卒業
いつだって卒業する時は、胸に響くものがある。
学校の卒業もある女性との卒業も。
中学校の卒業式
ぼくは3年1組1番。
卒業証書を1番に受け取る役立った。来賓やら在校生やらに礼をして、
一人壇上で証書を読まれる。
緊張でまっすぐ立ってられなかった。
高校の卒業式
僕は進路が決まってなかった。
まだ私立の2次とか受けていた。笑っていたが「ええなあ、みんな決まってて」
と言いながら焦ってもいた。
しかし現役でなんとか合格できた。
大学の卒業式
もう感傷的ではなかった。
似合わないもらい物のスーツで出席。卒業証書をもらって
学生という隠れ蓑から旅立った。
自分の足跡に思いをはせ、これからの未来に不安を抱く
春になるとそんな不安定な気分に、今でもなる。
人生に卒業はしたくはない。
だって面白いだろ？
全てが、涙も、笑いも、憎しみさえも！
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