KEDIのちょっとお洒落なトルコ情報

トルコの紅茶 チャイ


cay





19世紀後半インドから入ってきた紅茶が トルコの紅茶 チャイとなる。 
このチャイの産地はトルコの黒海沿岸のリゼ(トラブソンの近く)という小さな街で取れる・・・
黒海地域はトルコで一番降水量の多い地域 黒海の湿った空気がポントュス三脈にぶつかるため自然に雨が多くなる。
雨が多いから農業も盛んでよいお茶が取れる。


トルコの紅茶の入れ方は二段式のやかん(チャイダンルック)で沸かして紅茶の葉を蒸しながら入れていく独特のもの・・・
ステンレスで出来た二段式のやかん・・・下が大きく上が小さめに出来ていて重ねて使う。 まず下のやかんに水を入れ上のやかんにはチャイの葉と大匙1杯ほどの水を入れて火にかけ5分ほどチャイの葉っぱを蒸す・・・それから下で沸いているお湯を上のやかんに入れて3分待つと出来上がり・・・少し濃いめに出来ているので下のやかんのお湯で少し薄めていただく。
下のやかんの湯気があがりチャイの葉が蒸される頃とても良い香りが部屋中を漂う それから3分 すでにチャイの香りはもっと濃くなり チャイグラスに入れて砂糖を入れて飲むのが待ちきれなくなる。チャイの種類は普通のものからEarl Gray の香りのするものもあり香りがあまりきつくなくて私はこのチャイが大好きである。

トルコでは耐熱ガラスで出来た小さめのグラスでいただく・・・
トルコのお店に入ると必ず何処に行ってもチャイはいかがですかと勧めてくれる・・・小さなグラスに角砂糖を2~3個入れて甘めにして飲むのがトルコ風・・・

日本ではイギリスの紅茶を飲む事が多くてはじめの頃トルコに行ってチャイを勧められても・・砂糖は入れないで飲んでいた。
でもトルコのチャイは少し渋みがあって砂糖を入れて飲むほうが美味しい事に気が付いてからは・・私はチャイには砂糖を入れて飲むようになった。

チャイの葉は紅茶でもやはりチャイ専用のチャイダンルックで入れるように作られているのでトルコで買ってきたチャイの葉をポットで普通に入れたのでは味も香りも薄く物足りなさを感じる。
チャイの発酵も他の国の紅茶よりも軽いと思う。

トルコの紅茶はやはり二段式のやかんで沸かして蒸して入れて飲みたい。

小さなグラスに小さめのスプーン チリンチリンと砂糖をかき混ぜる音・・・甘くて渋めのチャイは私は大好きである。

もしもトルコに行く事があるならお土産にチャイとチャルダンルックを買って帰るのもお勧め・・・
チャイを入れなくても下は普通のやかんとして使えるし上は紅茶やコーヒーのサーバーとして使っても素敵だと思う。
下のやかんにも蓋が付いているので別々に使える。



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