てぃーたいむ

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★★痴呆日記その5★★



 父はまた6人部屋に移った・・父以外はみんな寝たきりの人ばかりで付き添いの奥さんたちがなんと父の相手をしていてくれてた。痴呆が入っていると分かってくれて寝たきりになるよりはボケてても会話できる方がいいといってた。だから父は人気者になっていた・・

次に移る病院に転院する日がきた。父は驚いたことに6人部屋に着き添いのおばさんたちの人気
になっていた。「また元気になったら遊びにおいでよ~」とおばさんたちがエレベーターの
とこまで見送ってくれたのだった。父のうれしそうな淋しそうな顔して手を振ってお別れしました・・
老人病院に到着するとそこは別世界・・・父より痴呆の進んだ方ばかりだった・・いきなり
車椅子のおじいさんが「おーおー」と無表情ですごい勢いで走ってきて私たちに何かいって
怒っている・・看護士さんが気がついてつれていってくれましたが・・・父もなんだここは??っ
て感じで家に帰りたがってしまった。私も内心思い描いていた病院とちがって父がかわいそうに思えた
。でも我慢してねと心の中でつぶやいていた・・そして前にいた総合病院は本当怒れた!なんと父の情
報が全く伝わってなかったのだ!紹介状には痴呆が進んで困るから早く受け入れを・・だけでどうしてこうなったとか病名も使った薬や輸血したことすべて伝わってないなんて・・・信じられなかった。結局また1から検査のやり直しになる。ここの先生は父は酒を飲む人とすぐに見抜いた・・
ヤバイ・・でも別に退院しろとかはいわれなかったのでひとまず安心・・・



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