仕事のこと


Kentuckyと和やかに過ごしたこともあり、ようやく泣かずに話せそう...と思えた。

会社に電話して上司に事情を説明した。
もしかしたら部長はどなたか身近な方が経験しているのかもしれない。
まず私が受けているであろうショックを思いやる言葉をかけてくれて。

「元気になったら、色々やれるんだから。
 何も心配しなくていいから、まず元気になることに専念して。」
と言ってくれた。

そして。
先日打診されていた完全成果主義への勤務体系の変更についてだけ、
申請の手続きがあるので、私の意思を聞かせて欲しいと。

切迫流産の疑いから、会社を休み。
今回、胞状奇胎と診断されて、私が自分の体も省みず、忙しくしすぎたことで
こんな事態を招いたのか...と自分を責める思いもあり。
加えて、完治までの、場合によっては年単位での長い道のりと、その間の通院...
と考えると、職場にかける迷惑も頭をよぎり。
仕事を続けるべきか、続けられるのか、とずっと頭の片隅にあった。

完全成果主義への移行は通常、勤務する時間の長さに関わらず
成果を挙げられる人を対象にしており、私の現在の職級に達してから
1年半で初めてこのチャンスが与えられる。
Kentuckyのお迎えや夕食などのために、ほとんど全く会社で残業することが
できない私は、「出退社の時間に日常的な制限がある」という理由で
この枠に移行できない条件が当てはまるだけに、日ごろ、たとえ自宅に
持ち帰ってでも自分の責任を果たす態度を貫いてきたことを
上司に評価してもらえたことは大きな喜びだった。

この体系に移行すると出退勤の時間に裁量が与えられ、フレックスと違って
所定就業時間というものがなくなるため、私にとっては、時間の面からは
家庭と両立する上ではるかに今よりもラクになる。
(ちなみに我が社のフレックスは9時-2時コアタイムというあってなきが如し
 のものである)

一方で、完全成果主義、ということで、コミットした目標に対する責任は
当然重くなる。

今の状態で、この勤務体系に移行させようと上司が考えてくれていることは
本当にありがたい。
仕事を続けられるかどうかすら不安なのに。
次にいつ出社するかすら、今わからないのに。

でも。悩んでも仕方ない。
今は、心を占めているのは全然別のことで。こっちの方が大事。
チャンスはチャンスで素直にありがたく頂こう...
そして、今と違う生活に切り替える必要があったら、そのときはそのとき。

何も手につかない... 寝てばかりいる... という状態の今ですら
仕事のメールはすべて目を通し、どうしても必要なものだけに限定しているが
処理もしている私。
強迫神経症的に、やらずにいられない、というのも性格としてあるのだろうけれど
たぶん、完全に仕事から離れたら、私は私でなくなるっていうのもあるんじゃないか...

何も考えないでいよう。
柔軟に流していけばいい。

元気になってから... だよね。


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