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さよならバス


アンズさんのお泊りは終わり、
カサゴンはまた普段の生活へと戻っていた。

あれは事件が起こった日から
ちょうど4日後の水曜日のことだったと思う。

カサゴンが町から家へのバスに乗り込むと
そこにはハナコさんを連れたチョナンカンが乗っていた。

あれからまだ1週間も経ってないのに
ハナコさんを家に連れて行くんかい!
とカサゴンは思った。

チョナンカンたちが座っていた席のほうへと誘われ、
そこでカサゴンはとんでもないことを聞かされる。

<カ=カサゴン * チョ=チョナンカン>

チョ「実は僕たち一緒に
   フラット(日本で言うアパート)に移ろうかと思うんだ」(英語)

別にチョナンカンがいなくなっても
どうでも良いカサゴン

カ「ふーん、いつ?」(英語)

チョ「できれば今週末にでも・・・」(英語)

カ「えーーーーー( ゚  ゚ ; )」

急すぎですよ!!!!
チョナンカンくん!!!!!

普通常識的に考えても
ホームステイを移るときは
2週間前には言わなくてはいけない。

その間にホストファミリーは
新しいステューデントを探したり
とすることがあるからだ。

ホームステイも立派な商売である。
もちろんお金目当てではなく、
ボランティア精神の人もいる。
だから一概には言えないが・・・

ちなみにこの家は
学校からの紹介とかではなく、
知り合いづてに紹介してもらった家で、
どちらかというと後者のボランティア的なホームステイだった。

そんな目が点のカサゴンを乗せ、
バスはステイ先へと走って行く。

なぜこんな急にチョナンカンが
家を出ることになったことには理由があった。

それは

もちろんあの事件のせいである。

どうやらあの日
チョナンカンとハナコさんは付き合い始めたらしい。
そこでいつものようにパーティを開き、
喜びもあったのであろう
2人、そして周りのみんなも気がついたら
バスの終電とっくに過ぎていた。

そこで

2人は共通の友達に送ってもらい
チョナンカンのステイ先=シンディの家へと
やってきた。

帰ってこないことをひどく心配した
ハナコさんのステイ先

とても、とても心配して
学校やらいろんなところに電話して探したそうだ。

とそれなのに

ハナコさんは男の部屋に居た。

そりゃー怒るでしょ。

ちなみにカサゴンが
ランチができたよって言いに言ったとき、
ハナコさんはステイ先と電話していたそうだ。

で、

結局カンカンに怒ったハナコさんの
ホームステイは
もう面倒見切れないと
ハナコさんを追い出したらしい。

で今は

友人宅に間借りして住まわせてもらっているとのこと。
間借りだから
少しでも早く家を探さなくてはいけない。

そこで

付き合い始めた2人は
一緒に暮らすことを決めたらしい。

マーーーーーーージーーーーーーーーーーーーーーーーォョョ(@Σ@;)

家に帰ってそのことを聞かされたシンディ。
「ああ、そうなの」
ぐらいでチョナンカンの移動を承諾した。

後にシンディは言っていた。

「チョナンカンはいつも家にいなくて
 ホームステイの意味がないわ。
 フラットに移ったほうが彼と彼のお金のためにもいいわ」(英語)

うん、うん、うん、
そのとおりである。(・_・。)(._.。)(・_・。)(._.。)

あの事件のちょうど1週間後
チョナンカンはかわいい彼女と暮らすため、
この家をあとにした。

その日を境に
学校も違ったチョナンカンには会っていない。

<終わり>


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