先日、ジャンク扱いのHP2133ミニノートを買って、みごとにXPマシンとして復活しましたが、実はそれ以外に2台のパソコンがあります。(あくまで使える状態のものが)一台はリビングに置いてあるノートパソコンで、主にプリンターで印刷のため・・という10年近く前のSONY VAIO PCG-GRS500というものです。CPUはモバイル・セレロン1.7GHzだし、メモリーだって1GBだからたかが知れています。
そのVAIOですが、調子が悪くて余計に出番が無かったのです。メモリーあたりの接触が悪いようで、立ち上がらなかったりメモリーが514Mしか認識されなかったり・・・。一時期は諦めていたのですが、ふとしたきっかけで原因がわかりました。
不調の原因はこの部分です。メモリーが刺さっているスロットのハンダ付けの不良が原因だとか。だから蓋を押さえるようにしておくと動作したりしなかったりだったわけです。
とりあえずバッテリーを抜き、AC電源も抜き、メモリーをはずし、保護用のプラスティックの板も取り除きます。
この微細な部分のハンダ付けは、製造工程では手作業で行われるのではなく、機械処理で一気にハンダ付けするそうです。その加熱処理が甘いと端子が浮いてしまうという事例がこの機種や他社のものでもあるとか。
そこで業者はハンダ付けしなおすそうですが、僕の場合こんなに細かい部分をハンダ付けする極細の糸ハンダもハンダゴテもありません。ましてや視力だってありゃしない。
そこで考えたのは、手持ちの30Wのハンダゴテの先端に、ハンダを溶着させ、その状態で端子の上を横方向に滑らせていく方法です。最初にフラックスを塗って、そのように滑らせると、適度にハンダが端子に供給されました。何度かに分けて前後の端子、そしてメイン・メモリー、増設メモリーの両方の端子を処理して終了です。
ハンダ付けが済んだら、基板のフラックスはアルコールで拭いて除去しておきました。
で、結果ですが・・・・成功です。安定してパソコンは起動するようになりました。たったこれだけのことなのですが、故障ということで廃棄されたものが多くあったのでしょうね。もったいないなぁ。
CPU乗せ換えて、HDも容量の拡大をしようかとも思いましたが・・・・・やめておきます。あくまでサブ機なのですから、普通に使えるようになっただけで十分です。
にほんブログ村
ブログランキング参加中です。上のボタンをポチッとクリックお願いします!
シグマからレンズが戻ってきた 2024.11.14
整備中は以前のメインレンズで 2024.11.05
シグマ・レンズのカスタマーサポートへ行く 2024.11.01
PR
カレンダー
コメント新着
キーワードサーチ