ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

2007.06.26
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類



 過去を引きずるものは先により秀でることはできない。過去を捨ててこそ先を目指す推進力になるだろう。中国の悠久の歴史は彼らの負担でしかないだろう。教訓は教訓でしかない。どれだけ巨大な樹木だろうと、時には立ち塞がる障害物になる。巨大な遺物を造り上げてきた民族はみな過去の足かせを背負い生きているようなものかも知れない。フリーハンドの西欧が歴史を支配したのだ。彼らの飢餓感こそが多くの「善」であり、まだ多くの「悪」をもばら撒いてきたのだ。


 広さは時に重荷でもあったはずだ。人の多さはそれだけの痛みの強さにもなる。巨大さは自分を動けなくもさせるだろう。龍を夢見た時代は終わったのだろう。最早、大河は龍のように動き出すことはないし、皇帝もいないのだ。ラストエンペラーの溥儀は、何者でもなく、まして龍に乗ったのでもない。悠久の歴史を売り出すまでもなく、多くのものが時代を物語り、世界での評価を待っているに相違ない。価値あるものは価値があり、ないものはない。


>空港から市街まで、バスから見た「北京市の樹」。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007.06.26 17:07:53
コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: