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昨夜見た天気予報では曇りだが降らないということだった。あらためて天気予報を調べると 9 時ころまで雨マークがついていた。眠っている間に条件が変わってしまった。雨が上がってから出かけることにして、少しばかり本を読んでから朝食の準備をして家族が起きてくるのを待ちながら時間をつぶした。
「夜明け時」の市街地を撮るという条件は潰えてしまったので、どうしようか悩んでしまった。どんな時でもどんな場所でも良い被写体を見つけられる才能に乏しいのは、こういう場合に困るのである。
それで思いついたのは、広角レンズだけを持って行って、すべてそれで撮影するという案だった。これは、良い写真を撮ろうということよりも撮影条件を制限すると被写体はどう写るかという、ほとんど実験なのである。やけっぱちに近いが、私のようなカメラ修行中の身には必要な実験だと自分に言い聞かせて出かけた。さいわい、全天曇り空のやや涼しい日となっている。カメラには、タムロンの焦点距離 10-24mm の広角レンズを装着してある。できるだけ 10mm に近い広角で写すつもりである。
たくさん撮ったのだが、結局この 7
枚だけを残した。この 7
枚も出来がいいのか悪いのかよくわからない。ただ、こんなふうに映るということが経験値になってくれればいいとひたすら願うだけである。ただ、 50
㎜程度の単焦点レンズで撮ってみたいと思う場所を2、3か所見つけた。単焦点レンズだけという制限での市街地散歩も悪くなさそうだ。
広瀬通りと西公園通りの交差点
定禅寺通りと東二番町通りの交差点
広瀬通りと東二番町通りの交差点
東二番町通り、電力ビル前の市バス停留所
青葉通りと東二番町通りの交差点(1)
青葉通りと東二番町通りの交差点(2)
真昼の歓楽街(国分町)
途中で霧のような雨が降って、濡れるほどではない快適な涼しさになった。散歩で汗をかいてできるだけ腎臓の負担をなくして塩分を排出したいという私の散歩のもう一つの望みは叶わないのだけれども、どちらかといえば涼しくて快適な散歩を選びたい。
手足が吊らない程度に塩分制限を緩めてよいという医者の指示に喜んで従い、大好物の茄子漬(もちろん自分で毎年漬けているのだが、今年は塩分を 2 割ほど減らして漬けた。それでも十分においしい)にも箸を伸ばしている。そんな食生活でもまだときどき手足が吊る。ということで、とくに汗をかいて塩分を排出した方がよいというのもほとんど意味がなくなっている。これからはできるだけ涼しい散歩をしようと考えている。
病気に関してはこんな状況が続いているが、病状改善の最後の詰めの前で逡巡している状態らしい。主治医の判断でステロイドを別の薬に替えてみることになった。その薬も副作用が強いということで、 24
時間医師の監察下において薬品投与を行うため、 10
月中旬に 3
日の入院が決まった。病気が治る期待で、喜んで入院するのである。
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