が訪ねてくる。年頃・格好は同じ風だがジュリーとは別人の普通の娘だ。彼女を感慨あり気にみつめるサラ。サラは別荘のプールサイドからテラスのサラに手を振る娘を回想していたが、最初はジュリアで次にジュリーに変わっていた。

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謎解きに関してすべてサラの妄想説、ジュリーは来たが殺人は妄想説、殺人を含めてすべて現実説、果ては南フランスにさえサラは行ってない説など色々。そのどれとも捉える余地は残っているが、そしてどれでもかまわないとも言えるのだが、サラは別荘には行き、カフェでフランクに会ったことなど、ジュリーやその男たちなどが登場しない部分の一部が現実であり、残りはそこからサラが創作的に想像した世界と捉えるのが妥当だろう。最初の電話以外彼女の電話は決してジョンにはつながらないことや、外したはずの十字架が壁に戻されていたことなどは非現実の暗示だろう。あとは実際の登場以前にプールサイドのジュリーとフランク、サラとマルセルの妄想的な同形シーンが入れられているし。そしてなにより映画を出版社でジュリアを見つめるサラで終わらせずに、ジュリアとジュリーの両者を登場させての別荘の回想を描いて終わらせている。でも問題なのは、現実であれ空想であれ、それに沿った小説を執筆することでジョンをふっ切るという心理変化をしたサラという物語には現実味や真実性がないし、別荘での出来事自体もそうだ。その意味で、鏡像を使って意味あり気に現実と虚構を描くなどの小技を使っての複雑な構造で観客の関心をつなぎとめようというだけで、内容の全く空虚なつまらないものだと感じただけだった。プールがらみに殺人事件はアラン・ドロン、ロミー・シュナイダー、モーリス・ロネ、ジェーン・バーキンの出たジャック・ドレー監督の『太陽が知っている』を思わせるし、南仏の別荘のシャーロット・ランプリングはやはり作家が主人公(マックス・フォン・シドー)の 『夢見る小説家』 を思わせるし、何かそういうイメージの剽窃による安易な作品のように思えてならない。

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Last updated  2007.04.06 23:12:25
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