これからの給料は。。。
2004.02.03
三菱電機は，管理職層以外の一般社員約2万人について，2004年3月16日付で人事処遇制度を改定することで労働組合と合意した（ニュース・リリース）。同社は，管理職層に対し，1998年から「役割・職務価値による処遇への改定」を実施しているが，今回，一般社員についても成果主義を徹底させる。概要は以下の通り。
資格制度を廃止し，「役割・職務価値制度」を導入：年齢や勤続年数に関係なく，事業遂行における本人の役割（等級）と成果に応じて処遇する「役割・職務価値制度」を導入する。経営への参画度や貢献度の高い優秀層の抜擢を図るとともに，役割の遂行が不十分と判断される場合には，降級もある制度とする。
定期昇給を原則廃止：年功的な要素を排する目的で，定期昇給を原則廃止する。ただし，30歳までは経験・習熟度に着目した加算部分（毎年3000円）を残す。賃金項目は，「役割給」に一本化し，年齢に応じた「基礎給（定期昇給を含む）」と，資格と職務分類に応じた「資格職階給」は廃止する。
賞与の成果対応性を強化：賞与支給基準については，賃金との関係を切り離すとともに，成果や業績による賞与の格差を従来の2倍程度に拡大する。また，業績評価基準を公開することで，評価の透明性を確保する。
（NE ONLINE）
© Rakuten Group, Inc.
