大道無門(パソコンとインターネット)

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2008.03.20
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衆議院と参議院で多数を占めるのが、片方は与党、片方は野党という構図に
なって半年以上経過した。こういう状況になったのは、昨年の7月に行われ
た参議院選挙である。年金問題で争われた選挙でこういう状況になったわけ
である。

この結果何が起こったか。今まで、与党は自分たちが提案した議案はすべて
野党がなんと言おうとすんなりと数の力で通してきた。その過程での議論と
いうのはあまりにも形式的な議論になっていたのではないかと思う。

ねじれ国会の発生で、この事態は一転した。現在争われている日銀総裁の決
定、道路財源の特別措置法の問題、などなど、今までなら同じように議論さ

トップしている。

これは野党が議論に応じないという問題よりも、やはり与党がそれぞれの議
案について議論できないということではないかと思う。もともと与党の出す
議案については、官僚の多大のバックアップがあって、それに支えられて提
案されてきている。従って、その内容を良く理解しているのは官僚であっ
て、与党の議員でないということも問題だ。

それに、議案に少し胡散臭いところがあっても、知らぬ存ぜぬの態度で通す
ことが出来た。これが、今度の国会では出来ない。

良く考えてみると、現在議論されている懸案の議案なども、従来から野党は
反対の意見を言っていたのだが、まったく気にかけてもらえなかっただけで
ある。それが、参議院で野党が半数以上を占めたために、与党としては気に


この種の議案はこれからもどんどん出てきそうな雰囲気である。現在出てき
ている議案は単にそれらの氷山の一角にしか過ぎない。

この事態を解決するのは、与党がこれまでの議事の進め方を変えていかない
といけないという認識を持たないといけない。そして、その認識の下に国会
運営を変えていかないといけない。


ことである。あるいは、認識していても、直ぐには変えられないということ
なのだろう。国会の混迷はまだまだ続きそうである。



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最終更新日  2008.04.02 10:31:54
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