ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

2010.08.29
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久しぶりの虹がみえた

雨雲がかかり時々強い雨になった。いつまで親子でドライブが出来るのかわからないが、猛暑日になった昼間に宗像大社へ。さほど広いというほどでもないが境内を小一時間かけて一周してくるだけだ。運動不足になりがちな妻子を連れだして好い運動になっている。半分は、買物が目的でもある。これまで娘が仕事で忙しいこともあって出来なかったが、一年前に転職したので、どうやら時間の余裕ができたようだ。

<作品> 「器楽的幻覚」、「冬の蠅」

・草稿からいくつかの作品が生まれている。モチーフ・・・複数の作品になる。
・連想。羽虫・・・船。空・・海。作家の思考のスタイルである。
・「テーマ」を隠す。草稿と決定稿との相違。連関。
・作家が何を考えていたかを考えてみる。
・理由は書かない。決定稿ではわからない。寧ろ草稿を見る必要性が梶井にはあること。
・「海のような闇」。空が闇になる。
・「桜の木の下には」屍体が埋まっている。・・・メモは昭和3年ころ。
・「冬の蠅」・・・メモの存在。
・着想・・・梶井の作品に対する視点。
・「かいつまんで言えなければ理解していない」。理解できていないという意味。
・梶井はある一つのものがひとつではなく、ふたつのものが混在する。感覚の世界。二つのものが一つに融合する。




 「器楽的幻覚」、

・音楽は理屈ではない。絵とか音楽は感覚である。知識ではない。
・小説は説明の世界であり、それを梶井は、「感覚」で表現しようとした。「蒼穹」
・やむを得ない説明。ポーの作品。奇想天外。
・アイデア。絵にできる着想。
・詩人としての梶井の評価が高い。
・草稿は散文的で、「決定稿」で詩的になる。
・感覚は説明が要らない。
・奇抜な着想への執着・・川端。シュールリアリズム。一時凌ぎではないもの。
・「おや?」、の感覚。日常が非日常に変わる。
・刺激が強すぎる。・・・老人には。理解できるかどうか?
・梶井の拘り、「刺激」である。感覚表現として書く。「冬の蠅」
・写生(文)→視覚の世界の再現  五官(五感ではない)
・奇妙なたくらみ。・・・(「檸檬」)にもある。
・「意志の宙ぶらりん」。ふと浮かぶ(思いついたこと)。理屈ではない。「ふっー」と浮かぶ。
・「おりてくる」。アイデアが湧く。
・強い感動が無感動になる。無感動に見える。周囲には容易には分からない事が多い。
・この作品の梶井のアイデア。「こころの緊張」が別のものをもたらすという。
・「破れ目がもたらすもの」。口笛が。外からの障害物・・・かき乱すもの。感覚の抑揚を書いている。
・石化・・・「檸檬」にもモチーフがある。漱石にもある。
・「犯行」の意味。
・感覚をモノにした。「檸檬」。石化すること。音楽を聴いて感動している聴衆が石化する。固まるようになる。聴衆は、演奏者に注目が集まる。
・自分の考えを周囲のだれも解らない。聴いているものの気持ちを表している。
・視覚と嗅覚と聴覚。に梶井はその相互作用に関心がある。
・他人に知られない犯行とか。
・侯爵を殴り倒すことを想像する。危険なことを想像する。
・調和して物を壊す。「石化」で終わるのをそれで済まないのが梶井。爆弾を用意する。梶井や三島には危険なものがある。
・この作品は、「檸檬」に通じるものがある。




 「冬の蠅」

・<3>で私の意志で殺しているのではない。自分の運命と重なっている。
・志賀直哉「城の崎にて」に於いて「蜂・鼠」の連想。「生きんとする意志」。死んでゆくさま。悪戯心。関連。
・故意か過失か。「高瀬舟」どちらかわからない。・・・「藪の中」「范の犯罪」
・蠅からみた着想。横光利一「蠅」。
・蠅・・・病気。バイ菌。病人である梶井が蠅を見る目。距離感。
・見ているものの一部が乗り移る。同化がある。
・高村光太郎「冬が来た」光太郎は冬が好きだった。
・草稿では「冬がやって来た」が書き出しだった。
・落日・・・文学的表現。・・・冬の日。
・蠅と自分の共通点。
・疲れているのにうっかりバスに乗る。危ないことをする。わざと相反することをする。
・「意志の宙ぶらりん」危険を呼び込んでいる。
・蠅が死ぬこと。蠅の運命と自分と運命と重ねている。
・瞬間、瞬間を書いている。一瞬のことを見つめる。凝視する。
・死神をモノ化して書いている。
・テーマを暗示するものを書かない。わざと書こうとしない。

                            以上。






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最終更新日  2010.08.29 19:32:22
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