ボランティアキャリアコンサルティング

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キャリアコンサルタントひろくん

2024.04.16

國分康孝の談話室の内容を活かしたカウンセリング例

カテゴリ：國分康孝談話室を効果的に視聴する為の支援ツール

【相談内容】
お客様を怒らせてしまいました。お客様が当店のハウスルールに違反した行動をしていたので、注意しました。但し礼儀正しくご案内するようにしました。「ご遠慮いただいております。」というような表現でした。しかし、その結果、お客様は怒ってしまいました。レジの際、そうした言動をかなりされていました。謝りたくても、逆上されそうで、怖くてできませんでした。その件をずっと引きずっていて、今も眠れないし、接客業を止めた方がよいのでは？と思い詰めてしまっています。私はどうすればよかったのでしょうか？

こんにちは。お客様を怒らせてしまったと、罪悪感を感じたり、不安がつづいているのですね。気持ちが休まらないですし、自信も失ってしまいますよね。

あなたはきっとまじめな方なのでしょう。不真面目な方でしたら、仕事に対して責任感を持ちません。二階にルール違反で未会計のものを持ち込む行為も、見て見ぬふりをすることでしょう。

私はそうした真面目な方を、人として基本的に信頼します。そういう方が基本的には好きです。あなたには人間的魅力がある人でもあると思います。

あなたは真面目な長所を持っているところを確認した上で、更に別の観点をお伝えしたいと思います。それは第1に「人は傷ついて、その経験を活用することで、精神的に強くなっていける」点です。確かに今は辛いかもしれません。しかし、今回の件を前向きにとらえて乗り越えることで、得るものがたくさんあることでしょう。それに伴う自信も少しずつ、ついていくことでしょう。

第２に「ソーシャルスキル」を少しずつ習得してはいかがでしょうか？例えば今回の例であれば、声掛けの際に「お客様、ご案内が遅れて申し訳ありませんが、（本題）」などのクッション言葉をかけると、相手のバツの悪さを軽減できたかもしれません。

もちろん、あなたが気づいたように、「先ほどは事前にご案内が不十分なのにお声がけして失礼しました。今後も弊店をよろしくお願いいたします。」などと言えば、相手の機嫌を直せたうえ、プロとしての自分のプライドも満たせたかもしれません。
最後の観点は、自分の対人関係上の信条を変えることです。例えば今回ならば、「相手に真意を理解してもらったり、合理的かつ道徳的に振る舞ってもらえたなら、それに越したことはない。でも、そもそも私がいつもそうしているわけではない。お互い様の部分もあるし。お互いの弱い部分も認めていこう』などと変化させれば、感じ方も変わってきます。

人生は失敗と成長の連続です。また人生は選択の連続でもあります。ご自分がどんなビジネスマンになりたいのか？ひとになりたいのか？そうした面を少しずつ見定めながら、よい人生を歩んでくださいね。

【ポイント】
複数の人生哲学の活用を助言させて頂きました。また人生哲学を定める大切さも、今後の人生を生きる上での対策の１つとして、提示させて頂きました。

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