私が会社を辞めなければいけなかった理由


この連載は 私に起こった「過去」の出来事です。 
現在の事では ありませんのでご心配なさらないように・・・・
しかし 内容は事実です。 法に訴えようと記録していたものです。


主な登場人物

私 → K
新子会社・社長 → A社長
先輩社員(男性) O
その他の人物は 「○○」
...................................

平成5年6月         
 K・P入社
某印刷会社の中の外注会社に アナログ製版の技術者として入社。
6年間 私がお世話になった会社です。 しかし 急速にアナログ作業からデジタル作業(DPC)へと転換して行き このK・P会社では 仕事が減って行き 某印刷会社の新子会社の新部署 K・D課に移動することとなる。

平成11年6月
 K・D課に移動

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以前から某印刷会社よりデジタル製版で働く希望があるかどうか聞かれていた私は
デジタルで働く事を希望しK・D課で採用される事になる。
しかし K・D課は 夜勤も条件に入っていました。
事情で 夜勤が出来ない私に 新子会社の社長と面接したところから 私の辛い日々がはじまりました。



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平成11年3月下旬 面接時の会話

デジタルへの移動の説明 仕事内容の説明 その他給与もろもろな話しが済んだ後の会話です。

デジタル製版に必要な人材選びから
『「K」(私)は 某印刷の上層部の人達から評判が悪かった。
だけど デジタルに来てもらう事にしたんだ
本当だったら夜勤の出来ない「K」は必要ないのだ
まぁ でも私が「K」の事は フォローしてデジタルで働ける様にしてやる。
しかしデジタルで働くには条件がある
まず 「T」とは口をきくな
俺は 「T」が大嫌いなのだ! それさえ守ってくれれば
誰が 何を言おうと「K」は昼勤だけで働ける環境に置いてやる。
それと....... 食事などに時々付き合ってくれればいいさ!』

※「T」というのは 某印刷会社の男性社員
当時 私がお付き合いしていた人です。

私は その「変?」な 条件に納得できず
その話はどういう事なのか聞き返した。
すると「変な誤解するな冗談だ!」と返事が来る。

私の考えすぎなのか? 逆に夜勤の出来ない私をこうまでして 必要としてくれているのだと思い
不安を感じながらも6月からデジタルへの移動を決める。
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A社長は デジタル発足が決まる前までは 同じアナログ製版で直属ではないが知ってる人でした。
なのでもちろん 私の身辺・人間関係も把握していました。
仕事でも仕事が終わってからの付き合いも(飲み会など)ありました。
そんな「A」が デジタルの子会社 外注社長に大抜擢されたのです。

アナログ製版は 昔は花形の職種でした。
技術者として かなり良い給料を稼ぐ事ができました しかし その手作業でしていた事が ソフト開発がどんどん進んでPCでの作業が当たり前になっていました。
アナログ製版が 無くなる事はないのだけれど どんどん廃れていくアナログには残りたくなく デジタルという仕事への魅力・やりがいを考えて デジタル移動に希望したのでした。 
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平成11年4月19日(月曜日)
朝 出勤途中に「A社長」から携帯電話がかかってくる。

電話に出ると突然 A社長が声を荒げて
「デジタルで働くことは全て白紙にさせてもらう 金曜日から週末まで誰と何処へ行っていた
「T」も金曜日から会社にいなかったぞっ!!」
それだけ 言われて電話を切られる

「T」さんとは 面接時にA社長が話しに出した当時の私の彼です。金曜日から2人で 春スキー旅行していたのです。

私は分けがわからなくなり その日出勤してすぐに アナログ製版の上司に 面接でA社長から言われた事・そして朝の電話の事を話し デジタル移動を取り消す事にした。



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A社長から デジタルへの移動を白紙にすると言われて 
その日は かなり落ち込んでしまいました。
製版で 仕事している若手のほとんどが 希望通りデジタルに移動していく中 私はアナログに残らなければいけない しかも このままアナログに残っても仕事が無い状態 この先の事を考えると不安で仕方がありませんでした。

ところが・・・・・・

その日の夜 A社長からもう一度電話がある

週末に 私が誰と何処へ行っていたか説明しろと言うのだ。
私は その時とっさに旅行に一緒に行っていたのは
Tさんとではなく 女友達とだと・・・・・あくまでも 嘘をつき通したのでした。
A社長は 最初は疑っていたものの そのうち
自分が誤解していたから もう1度デジタルに来てくれと言い出す。
しかし 今朝のA社長からの電話で
アナログで 今後も働かせてもらいたいと上司にお願いしてしまった事を話しすると
「俺が明日アナログ製版に直接 謝りにいくからもう1度考え直して欲しい」と 今朝とはまるで違った口調で懇願される。

