(豚骨 その36)

○ 「大崎裕史の新豚骨醤油」(明星)


 19,000杯のラーメンを食べた男として業界では超有名人の大崎裕史氏がプロデュースしたカップ麺の登場。その名も大崎裕史の新豚骨醤油です。

 スープに和歌山風の豚骨醤油味、油に熊本風の香りのマー油、麺に喜多方風の平打ち太麺を採用したといったまさにいいとこ取りの一杯なのですが、はたしてその味は。

 お湯を入れて5分、蓋を開けて調味油を入れてよくかき混ぜれば完成。豚骨特有のとても良い香りとマー油の甘い香りが漂ってきてまるで熊本ラーメンのような感じです。

 まずは、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間にまろやかな豚骨の風味とマー油の風味も楽しむことができ、よくあるようでなかなか出会えない味わいですね。

 具はチャーシュー、メンマ、タマゴ、キクラゲ、長ネギの5種類となっており、チャーシューは醤油ベースで味付けされていて味わい深くキクラゲは食感が良いです。

 麺はノンフライでややちぢれた平型麺となっており、滑らかな舌触りで柔らかめということで少しに混んだ鍋焼きうどんの麺のような味わいを楽しむことができます。

 癖があるようで癖を上手に消しているスープの美味しさと柔らかな平型麺のコラボを楽しむことができる一品。美味しいラーメンは人それぞれといったことを感じました。



大崎裕史の新豚骨醤油1



大崎裕史の新豚骨醤油2



大崎裕史の新豚骨醤油3










○ 「太麺堂々極味 濃厚 ゆず魚介豚骨醤油」(日清)


 太いは旨いということで太麺時代のパイオニアとなった太麺堂々シリーズがさらに進化して極味に突入しました。その太麺堂々極味からゆず魚介豚骨醤油の登場です。

 以前にゆず無しの魚介豚骨醤油が登場しましたが今回はゆず付きということで鍋のような風味の良さが楽しめそうです。寒い時季にとても良い風味を堪能できそうですね。

 お湯を入れて4分、蓋を開けて麺を軽くほぐしてから粉末スープと液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。ゆずと魚介だしの混ざった良い香りが漂ってきました。

 早速、スープを一口いただきます。とろみがあって舌の上でエキスが転がるような感じで濃厚な味わいというのを堪能することができ、ゆずの風味も豚骨にピッタリです。

 具は挽肉、メンマ、カマボコ、ゆず、長ネギの5種類となっており、挽肉は醤油ベースで濃いめの味付けでとても美味しく、ゆずの皮は風味と味わいを引き立てています。

 麺は太麺堂々ならではのゴツイ太麺となっているので、喉ごしが良いのに柔らかめの弾力感というのを感じることができるとともにスープもしっかりと絡んでくれます。

 ゆずの風味と魚介の風味が合わさる絶妙な美味しさというのを心地良く堪能することができる一品。梅を象ったかまぼこを見ると寒い時季ではなく春に楽しむ一杯ですね。



太麺堂々極味 濃厚 ゆず魚介豚骨醤油1



太麺堂々極味 濃厚 ゆず魚介豚骨醤油2



太麺堂々極味 濃厚 ゆず魚介豚骨醤油3









○ 「究麺 濃厚とんこつ」(明星)


 独自の製法を用いて食感を突きつめた麺としてお馴染みとなっている究麺(きわめん)から細麺の醍醐味を楽しむことができる濃厚とんこつが登場しました。

 豚骨ラーメンによく合う麺といえば細いストレート麺なのですがその麺の良いところを追究しているとのことです。他では味わえない美味しさというのを楽しめそうです。

 お湯を入れて2分、蓋を開けて粉末スープと液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。本格的な豚骨特有の香りが漂ってきて思いっきり食欲をそそられる感じです。

 早速、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間に豚骨の風味が広がってくるとともに、舌の上で転がるくらいに濃厚な豚骨エキスというのを楽しむことができます。

 具はチャーシュー、キクラゲ、ゴマ、長ネギの4種類となっており、チャーシューは噛めば噛むほど味わい深くなるタイプでキクラゲはコリコリとした食感が良いですね。

 麺はノンフライでストレートの細麺となっており、喉ごしの良さと細さからは想像できないコシの強さというのを楽しむことができ、豚骨エキスもしっかりと絡みます。

 豚骨の旨みと風味を楽しめる本格的なスープとコシの良さを楽しめる麺の合わせ技がとても印象的な一品。麺の出来が良いとスープも引き立つというのがよく解りました。



究麺 濃厚とんこつ1



究麺 濃厚とんこつ2



究麺 濃厚とんこつ3










○ 「大黒のご当地太麺系 横浜しょうゆ」(大黒)


 各メーカーが太麺傾向となっている中、大黒も負けてはいられないといった感じが伝わってくるシリーズの大黒のご当地太麺系から横浜しょうゆが登場しました。

 鶏がら・豚骨の濃厚だしと鶏脂仕上げのコク醤油スープといった横浜ラーメンの代表的な味わいと太麺のコラボを楽しめるといった本格的な仕上がりとなっています。

 お湯を入れて4分、液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。豚骨ベースのスープならではの香りとともに醤油の香りが漂ってくるといった本格的な雰囲気を感じます。

 早速、スープを一口いただきます。豚骨エキスをしっかりと楽しむことができ、濃いめの醤油の味わいというのもよく解るのですが油揚げ麺の出汁も染み出た味わいです。

 具はチャーシュー、メンマ、長ネギといったオーソドックスなラインナップとなっており、チャーシューは薄めの味付けなのですが噛めば噛むほどに味わえるタイプです。

 麺はノーマルタイプで太めのややちぢれ麺となっているので、しっかりとした喉ごしの良さを楽しむことができ、油揚げ麺ならではの味わいを強く感じることができます。

 エキスを十分に楽しむことができるスープと歯応えのある麺のコラボがとても印象的な一品。ボリューム感もとてもある一杯となっているというのが嬉しい限りです。



大黒のご当地太麺系 横浜しょうゆ1



大黒のご当地太麺系 横浜しょうゆ2



大黒のご当地太麺系 横浜しょうゆ3










○ 「大盛 豚三郎 濃厚豚骨醤油ラーメン」(明星)


 豚ダシ!のスープと極太麺、そしてシャキシャキキャベツといった三拍子揃った食べごたえのあることでマニアにお馴染みとなっている豚三郎が大盛りとなりました。

 食感豊かな麺が100グラムになってキャベツが200%増しになったということで食べ盛りの男子にはとても嬉しいばかりかキャベツが多いので女性も嬉しいです。

 お湯を入れて5分、蓋を開けて粉末スープと液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。ニンニクがしっかりと効いているスープのとても良い香りが食欲をそそります。

 早速、スープを一口いただきます。濃厚な豚骨エキスだというのがよく解るとともに、濃いめの醤油味とニンニクと鰹節の風味もしっかりと楽しめる美味しさですね。

 具は挽肉、キャベツ、長ネギの3種類となっており、スープによく合う挽肉の味わいも良いのですが、タップリと入っているキャベツの食感と甘さがとても良い感じです。

 麺はノンフライで平型のちぢれ麺となっており、滑らかな舌触りとかなりのモチモチ感を楽しむことができるとともに、濃いめのスープがよく絡むので美味しいです。

 豚の風味と和風出汁のバランスの良いスープとしっかりとした食感を楽しめる平型麺がとても心に残るような一品。ボリューム感も結構あるので食べて満足するでしょう。



大盛 豚三郎 濃厚豚骨醤油ラーメン1



大盛 豚三郎 濃厚豚骨醤油ラーメン2



大盛 豚三郎 濃厚豚骨醤油ラーメン3









○ 「横浜 環2家 濃厚 とんこつ醤油味」(とかち麺工房)


 横浜家系総本山ラーメン吉村家認定で王道の味継承店として人気のある環2家の店主鶴巻孝平氏が監修した濃厚とんこつ醤油味がカップ麺となって登場しました。

 家系特有の太麺に動物系ベースだし、あと味マイルドな濃厚スープが絡むということが書いてありますが、家系四天王の激戦区の覇者の味とはどんな味なのでしょうか。

 お湯を入れて4分、蓋を開けて特製スープを入れてよくかき混ぜてからレトルト具材と感想具材を載せて最後に海苔を添えれば完成。豚骨特有のとても良い香りがします。

 早速、スープを一口いただきます。コッテリとした口当たりで豚骨エキスが詰まっているのがよく解る味わいで、醤油が濃いめとなっていますが不思議と飲みやすいです。

 具はチャーシュー、ホウレンソウ、焼き海苔、長ネギの4種類となっており、チャーシューはレトルト具材なのでとてもジューシーで本格的な肉の味わいを楽しめます。

 麺は氷結乾燥ノンフライ麺となっており、滑らかな舌触りとしっかりとしたコシの強さを楽しむことができ、時間が経ってもコシの強さが変わることないのが嬉しいです。

 コッテリとしているのに飲みやすい豚骨スープと本格的な食感をもっている麺とチャーシューといった三拍子揃った美味しさとなっている一品。さすが四天王の覇者です。



横浜 環2家 濃厚 とんこつ醤油味1



横浜 環2家 濃厚 とんこつ醤油味2



横浜 環2家 濃厚 とんこつ醤油味3









○ 「麺番長 爆麺 濃厚和風豚骨醤油ラーメン」(サンヨー食品)


 麺番長というネーミングはどのようなコンセプトがあるのか気になるシリーズが誕生しました。おそらく最強の麺という意味でしょうが超幅広麺の美味しさが楽しみです。

 最強の麺と合わせるスープは魚介が効いている豚骨醤油スープとのことです。麺が最強ならばスープはそこそこで良さそうなのですがスープにもこだわりがありそうです。

 お湯を入れて5分、蓋を開けて麺を軽くほぐしてから特製スープと液体スープを入れて麺に絡むようによくかき混ぜ、仕上げとしてあとのせかやくをかければ完成です。

 早速、魚介と豚骨の混ざったとても良い香りのするスープを一口いただきます。とろみを感じさせるくらいに濃厚なのですが後味はスッキリとするような美味しさです。

 具はチャーシュー、メンマ、鰹節、長ネギの4種類となっており、チャーシューは生姜醤油で味付けされていて食感が柔らかく、メンマは逆にコリコリ感を楽しめます。

 麺はノンフライで思いっきり幅広のややちぢれ麺となっており、ラーメンというよりきしめんのような感じで、他では体験できない滑らかな舌触りとモチモチ感ですね。

 魚介だしが効いている本格豚骨醤油スープと番長という名にふさわしい超幅広麺がとても印象に残るような一品。この麺はなかなか出会えないので食べてみるべきです。




麺番長 爆麺 濃厚和風豚骨醤油1



麺番長 爆麺 濃厚和風豚骨醤油2



麺番長 爆麺 濃厚和風豚骨醤油3









○ 「匠 濃厚 えび豚骨味」(マルちゃん)


 匠の成す技が詰まっている味わい深い一杯を楽しめるということでお馴染みとなっている匠シリーズと第2回最強の次世代ラーメン決定戦がコラボしました。

 優勝でも準優勝でもなく第3位で講談社「おとなの週末」編集部が審査員特別賞として選んだ山形新旬屋麺の濃厚えび豚骨味です。はたしてどのような美味しさなのか。

 お湯を入れて5分、蓋を開けて液体スープを入れて麺をほぐすようによくかき混ぜてから温めたレトルト具材を載せて、最後にあと乗せかやくをかければ完成です。

 まずは、海老の香りが漂うスープを一口いただきます。とろみを感じるくらいの濃厚な豚骨エキスと海老の香りが絶妙な感じで一緒になっている他で味わえない旨さです。

 具はチャーシュー、メンマ、干しエビ、ゴマ、長ネギの5種類となっており、レトルトのチャーシューは分厚くてジューシーな味わいを楽しめ、干しエビは香ばしいです。

 麺は平型でややちぢれた手打ち麺のような感じとなっており、滑らかな舌触りと適度な食感の良さというのを楽しむことができ、エビの風味もしっかりと絡まっています。

 豚骨とエビの風味の良さを組み合わせたスープと贅沢な具材を満喫できるような一品。さすが大人が選ぶような味わいだということが直ぐに解るような美味しさです。



匠 濃厚 えび豚骨味1



匠 濃厚 えび豚骨味2



匠 濃厚 えび豚骨味3









○ 「究麺 魚介豚骨」(明星)


 小麦香る新食感ノンフライ麺といったように、麺を究めた一杯を手軽に味わえるということでお馴染みとなっている究麺シリーズから魚介豚骨の登場です。

 今回はその中でも切刃14番角太打麺といったこだわりのある麺を引っさげて登場しましたが、14番角がどのような感じなのかよく解らないのでとにかく食べてみます。

 お湯を入れて5分、蓋を開けて粉末スープと液体スープを入れてよくかき混ぜてから、最後にあと乗せかやくをかければ完成。魚介と豚骨の混ざった良い香りがしますね。

 早速、スープを一口いただきます。クリーミーな口当たりなのに魚介の風味が広がってくるといった不思議な感じがするのですが間違いなく旨いと言える豚骨スープです。

 具はチャーシュー、メンマ、長ネギといったオーソドックスな3種類のラインアップとなっており、チャーシューは大きくて噛むほどに味わい深いタイプとなっています。

 麺はノンフライで太めのややちぢれ麺となっており、滑らかな舌触りと喉ごしの良さを感じるとともにモチモチとしている食感も楽しめるといった贅沢な味わいです。

 食感と味わいが本物に限りなく近づいている麺とエキスがタップリと詰まったスープのコラボを楽しめるような一品。さすが究麺というだけある旨い麺となっています。



究麺 魚介豚骨1



究麺 魚介豚骨2



究麺 魚介豚骨3









○ 「ラ王 濃厚コク醤油豚骨」(日清)


 生めんタイプのカップ麺として世に君臨していたラ王。惜しまれつつ消えてしまったのですが直ちに次世代ノンフライ麺として生まれ変わり大好評の第三弾となりました。

 今回は濃厚コク醤油豚骨ということですが先に登場した2作によって「日清史上、最高傑作」の次世代ノンフライ麺の美味しさは明らかなのでスープの方が気になります。

 お湯を入れて5分、蓋を開けて粉末スープと液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。豚骨特有の香りに醤油が混ざっているといった食欲をそそる香りが漂ってきます。

 早速、スープを一口いただきます。舌の上に残るくらいにとろみのあるものとなっており、豚骨エキスが全体に染みこんでいるというのがよく解るくらいの味わいです。

 具はチャーシュー、モヤシ、長ネギの3種類となっており、チャーシューは大きくて脂身と肉のダブルの美味しさを楽しむことができ大きさの違う長ネギも良い感じです。

 麺は次世代ノンフライ麺ということで生めんに近いような味わいとなっており、滑らかな舌触りとしっかりとしたコシの強さというのを濃厚スープとともに楽しめます。

 豚骨の美味しさというのがビッシリ詰まっているスープと完成度の高い麺といったスペシャルな美味しさを楽しめ一品。濃くても残さず飲めるスープが印象的でした。



ラ王 濃厚コク醤油豚骨1



ラ王 濃厚コク醤油豚骨2



ラ王 濃厚コク醤油豚骨3

























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