ゆらおう

ゆらおう

毛布の必要性。



アフリカは寒暖の差が激しい。
昼間は40℃を軽々超え、夜はかなり冷え込む。
私たちなら洋服を着込めば済むことだし、アフリカでも裕福な人は温かいものも食べることができるし、洋服も着られる。

しかし、食べることもままならないほどの貧しい人たちは、Tシャツ1枚しかない。
その人たちにとって寒暖の差は体力を奪うものになる。

なので、毛布は夜は寒さ対策として、昼は日よけとして使われることが多いのだ。



なぜ、日本製の毛布を配る必要があるのか。

マラウィに行ったとき、道端で売っている毛布を見かけた。
申し訳ないが毛布とはいえないほどのものだった。
日本のゴワゴワした絨毯のようなものだった。
それでも高価なもので、マラウィで教師一か月分の給料ほどの値がした。
職がない人にとっては、まったく手に届かない貴重な品であることは間違いない。


日本製の毛布はかなり質がいい。
あたたかいし、長持ちもする。
ボランティアで行ったときに言われたことがある。
「毛布だけをおくるのではなくて、毛布を提供する人の気持ちもおくるんだよ」
だから日本の毛布は喜ばれるのだ。


毎年春ごろ、毛布は回収が全国で行なわれる。

あまりに汚かったり、破れている毛布はやめてほしいけど、洗濯さえしてあれば、新しい毛布でなくてもかまわない。

来年も変わらず、この先ずっと行なわれるだろう。
チラシを見つけたら、ぜひ協力して欲しいと思う。


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