キーパーソンとなるのはジョイ(ジェーン・アダムス)。名前も正に Happiness に通じる Joy 。映画はこのジョイと2人の姉トリッシュ(シンシア・スティーヴンソン)、ヘレン(ララ・フリン・ボイル)の三姉妹を中心とした構成だけれど、この3人の関係性が面白い。精神科医の夫ビル(ディラン・ベイカー)と3人の子供との幸せそうな家庭生活を送る長女トリッシュ、作家として成功している次女ヘレン、この2人の関係もそうだが、2人は、作曲家志望ながら上手くいかず、三十歳も越えて独身で、通信販売の電話オペレーターという(姉2人の価値観からは)取るに足らない、キャリアとなるような仕事で生活する妹ジョイに対する優越感で、それぞれ自分のアイデンティティーを保っているようでもある。