よんよんとともに

4.ピアノソナタ第3番


ショパン
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調作品58より 第2楽章
ミハイル・プレトニョフ (ピアノ)

「たくさんの作曲家の中で誰の生涯を演じたいかとたずねられれば、ショパンは興味深い人であるに違いありません。ショパンの音楽を聴くと、そのパーソナリティに魅力を感じてしまうのです。恋人であった作家とのエピソードや祖国を捨てなくてはならないつらさなど、決して長くはない生涯の中でさまざまなことを体験したようですが、作曲された音楽を聴くと、きっと繊細な心を持っていた人だったのだろうと想像できます。作曲家も表現者ですから、オペラのように大きなテーマを扱った作品だけではなく、きっと日々の感情やできごとが反映されている音楽もつくっているのだろうと思います。その日、そのときの気分や体調によって生まれてくるものは微妙に異なっているでしょうし、それが人間的だということであると思えるのです。ショパンの音楽からは、その人間性がメロディーに滲み出ているように感じます。」とぺよんじゅんさんはショパンという音楽家に対しての感想を述べられています。



ぽろぽろとはじけるように転がるようにピアノの妖精たちが騒いでいます。そして、しっとりと、またちょっと静の空間が訪れ、やがてまた何事もなかったかのように妖精たちがぽろぽろとはじけて瞬く間に曲は終わりを告げます。


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