けれど 今朝アナログに残して欲しいとお願いしたばかりなので 少し考えさせて欲しいと返事をした。

平成11年4月20日(火曜日)
次の日 私の知らないうちにA社長がアナログの上司に自分の誤解でしたと謝罪してまう。 
デジタル行きが復活したが
この時から アナログの上司や同僚から私に対しての不信感が生まれてしまう。

デジタルに希望を出しても 希望が通らなかったアナログ製版者が居るのに ここ数日で「ころころ」と考えを変えるなんてと 事情の知らない社員から批判を受けてしまう。
6年間の人間関係が一気に崩れてしまった。
この日から デジタルに移動するまで 辛い毎日が続く
けれども 私は心の中でアナログに残るより良かったと思い
内心 「ほっと」していた。 
しかし A社長には 重大な嘘を付いてしまっていた。
Tさんとは 仲が良いだけでそれ以上の関係では無いと・・・・
正直にTさんとの事を話していたら デジタルには行けないと思ったからだ
この事が後に この時点では思いもよらない最悪な結果になるなんて想像もしていなかった。

その頃から A社長からの食事などの誘いが頻繁になる。
これから自分の直属の上司になる人を 邪険にする事も出来ず 何度か誘いに応じる。
食事のたびに 『夜勤はしなくて済む様にしてやる』とか
『今より 良い給料を考えてる』『朝まで一緒に居たい』などと毎回のように話す。
 面接の時の A社長の言ってた意味がはっきり分かった
A社長が 私に何を求めているのか!!!!!
だからといって A社長の言いなりなどなりたくない
しかし もうアナログになど戻れるはずもない
誘われるたびに 「あれこれ」用事をつくり遅くならない様にする事しか出来なかった。
Tさんにも A社長との事は内緒だし 相談できる人もいなかった。

不安で仕方なった・・・デジタルがまだスタートしていないのに 不安で不安で仕方なかった・・・・・

社長の地位を利用して私を縛って言いなりにさせようとしている
私は それが嫌で夜勤を真剣に考え何度か夜勤勤務を社長にお願いするが
「大変だから」とか 「せっかく夜勤しないようにしてやってるんだ」からと聞き入れてくれない。


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平成11年5月後半から デジタル研修が始まる

     6月デジタル製版始動する

デジタルが始まって新しい部署ということで
某印刷の社員の人達が見学に来る。
その中には 私を見つけると新部署移動のお祝いや励ましの言葉をかけてくれる人達が居た。
そのたびに A社長の機嫌が悪くなる
いちいち怒鳴られて呼び出され
「俺は◯◯が嫌いなんだ 用もないくせになんで来るんだ」と
私に声をかけてくれた男性社員の名前をあげて罵りまくる。
だが その社員の前だと A社長は必要以上の愛想をふりまく

土曜出勤の日など仕事が速く終わりそうな日は 必ず誘われる
はっきり『いや』と言えば後がどうなるかを想像をしてしまい いろいろな方法で断る

断っても帰り道 会社から車で私の後を追いかけて来るので 
ある時は 携帯の電源を切って会社のロッカーで隠れてたり
ある時は 急いで会社を出て すぐにタクシーを捕まえたり
タクシーが捕まらない時は走って逃げたりしていた。

平成11年7月
化粧室に入った時 携帯電話が鳴った
友人からの電話だった。

化粧室から出て職場に戻るとA社長の様子がおかしい
仕事をもらいに行くが 無視される
何度か声をかけると
「帰っていいよ」  「誰かと約束してるんだろ!K(私)にしてもらう仕事は無い」と怒鳴られる
時間は まだ4時 定時まで1時間はある 
もしかして・・・・と 「帰っていいって どういう事ですか?」と聞き返すと
 「今 トイレで話していただろう!」
電話で話していた内容をA社長が知っている!!
 聞いていたのだ・・・・・・・・
就労後 友人と会う約束をしていたのが 気にいらないと怒っている
「俺が誘っても断るくせに なんだ!」と
デジタルの社員が全員帰ってしまった後もその話が続き 結局約束の時間には間に合わず友人には会えなかった。

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平成11年8月

朝 出勤すると A社長の機嫌が悪い
しかし 他の社員には普通に接しているので 私に対して怒ってるとすぐわかる。 
案の上 午前中 某印刷内食堂に呼出される
いきなり 「会社を辞めろ」「お前は いらない!!」
「最初の俺との約束を守れないのなら ここで働いてもらいたくない」と 怒鳴られる。

何の事だか分からないでいると・・・・・・・

「昨日 誰と帰った!」
「俺は最初にここで働きたいなら『T』とは話しをするなと言っただろう」
「契約書のようなものはないが そういう話だっただろう」
「それに 昨日の夜 家に電話しても出なかった」

*この頃 夜遅くに無言電話が頻繁にかかってきていたので 電話に出ない時があった
直感だけど  無言電話も私がちゃんと家に居るかどうかA社長が調べる為に電話してきていたのだと思う 

前日 仕事を終えて私は8時30分頃会社を出た
会社から最寄りの駅までの途中『Tさん』が追いついてきて一緒に帰った。
その時『Tさん』が 「今 僕の前をA社長が歩いていたよ  ○○方面に歩いて行ったよ!! だけど制服だったから夜食でも食べにいったのかな~??」と言っていた

『Tさん』が私に追いついた場所は A社長が歩いて行った方向ではないのに どうして『Tさん』と一緒に帰った事を知っているのか?
私を監視していたとしか考えられない

A社長を何とかなだめて『Tさん』とは 今後話しをしない約束をしてしまう。
この時やっと『Tさん』に 今までのA社長の話しをして 今後私の職場に来ないで欲しいとお願いをする
「僕は この会社の社員だ! 仕事してるんだ!仕事内容によっては 君とだって話しをしなければならない!!」と叱られる。
当たり前だ・・・・・
私自身も理不尽なお願いだと思ったが もう どうしていいのか分からなくなって来ていた

帰り道 後ろが気になって仕方が無い。

夜眠れない 何をしていても落ち着かない。

信じられない量の食事をしては 吐いている毎日が続く。

職場に誰か入ってくるたびに はらはらしてA社長の顔色を伺うようになる。 



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同じ部署に アナログからA社長の片腕と言われている『O』が居る。
もちろん 私の上司だ!
この『O』が ここの所A社長が 私にちょっかいを出してる事が気に入らないらしく私に対していじめが始まる。
この『O』は 男性 40歳 独身です
どうして 私をいじめるのか?????
今 思えば「一種の焼もち」だったんだろう・・・・
ひどい事を 散々この『O』上司からもされた
まずは 無視! 挨拶しても無視!
業務報告は 私にだけ連絡が来ない。
私が 近づけば遠ざかる 私が居れば 私に分かるように遠回りをして 物を取りに来る!
悪口 陰口は当たり前 しかも ある事ない事を私の後輩社員にするから 始末が悪い
この事を A社長に報告する。
A社長から注意を受けた『O』は その後 ますます 陰険ないじめをしてくる

この 『O』からのいじめは 私が退職するまで続いた。


平成11年11月22日

夕方 デジタルに『T』さんが入って来た。
もちろん 社用だった。
私は とっさに『T』さんの居ない方に行って デジタルの女性社員と話をした
『T』さんも 用事が済んでデジタルから出て行ってホッとした瞬間
後ろの方で もの凄い音がする
A社長が ごみ箱を蹴飛ばし壁にぶつけた音だった
その日 仕事がすいていた為(私は知らなかったのだが)
抱えている仕事が終わった人から帰ってしまい 私、 男性社員1人、A社長だけになる
8時近くになって 私が持っていた仕事に再分解が出てしまい まとめは夜勤の人にお願いしようとA社長に報告に行くが 無視される
無視する理由を尋ねる
さっき来た『T』さんと私が話をしていたと怒っているのだ
ごみ箱を蹴飛ばしたのもそれが原因
「明日から会社に来なくていい」と言われる
『T』さんと話をしなかったことを 説明してもまるで聞き入れない

「もういい加減にして!」

気が付いたら私は 怒鳴っていた
それを見ていた他の社員が私をその場から引き離し興奮していた私をなだめてくれた。

その日 騒ぎを聞きつけた某印刷会社のデジタル社員(課長)に 
今までA社長にされてきた事 『O』からされてきたいじめを 全て話す。
退職を引き止められ 「時間が欲しい」と言われる。
この時期 デジタルは人材不足で 猫の手も借りたいほどだったのだ。


11月24日

デジタルの人に説得され しぶしぶ出勤する

部屋に入った途端 みんなから白い目で見られる
昨日のA社長と私とのやり取りが すでに社員中に知られていた。
理由の知らない人達は ただ私が社長に怒鳴りつけただけだと思っている 

『O』なんか 私にわざと聞こえるように
【A社長に怒鳴りつけた奴が よく会社に来られるよな~ 
あ~ァ 俺 出勤しない方に賭けてたんだよな~  いい根性してるよ! 本当だったら首だよ!! 首!!】
泣きながら 帰る
会社は どうにもしてくれない! A社長と某印刷会社を
訴えてやろうと決意する。

11月25日

録音出来るMDウォークマン購入

11月26日

午後 A社長に某印刷会社そばの喫茶店に呼出される
(この時の会話は 全てではないが録音する) 


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それから 数日後 A社長との会話を録音したMDと今までされてきた「ストーカー的嫌がらせ行為」などを記したノートを持って 某印刷会社のデジタル課の課長に「訴えたい」と 告げる
しかし・・・・・
とにかく 訴えるのだけは考え直して欲しいと頭を下げられる。

私も MDという証拠が手元にあるって事で 気持ちに余裕が出てきて 
このまま様子を見ようと考え直す。
A社長は 厳重注意されただけだったが それからは「ストーカー的嫌がらせ行為」は ぱったりと無くなった。
相変らず 先輩社員「O」のいじめは続いてたものの 
A社長のストーカー的行為がなくなった。
それでも毎日 顔を合わせなければいけないし
上司なので しばらく仕事しにくかった。

「T」さんとの交際も平穏を 取り戻していた。


なんで 某印刷会社は A社長に対して厳重注意だけに済ませたのか?? 
今 考えれば・・・・
甘すぎる処置だったと思う。
結局 A社長の行為は デジタルの1部の社員と某印刷会社のデジタル課の課長 数人の社員のみが知ってるだけで留まってしまいました。


それからしばらくは食事や飲みに誘われる事もなくなり 落ち着いて出勤していた・・・・・

しかし 半年も経たないうちに また 最悪な日々が再開してしまった。

平成12年5月

この頃から またA社長から 2人きりでの昼食に誘われだす
また始まったのかと しばらく何も無かったので安心していた私は
会社を辞める事を 本気で考え悩むようになる。

平成12年7月

私の事を知っている人達がデジタルに来た時は
「がんばっているか!」と声をかけてくれる
これは ただただ普通の挨拶
しかし 他の女性社員にはしていかないと
A社長が 「K(私)は 男受けが良くて他の女性社員に僻まれるのも無理ない」などの話がでる

お昼休みの食事も 週1回は付き合わされる様になっていた
嫌で朝 出勤時に昼食を買ってきてA社長に分かる所に置いてみる
「あっ! なに昼飯買ってきたの それ夕方 俺が食べるから昼飯は食べに行こう」
NOとは 全く言わせない とても強引

8月5日(土)

3日前ぐらいにA社長が
「今週の土曜日 なんか用事あるの?  土曜日さぁ~
家に帰っても誰も居ないから仕事が早く終わったら 食事に行こう」
「早く 帰りたい」と言ったのだが その後も話を続けて 
「6時で仕事終らせるから」
それからならいいだろうと もう断る暇も無い
この時私は 土曜日でも平日と同じで早く終わる事などないと思っていた
しかし 6時で終わってしまい A社長に捕まらないように急いで会社を出て駅へ走る
しかし 携帯の電源を切り忘れていたので 携帯にA社長から電話が入る
その時 すでに駅に近い所まで来ていたのを伝え 今日は早く帰りたいと話す
「えっ! 本気で帰るつもり! 俺は今日飲みに行くつもりで来たんだ
その為に 仕事も早く終らせたし とにかく会社まで戻って来い」
どうする事も出来ない・・・・・

8月23日(水)

(月) (火)と昼食に誘われるが断る
そして この日も他の社員にまぎれてデジタルを出て行こうと急ぐ
遠くの方で「K!(私の名前)」と社長の呼ぶ声が聞こえたが聞こえないふりをして
急いでデジタルから出た
しかし 走って追いつかれ
「何処行くんだ 飯 行くぞ!」と誘われる
とっさに 
「銀行に 行きたいので」と断る
その場は それでA社長も分かったと食堂の方に行ったので
私は とりあえず銀行に行くふりをして 会社の外に出る
少し時間を置いて 会社の門の所まで引き返すと
A社長が こちらに歩いて来ていた しかも 私がA社長の方を見た瞬間 物陰に隠れた
私は 会社には戻らずもう1度銀行に行くふりをする 
怖くてたまらなくなり 昼休み中ずっと後ろを気にしながら会社の周りをうろうろしていた
 なんで どうして逃げ回らなければならないのか

某印刷の 製版関係の課長に相談するが某印刷としては 口出しできる事ではないと言われる
もし 会社を辞めたいなら他の製版会社を紹介するとの事

8月23日
A社長本人に 怖くて会社に行けない事を訴える。


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