感染しないために注意しなければいけないことを日常生活との比較で整理してみます。
♪病気になってしまったら | |
医者に行き、原因を調べ、薬を飲む |
ウィルススキャンソフトのパターンファイルを最新に更新した上で、スキャンを実行する。ウィルスが発見されたら駆除する。
Symantec社が無償で配布している駆除ツールは ココ
からダウンロードできます。 |
ちょっとした投薬でなおらない病気は手術も必要となる |
ウィルスが駆除できない場合には、感染したファイルはあきらめ、感染していないファイルのバックアップを取って、ディスクをフォーマットし、OSから再インストールする |
♪人に伝染さないために | |
なるべく家族から離れたところで寝起きする |
ネットワークから切断する。プロバイダーを経由してINTERNETに接続している場合にはモデムの電源を落とす、または電話線やケーブルを抜くなど。 |
入院して徹底治療する |
特定のメーラーを利用している場合にはアドレス帳を削除する。 |
2001年夏から秋にかけて猛威を振るった悪者はワームと呼ばれるものでした。ワードマクロウィルスのような、コンピュータウィルスは他のプログラムに寄生して増殖したり被害を与えたりしますが、ワームは自家増殖してどんどん感染仲間を増やしていくイヤなヤツです。
感染の90%はメールだといわれていますが、今回は感染したホームページを見ただけでReadme.exeというファイルが届き被害を拡大させました。
またパソコンに侵入すると、すべてのドライブのすべてのフォルダに自分のコピーを作成し、これらが実行されるとPCを感染させます。
感染すると、勝手にメーラーを起動し、アドレス帳にリストされた人にコピーを送りつけます。
特にOutlook、Outlook Expressの場合、添付ファイルをクリックしなくても感染してしまうのであっという間に被害が拡大しました。
これらはマイクロソフト製のブラウザーやメーラーのセキュリティホールをついて被害をもたらすものだったのですが、これは非常に普及しているソフトウェアであるため、犯人が中身を熟知しており攻撃しやすい上、ユーザ数が多いことから被害が拡大することを喜ぶ愉快犯なのでしょう。
家だって、水周りや消防設備は定期点検しますよね。PCも購入して必要なソフトをインストールしたらそれでおしまいではなく、メンテナンスが必要です。家に火災警報器をつけるようにウィルス監視ソフトをインストールしましょう。