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3・11以来、かなり気力が落ちてしまい、山歩きからも釣りからも遠ざかり、本を読む日が続いた。5月くらいには気を取りなおして、泉ヶ岳、薬莱山を歩いて見たが、なかなか楽しめず、昨年の山はそれきりになってしまった。7月になってアユが解禁されて、川に入ってみたが、アユの姿はほとんど見えず、2時間ばかり広瀬川のなかを歩いてみただけで、釣りももそれっきりになってしまったのである。
今年になって少し気力が戻ってきたので、衰えた体力を回復させるべく、リハビリとしての低山歩きを始めることにしたのである。手始めは、七つある峰のうち、まだ登っていない七ツ森の蜂倉山(293m)である。
蜂倉山登山口ゲート前(後方の小山が蜂倉山) (2012/4/12 9:59)
登山口は、国道457号を仙台から北へ進んで、宮床ダムを過ぎ、宮床の集落を過ぎるころ右手に現れる東北理工専門学校の建物の手前を左折し、南川ダム(七ツ森湖)に向かう途中にある。道から右手の林道ゲートが見えてわかりやすい。
林道は蜂倉山には向かわず、まっすぐ隣の撫倉山(354m)に向かい、その西麓を半周して撫倉山の真北まで廻り、そこからほとんど引き返すように折れて蜂倉山に向かう。蜂倉山に取りかかるころ、女性二人が横から合流した。連れの犬(イオ、牝11才)に話しかけ、ついでに私にも挨拶してくれた。一人歩きに比べれば、犬連れの時は犬を介して良く挨拶が成立するのである。
中腹から上は岩だらけの急斜面である。この急斜面は七ツ森の特徴で、そのため七ツ森は幾つもの籠を伏せたような形で、遠目からよく目立つ山群となっている。頂上近くの急斜面になると、健脚の二人の女性はリハビリ中の私からどんどん離れていくのであった。
頂上では先着の二人が昼食中である。少し離れて私も弁当を広げる。イオは残念ながら朝晩の二食だけなので、少しばかりの弁当のお裾分けで我慢している。二人の先客が下りていったあとに一羽の蝶が飛んできて、腰掛けていた岩に羽を休めている。小さいがよく目立つヒオドシチョウである。
蜂倉山頂上のヒオドシチョウ (2012/4/12 11:57)
下りには反対の道をとり、北の麓におり、大倉山との間の道、蜂倉山の東麓をぐるっと回って帰ることにした。まだ若葉が萌えだしていない雑木林は快適な散歩道であるが、花もまだ少ない。カタクリとスミレはそこそこ、そしてたった一輪のアズマイチゲを見ただけであった。イチリンソウとニリンソウはまだ葉ばっかりで、同じように葉だけのトリカブトがたくさん混じって生えているのであった。(どうか皆さんが間違えませんように)
東麓の雑木林から見る蜂倉山 (2012/4/12 12:55)
周回した道はふたたび撫倉山北麓の分岐に戻り、そこからは登山口の林道ゲートまで緩やかな下りなので、少し大股の急ぎ足で、リハビリの一環としたのである。途中、谷の向こう、林の中をカメラを抱えて歩く人がいて、イオが唸って吠えようとするのを必死に宥めた。イオにしてみれば、道を歩かない人間はどうしたって不審者なのである。
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