BEAR THE PALM

BEAR THE PALM

PR

×

Calendar

Comments

くーる31 @ 相互リンク 突然のコメント、失礼いたします。 私は…
☆カスミン @ Re:初めまして!(11/12) こちらこそ、初めまして☆ どうぞどうぞ!…
霧咲朱夜 @ 初めまして! リボーン繋がりで訪問しました♪ 指名さ…
☆カスミン @ Re[1]:もう一発!(11/20) どうぞどうぞ!! よければもらっていっ…
新選組♪ @ Re:もう一発!(11/20) 指名されてないけど  貰っていきますw

Profile

あい5237

あい5237

2007年08月18日
XML
テーマ: 銀魂(1195)
カテゴリ: カテゴリ未分類


※高銀連載第2話です※

この間書いたとおり、
女性向け表現・BL要素を含みます。
苦手な方はお引きかえしください。
大丈夫な方は続きをお楽しみください!




















































明かりのない部屋で、言葉もくたびれて。

確かなものは温もりだけだった。















embrace




















バンッッ!!!




「もう、やめてくれ…。」
「やめてくれだァ?ふざけんのも大概にしろよ?」







「命だけは…。」
「ハッ…笑わせんな。」


「…死ね。」



パンッ!
















*****























罪滅ぼしのつもりじゃない。ましてやこの罪から逃れるためじゃない。



ガチャッ



「あ、おかえり。」
「…ただいま。」


自分でだって分からない。
どうしてこいつを手放せないのか。

でも何故か、それは出来なかった。


「今日早いね。」
「ああ…早く済んだんだ。」


必要以上の言葉は交わさない。
寝食を共にしてるだけといっても過言ではなかったりする。




(俺はきっと、こいつを手放せない。)



一応、絶対に外へ出るなとは言ってある。
猫ならいついなくなったって構わないはずなのに。


「?どうしたの?」
「…いや、何でもねェ。飯にすっか。」
「うん!」


お前と向き合うだけで、醜い本音が零れてしまいそうだ。
生きているのに死んでるみたいだった俺を闇から救い出してくれた。
怖がっているのは俺の方じゃないのか?
失いたくない、今はまだ。


















*****
























数日後。いつものように仕事を終えて、マンションの階段を一つひとつ上っていった。


(だりィ…。)


身体が鉛のように重たい。自分の思うように動いてくれない。
やはりこの年になると徹夜の仕事はきついようである。
部屋は真っ暗。そりゃそうだろう、こんな時間だ。寝てるに決まってる。



「…ッアレ…?」



視界がぐわんぐわんと揺れた。
元々真っ暗だったのだが、何故かすべてが色を失っているように見える。
俺を包む浮遊感。



(どうしちまったんだ…俺は…。)



そこで意識が途切れた。



















俺の左目は随分前から見えない。
だから今は眼帯をしている。
人より半分見えないからこそ、俺は物事のもっと奥深くを見てきたような気がする。
そこには人々の本音と本能、強欲な野望が見え隠れしていて。
俺はそろそろこんな世界にも嫌気が差してきていた。
同時に、自分から逃げてきたはずの世界がひどくうらやましく思えた。
朝日をいっぱいに浴びて、顔をあげて胸張って歩ける世界。

戻りたい。戻れるわけがない。
もう一度歩きたい。歩けるわけがない。

夢と現実の狭間で、いつも自問自答。
馬鹿らしいやり取りにもそろそろ飽きてきたはずだった。
銀時。お前に会うまでは。

















「ッ…んっ…。」


冷たい感覚が額に走る。


「大丈夫…?」


目を開いた先には、心配そうな顔でこちらを見下ろす彼の姿。



パサッ…



「え…?」



醜い本音が見え隠れする俺の心は、突然現れた圧倒的な存在によって以前よりはるかに増大していた。



ギュッ…



「……。」
「高、杉さん…?」



欲しい。どんな手を使ってでも。
お前の求めるものなら何だってくれてやる。
だから、頼む。



「なぁ…銀時…。」

「…?」



ずっと。



「お前は、この世界に何を望む?」



ずっと、そばに。



「金か?愛か?それとも…。」



俺のそばにいてくれよ。



「僕は、」



確かなものを探しただけ。そして、



「ここにいるよ?」



理由なんか忘れた。どっかに落っことしてきた。
もともと忘れたのか隠したのか分からない痛みだって、表になんて出てこない。
それでも僕らはここにいるんだ。しっかりと両足を地面について踏ん張って生きてる。
その事実の他に何がいるというのだろう。



ギュッ…


「怖くないよ…僕はここにいるから…。」



腕の中へおいで。
抱えた孤独のその輪郭を撫でてやるよ。
明かりの無い部屋で、言葉もくたびれて。
確かなものは温もりだけ。




「銀…時ッ!」




失ったものは計り知れず。
人の温かさなんか遠い昔に忘れてしまっていたはずだった。

でも確かに、今ここに。
自分の場所と呼べる場所がある。















後書

高杉は結構臆病なんだと思うんですよ。
何にもいらないフリして、本当はめちゃくちゃ欲しがってるんだと思うんです。
次、もしかしたら終わっちゃうかも…(早ッ!?
てかやっぱembraceイイ曲ですね!!
最近聴きまくって、しんみりしてます~







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007年08月18日 13時01分43秒
コメント(2) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


ものすごく同意です!!!  
うっはあああ!!そうだったんですか!高杉は、本当はもろく繊細な心をお持ちだったんですね!!!!高銀いいですね!
すいません、馬太郎と申します・・・・。
☆カスミンさんの高杉に心奪われちゃいました!!また楽しみにしてます(^^) (2007年08月18日 16時49分56秒)

Re:ものすごく同意です!!!(08/18)  
☆カスミン  さん
この高杉に関しては、私の趣味がかなり入っちゃってますがね…;笑
同意していただけて嬉しいです!!
私自身、高銀が大好きってわけでもないんですけどね…笑
書いてると、はまっちゃいそうです^^
続きも楽しみにしてて下さい☆

コメントありがとうございました!! (2007年08月20日 12時40分16秒)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: