（焼そば その２２）
○ 「太麺堂々 魚粉香る ソース焼そば」（日清）
太いは旨いということで太麺時代のパイオニアとなった太麺堂々シリーズから単なるソース焼そばではなく魚粉の香りが決め手のソース焼そばが登場しました。
太麺の食感だけではなくソースと風味にもこだわりを感じさせてくれます。太麺と濃厚ソース、そして魚粉の香りが一緒になるとどんな味わいになるのか楽しみですね。
お湯を入れて５分、しっかりと湯切りをしてから粉末ソースを入れて麺によく絡むようよくかき混ぜてから最後に魚粉をかければ完成。魚粉とソースの良い香りがします。
早速、麺を一口いただきます。酸味がそれほどれもなく一見濃そうな感じがするのですが、しつこくない濃厚さでいて魚粉の風味も主張しすぎないので美味しいです。
麺そのものはノーマルタイプの極太麺となっているのでのど越しの良さは抜群でモチモチとした食感も楽しむことができるので最後まで美味しくいただくことができます。
具は豚肉、キャベツの２種類となっており、豚の持っている味わいだけでも良いのにソースの旨みも合わさるのでさらに美味しく、キャベツもソースに合う味わいです。
受け入れやすい濃厚ソースの味わいと魚粉の風味が絶妙な美味しさを演出している一品。さらに食感が抜群な太麺も同時にいただけるといった贅沢な一杯です。
○ 「焼そば 塩カルビ味 もっと、うまく！」（サンヨー食品）
お馴染みのカップ焼そばの仲間入りとなってきた塩カルビ味なのですが、もっと、うまく！ということでさらなる美味しさを目指してリニューアルしました。
塩だれの肉の旨みがＵＰ！もっちりとした食べごたえＵＰ！ということで、たれと麺を改良したとのことです。どのくらい美味しくなったのか食べるのが楽しみです。
お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、特製調味だれを入れてよくかき混ぜ、さらに特製ふりかけを入れてしっかりとかき混ぜれば完成です。
早速、レモンとカルビの混ざった香りが漂う麺を一口いただきます。レモンの酸味と胡椒の辛さが絶妙な感じとなっており、カルビの旨みもしっかりと味わえますね。
麺そのものはノーマルタイプのストレート麺ということで、混ぜている時から変わったことがよく解り食べてみても麺のコシの良さというのがよく伝わってくる感じです。
具はカルビ肉、キャベツ、ゴマの３種類となっており、カルビ肉は歯応えがあって味わいも良いのですが量が少なく、キャベツは逆にタップリと入っていて甘いです。
カルビ肉の風味がしっかりと絡まった食べごたえのあるストレート麺を楽しむことができる一品。これまでのものよりも大きく変わったというのがよく解りました。
○ 「マルちゃん焼そば 大盛り」（マルちゃん）
家庭で作る焼そばとして長きに渡って愛され続けているマルちゃん焼そば３人前なのですが、その焼そばをモデルにして開発したカップ焼そばが登場しました。
何処の家庭でも一度は食べたことがあるのではと思えるほどお馴染みとなっていますが、その美味しさを思い出すことができる仕上がりになっているのかが楽しみです。
お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから特製油を入れて麺をほぐし、粉末ソースを入れて麺に絡むようによくかき混ぜ、最後にふりかけをかければ完成です。
早速、麺を一口いただきます。コッテリとした口当たりで甘めのソース味となっており、何か懐かしさを感じるような馴染みのある美味しさを楽しむことができます。
麺そのものはノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、少しベタ付き感はあるものの柔らかすぎることはなく、大盛りということでボリューム感はバッチリです。
具は豚肉、キャベツ、ニンジン、紅ショウガ、青海苔の５種類。豚肉はタップリと入っているのが嬉しく、キャベツは歯応えがしっかりとしていて甘さが良い感じです。
懐かしさを感じる美味しさをボリューム感溢れる麺とタップリと入っている具材で楽しむことができる一品。これで少し焦げた感じがすると家庭の味と同じ美味しさです。
○ 「焼そばＢＡＧＯＯＯＯＮ ちょい辛」（マルちゃん）
東北限定販売としてお馴染みとなっている焼そばＢＡＧＯＯＯＯＮシリーズから黒胡椒で思わずはまってしまう辛さとなっている「ちょい辛」が登場しました。
北海道限定販売のやきそば弁当と同様に戻し湯を活用していただけるスープが付いています。大震災で注目されている節約にも繋がるのでとても良いことだと思いますね。
