類は友を呼ぶ

類は友を呼ぶ、類友とはよく言ったもんで。
勉強のできない人とつるんでいると、勉強ができなくなります。
仕事のできない人とつるんでいると、仕事ができなくなります。

勉強で言えば、「○○ちゃんもしてないし、平気平気♪」と慢心するので、
泣かず飛ばず状態になるわけです。
「勉強？してないよー？」と、やってるくせにそう言うお約束を言う人もいますが、
お約束を言う人の周りには、やっぱりお約束を言う人がいっぱいいます。
こうでも言っておかないと、コケた時に「ほら、してなかったからさ」と言い訳できないからね。
言い訳することを考えてお約束を言っているのなら、言い訳しなくて済むように、
もっと勉強せいよ！と、私などは思うのだが。

仕事で言うと、腰掛OLの周りには、腰掛OLがやっぱり多い。
使えない人の周りには、使えない人が集まるわけです。
で、使えないくせに、「ったく、あのオヤジよぉ！」とか、上司の陰口に花を咲かせていたり。

勉強ができるようになりたければ、そりゃー、自分でやることも重要ですが、
周りに、勉強のできる人を取り揃えておくことです。
鶏口牛後と言いますが、この場合、井の中の蛙＆お山の大将になりかねないので、
たとえ、周りの中で最初は自分が一番できない人でも、
いつまでも下僕状態でいるのは、人間、気持ちの良いモノではないので、
勝手に努力して、中位のできる人くらいにはなれます（爆）
環境に左右されやすい傾向のある人ほど、周りにおく人間は重要です。

これは、仕事でも言えることで、ネガティブ思考、マイナス思考な人の周りには、
そーゆー人が多いです。
「最近、景気はどうよ？」と訊いて、「悪いねー」という答えばっかりが周りから返ってきたら、
自分もやっぱり景気が悪かったり。
こんなんだから、連鎖倒産とかするわけよね。

周りをよく見回してみると、自分のバカさ加減がわかったりするものです。
不景気な人相手に商売しても、儲かるわけないじゃん、ってな具合です。
「この問題、どーやるの？」と同レベルのできない人に訊いても「わかんなーい」で終了です。

「できない人」「儲からない人」同士で、傷を舐め合いたいというなら、別に構いませんが。
これだといつまで経っても、進歩もなく、破滅的だわなー、と思うのですが。

新しい人間が入ってきて、ふと、押し込んでいたものが開放されて良い方向へ向かう、
などということもありますが、そういったことはかなり稀です。
人間は習慣の生き物で、かつ、群れる生き物なので、捨てちゃった方が、
恐らくはかなり自分にとってプラスになる人間関係を切れなかったりするのです。

自分にとって、本当はプラスになるはずなのに、自分がついていけないからと、
「習慣」の方を重視して、必要なモノの方を切っちゃうこともあります。
たぶん、こうやって、損をしている人の方が断然多いのでは、と思うのだけど。

「こんなの（あんなの）と類友でいいのかしら？！」と、一度でも思ったなら、
自分の成長を妨げるモノであることはほぼ間違いありません。
往々にして、上に引き上げてくれるのではなく、下へ足を引っ張られるものです。

「自分が勉強（仕事）できる人なら、そーゆー人が寄ってくるさ！！」
と、言えばそうなのですが、自分の力のみで、そこまで自分を上げるのは、
かーなり大変なので、まずは自分から寄って行っちゃうのが、手っ取り早かったり（爆）

天分だとか、才能だとかというのは、人生に与える影響は微々たるモノで、
遺伝的要素も大して関係ありません。親がおバカだから子もおバカとは限りません。
選ぶ環境で、人は育ちます。
親がヤクザで犯罪者でも、子の育った環境（友達とかね）がよかったために、
子は弁護士、とか。
親は両親揃って東大卒だけど、子の育った環境が悪かったために、
子は前科何犯のすげー犯罪者、というのもいます。

どんな人と付き合おうが、その人の勝手ではありますが、
類は友を確実に呼びます
ダメな人になりたいなら、また話は別ですが、ダメになりたくなかったら、
ダメは人とは縁を切るのが肝要です。

「ダメだと思ってたけど、あら、よくなったのね♪」と言うときには、
また、付き合えばいい話です（笑）

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