お湯を入れて３分、わかめスープが入っているカップの中に戻し湯を入れてから蓋を全部剥がし、液体ソースを入れてよくかき混ぜてからスパイスをかければ完成です。
まずは、スープを一口いただきます。ワカメのだしが効いているとともにゴマと長ネギの風味の良さに加えあっさりとした塩味というのが飲みやすくて良いと思いました。
麺は少しベタ付く感じはしますが細くてもほど良い硬さがあるので喉越しの良さを感じるとともに、ソースのほど良い酸味と黒胡椒の風味と辛みがとても美味しいです。
具は鶏のダイスミンチ、キャベツの２種類となっており、ダイスミンチは鶏肉ということであっさりとした味わい、キャベツはソースにピッタリの甘さとなっています。
定番のソース焼きそばに加わった黒胡椒のインパクトとあっさりとしたわかめスープがとても印象的な一品。ほど良い辛さなので多くの人が楽しめると思います。
○ 「超速 チョッパヤ 中辛スパイシーカレー焼そば」（明星）
１分間ではやい！うまい！ということで、超が付くほど速い時間で美味しさを満喫することができる超速チョッパヤから中辛スパイシーカレー焼そばの登場です。
カップ麺といえば３分、さらに、ノンフライ麺や太麺は４～５分の戻し時間がお馴染みとなっていますが、あっという間の１分といった時間で出来るのがうれしいですね。
お湯を入れて１分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、液体ソースを入れてよくかき混ぜてから、最後に粉末ソースを入れてさらにかき混ぜれば完成です。
早速、スパイシーな香りが漂う麺を一口いただきます。香りよりもスパイスの強さは無くカレーの味わいはちょうど良いといった感じでちょっと辛めなのも良いですね。
麺そのものはボソっとした感じはあるものの細麺ということで口に入ってきやすく、その細さから想像できないくらいのモチモチ感というのをしっかりと楽しめます。
具はチャーシュー、キャベツ、コーン、ニンジンの４種類となっており、チャーシューは醤油ベースで味付けされた正統派でコーンはカレーに合う甘さとなっています。
スパイスが効いているのに食べやすいカレーソースとモチっとした食感が特徴的な細麺の組み合わせが心に残るような一品。何かスナック菓子のような雰囲気もあります。
○ 「ＵＦＯ ＢＩＧ 沖縄タコライス風」（日清）
日清を代表するカップ焼きそばとしてお馴染みとなっているＵＦＯシリーズから、沖縄の名物料理であるタコライスと焼きそばが融合した一杯が登場しました。
タコライスといえばピリッとした辛さのあるドライカレーのようなものなのですが、そのソースで焼きそばらしさというのがでているのかが、気になってきましたね。
お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がして、液体ソースを入れて麺によく絡むようかき混ぜてから、最後に粉チーズを万遍なくかければ完成です。
早速、カレーと香辛料が混ざったような香りが漂う麺を一口いただきます。酸味とスパイシーな感じが口一杯に広がってくるとともに独特の風味と辛さを楽しめます。
また、癖になりそうな味わいとなっているソースが麺に染みているようになっているので、少し柔らかめの麺となっていますが最後まで美味しくいただくことができます。
具は豚肉、キャベツ、粉チーズの３種類となっており、豚肉は小さめのダイスミンチということでソースによく合う美味しさで、キャベツは甘くてシャキッとしています。
タコライス特有の風味と辛さが食欲をそそってくれるような一品。焼きそばというよりも、これはこれで一つの麺料理として成立している美味しさとなっています。
○ 「焼そば 味の三重奏」（日清）
一つのカップ焼きそばであっさりとした塩味とこってりとしたソース味とスパイシーなカレー味を楽しむことができる、その名も味の三重奏の登場です。
どのようにそういう食べ方が出来るのかといいますと、３分の１食べるごとにソースを加えていくといったものです。少し面倒な気もしますが贅沢は言っていられません。
お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをした後にしおソースをかけてかき混ぜ、３分の２に液体ソースをかけてかき混ぜ、３分の１にカレースパイスをかければ完成です。
本当は３分の１を食べながらソースをかけるのですが画像の関係で一度にかけました。そんな３種類の麺のうち最初にしおをいただくとチキンエキスのような味わい。
そして、そのままソースをいただくと酸味が加わったような味わいとなり、最後にカレーをいただくと２種類のソースにスパイシーさが加わって大人の味わいになります。
具はキャベツのみとなっていますがどのソースにも合う甘さとなっていることに加え、わりと歯ごたえのある麺にもピッタリの柔らかさとなっていて美味しいですね。
通好みのしおソース、そして定番の液体ソース、さらに食欲をそそるカレースパイスといったまさに三つの味わいが心を奏でてくれるような美味しい一品です。
○ 「あぶら部認定 焼きそば 背脂＆マヨネーズ」（サンヨー食品）
こってり料理で男子のハートと胃袋をわしづかみ！！にするあぶら部が認定したカップ焼きそばの登場。その名も背脂＆マヨネーズということでこってりそうですね。
背脂だけでもこってりとしているというのに、さらにマヨネーズが加わっているといった大胆な発想です。ただ、天下のあぶら部が認めた味ということで期待できます。
お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、液体ソースと調味油を入れて麺に絡むようかき混ぜてから最後に特製マヨネーズをかければ完成です。
早速、背脂特有の香りと酸っぱそうなソースの香りが混ざった麺を一口いただきます。一口食べただけでわかるこってりさがあるのですが、不思議と後味はいい感じです。
ソースも見た目よりは味が濃くないのでとても食べやすく、麺自体に味付けがなされているので普通のソース焼きそばと違う味わいとコシの良さを楽しむことができます。
具はキャベツのみとなっており、ソースによく合う甘みと食感があるのですが一見物足りないような気もします。ただソースと背脂が濃いので他の具材は必要ありません。
見た目以上に食べやすく、舌触り以上にサッパリとしているといった不思議な味わいが魅力的な一品。このくらいであれば普通に美味しくいただくことができます。
○ 「四季物語 秋限定 焼きそば」（マルちゃん）
春夏秋冬、カップ麺にも季節に応じてそれぞれ違った味があるということで、その季節に合った美味しさを届けてくれる四季物語から秋限定の焼そばが登場しました。
四季に応じた食材を加えることによって季節感を表現してくれますが、２０１１年秋のテーマも昨年に引き続いて秋鮭ということで、変化があまりないのは気になります。
お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから液体ソースを入れてよくかき混ぜれば完成。鼻を近づけると解るくらいのバターしょうゆと鮭の香りがしてきました。
早速、麺を一口いただきます。香り同様にほのかなバター風味が広がってくるとともに醤油やシイタケの風味も楽しめるので、まさに秋の風味を満喫することができます。
麺そのものはノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、麺同士が互いにくっつかないので食べやすくなっていて、コシの強さもまあまあなので美味しくいただけます。
具はシャケ、キャベツの２種類となっており、シャケは湯戻ししたものとは思えないくらいに本格的な食感と味わいとなっていて、キャベツはシャキシャキ感が良いです。
チャンチャン焼きのしめとして焼きそばをいただいているような気分になれる一品。次回の秋バージョン焼きそばは鮭から離れてアイデアを出してくれればいいですね。
○ 「ソース 焼そば」（トライアル）
ずっと、ず～っと、低価格というフレーズで一部地域でお馴染みとなっている安売りスーパーのトライアル。そのトライアルからオリジナルのソース焼そばの登場です。
カップの形がどんぶり型ということで、一瞬カップ焼そばと思えないのですが湯切り口も付いているので間違いなく焼そばです。どのような味わいなのか楽しみですね。
お湯を入れて３分、火傷に気を付けながらしっかりと湯切りをし、蓋を全部剥がしてから粉末ソースを入れて麺によく絡むようかき混ぜ、ふりかけをかければ完成です。
早速、ソースの甘酸っぱい香りとふりかけの香ばしさが一緒になった麺を一口いただきます。ソースは香りほど甘酸っぱさはなくどちらかといえば薄めの味付けですね。
そして、麺そのものはべた付き感があるものの、麺のコシの強さというか弾力が半端じゃなくあるといった感じで普通の感覚で食べると少しビックリするかもしれません。
具というかふりかけの中身は天かす、エビ、ゴマ、削り節、紅ショウガ、アオサの６種類と充実しており、噛むほどに口一杯に風味が広がってくる感じとなっています。
食べごたえのある麺に加えて香ばしさ満点のふりかけが美味しさの素となっている一品。１個５９円という価格を考えた場合、かなりお買得の美味しさとなっています。
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